柳澤管楽器
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柳澤管楽器株式会社
Yanagisawa Wind Instruments Co.,Ltd.
種類株式会社
本社所在地 日本
〒174-0051
東京都板橋区小豆沢2-29-5
設立1961年
業種金属製品
法人番号5011401006448
事業内容サクソフォンの製造販売
代表者代表取締役社長 柳澤信成
資本金1,600万円
従業員数89人
外部リンク ⇒http://www.yanagisawasax.co.jp/
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柳澤管楽器株式会社(やなぎさわかんがっき、英文名称:Yanagisawa Wind Instruments Co., Ltd.[1])は、日本サクソフォーンメーカー。初代・柳澤徳太郎により、1893年(明治29年)創業[2]。軍が輸入した軍楽隊の楽器の修理をしたことがはじまりとされている[2][3]。戦争とともに楽器工場に変わり、昭和26年(1951年)に柳澤孝信[† 1]が楽器作りを志し、サクソフォーンを試作した[2]。セルマー、ヤマハと並ぶサクソフォンの世界3大メーカーの1つとして数えられている[5][3][6]
目次

1 沿革

2 販売網

3 関連項目

4 脚注

4.1 注釈

4.2 出典


5 外部リンク

沿革

本項の基本的な出典は柳澤管楽器のサイト[2]株式会社プリマ楽器のサイト[7]の沿革による。

1954年(昭和29年)ヤナギサワ初のテナー・サクソフォーン、モデルT-3製作。当初はフルートとサクソフォーンの製造を手掛けていたが、後にサクソフォーンの専門メーカーとして1956年(昭和31年)アルト・サクソフォーン第1号(A-3)、1965年(昭和40年)A-5(アルト)、1966年(昭和41年)にT-5(テナー)を発表。同年、LowAキー付きバリトン・サクソフォーン(B-6)、翌々年にはソプラノ・サクソフォーン(S-6)、ソプラニーノ・サクソフォーン(SN-600)をそれぞれ完成発表。これにより、ソプラニーノからバリトンをラインナップする日本有数の管楽器メーカーとなる。

1979年(昭和54年)には日本初のカーブドソプラノ・サクソフォーン[3]1985年(昭和60年)には世界初のデタッチャブルネックのソプラノ・サクソフォーン[3]を発表するなど、一歩先行く技術力の高さを世界に示した。その後は素材にもこだわり、1992年(平成2年)には管体(ネック、胴部)にを使用した9930シリーズ、1998年(平成10年)には管体にの配合比を高くしたを使用した992シリーズ、1999年(平成11年)には管体総銀製の9937シリーズを発表。表面処理にも工夫を凝らし、ピンクゴールドプレートなどもラインナップする。2014年(平成26年)にアルト・サクソフォーンWOシリーズを、2015年(平成27年)にはテナー・サクソフォーンWOシリーズを発売。その後もソプラノ・サクソフォーン、バリトン・サクソフォーン、カーブドソプラノ・サクソフォーンのWOシリーズを発売予定。

その他、サクソフォーンの付属品としてエボナイト及びメタル製のマウスピース[8]やリガチャー(魔法のリガちゃん)、自社製品用とセルマー製品用にサムレスト及びサムフック(サムの魔法使い)[9]も手掛けている。

メタル製マウスピースとサムの魔法使いは管体と同様にゴールドやピンクゴールドのメッキ製品をラインナップしている。
販売網

日本国内では「プリマ・ヤナギサワ」ブランドを用いた総合卸商社プリマ楽器の販売が多いが、ゼンオンも取り扱いをしている[10]。海外での評価が高く、北米やEU諸国など世界各国への輸出が生産本数の大半を占め[5]、生産品や海外の需要にあわせた日本国内には無い仕様のモデルも存在する。アメリカ合衆国及びカナダでの販売はコーン・セルマーが行う[2]
関連項目

プリマ楽器

全音楽譜出版社

コーン・セルマー

脚注
注釈^ NHKファミリーヒストリー」(2015年2月13日放送)で満州にいた時、梅宮辰夫の父に命を助けられ、逆に戦後間もなく、父親が八路軍に連れられて残された家族の引き揚げを手助けしたことが描かれた[4]

出典^ “ ⇒Company Guide”. YANAGISAWA Saxophones Official website. 2018年9月23日閲覧。


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