柳橋歌舞伎(やなぎはしかぶき)とは、福島県郡山市中田町柳橋で行われる素人歌舞伎(農村歌舞伎)である。毎年9月の敬老の日の前日、柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)で定期公演が行われている。 江戸時代、柳橋地区は天領であったために芸能が自由に行われていた。そのため、地元の菅布禰神社の祭りでは村人により芝居が上演され、これが歌舞伎の始まりになったと伝えられる[1]。 明治時代以降、興行の規制や後継者の不足により何度か中断したが、1980年(昭和55年)、柳橋地区の住民により保存会が設立されて復活し、現在演じられる外題は一ノ谷嫩軍記など15を数える[2]。 1983年(昭和58年)3月31日には、柳橋歌舞伎が郡山市の重要無形民俗文化財に、また、2003年(平成15年)5月20日には公演に使用される歌舞伎衣裳17点が郡山市の重要有形民俗文化財に指定された。 2001年(平成13年)10月には、黒石荘(柳橋歌舞伎伝承館)が完成した。 2017年(平成29年)3月には、第21回ふるさとイベント大賞 ふるさとキラリ賞を受賞[3]。 現在では、毎年9月の敬老の日の前日、黒石荘の野舞台で公演が行われている。
歴史
公演場所定期公演当日の黒石荘
柳橋歌舞伎伝承館(黒石荘)
住所:郡山市中田町柳橋字町向51
電話:024-973-2123(定期公演当日のみ)
交通
磐越自動車道郡山東ICより車で30分(郡山東バイパス、広域農道、県道54号、県道65号経由)、臨時駐車場あり
郡山駅3番バス乗り場より小野駅前行または柳橋行で柳橋下車
脚注[脚注の使い方]^ ⇒郡山市観光協会 - 柳橋歌舞伎
^ ⇒うつくしま電子辞典 - 柳橋の歌舞伎
^ “ふるさとイベント大賞
外部リンク
柳橋歌舞伎 保存会