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ラオスのスタンプタイプの査証。滞在期限が満了する前に隣接国に出国し、査証を取得するビザラン(Visa Run)と呼ばれるもの。見た目は入国許可・出国許可のスタンプと変わらない アメリカ合衆国の査証。
査証(さしょう)または ビザ(英: Visa , Travel visa)とは、国家が自国民以外に対して、その人物の所持する旅券が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書である[注釈 1]。
査証が発行国の入国を保証するものではなく、入国許可(上陸許可)申請に必要な書類の一部となっている。大多数の国家が同様の制度を運用している。
当該国民が正直な申告をし、不法滞在をしないとの他国の信頼を勝ち取っている国ほど、査証免除(ビザ無し入国許可、ビザ免除)が行われている。開発途上国ほど、観光ビザ入国から不法滞在してくるケースがあるため認められていない[1]。ビザ免除は総合的に判断されるため、双務的なものではない。そのため、向こうが免除していても、こちらでも認めた際にも不法滞在者や不法就労者の増大・国内の治安や国益にマイナスに繋がる可能性がある国には認めない[2]。 査証の主目的は、外国人が入国するにふさわしいかを事前判断する身元審査である。犯罪歴があるなど身元審査で不適格と判断された者には査証が発行されない。 査証は主に各国に駐在する領事機関(総領事館、領事館、大使館領事部など)が発行し、入国審査は出入国管理当局が行う。したがって渡航前に領事館等へ出頭し、申請・取得するのが原則である。旅行代理店などによる代理申請を認めるケースもある。 査証の発給を受けた者は入国したい国の政府から入国してもかまわないと推薦を受けた状態であり、実際の入国・滞在までは保証されない[3]。いわば「入国審査の予備審査を通過した証明書」とも換言できる。したがって査証を持っていても入国審査において追加の身分証明が必要になったり[3]、入国を拒否されることがある。査証がない場合は原則として入国審査自体が受けられず、審査結果である「入国許可(或いは不許可)」といった判定も得られない。 留学、就業などの長期滞在では必須の書類である一方、観光、商談などの短期滞在においては査証免除(ノービザ)が多数の国で行われており、必ずしも必要な書類とはいえなくなっている。 査証申請には受け入れ予定先からの招聘状や受け入れ先の詳細なデータを記した書類が必要になる場合がある。 査証は個人だけでなく団体に発給する場合もあり(団体査証)、また、稀に港や空港に到着後、入国審査の直前で発給されるケース(アライバルビザ)もある。 種類別名発行元説明 査証は在留許可(ないしは滞在許可)と混同されがちだが、査証が入国申請を行うための要件の一つであるのに対し、在留許可は『入国するため、あるいは入国後滞在を続けるための資格』である。
概要
査証・在留資格・旅券の違い
査証ビザ渡航先国の領事館等入国許可申請を行う際に要件となっている書類
滞在許可入国許可、上陸許可、在留許可出入国管理当局入国審査または滞在中に許可されるその国に滞在できる資格
旅券パスポート国籍国政府の外交部門(外務省)国際的な身分証明書であり渡航文書