柏原駅
駅舎
かしわばら
Kashiwabara
◄CA79 関ケ原 (7.1km) (4.3km) 近江長岡 CA81►
所在地滋賀県米原市柏原1081北緯35度20分41秒
東経136度24分9.3秒
柏原駅(かしわばらえき[1])は、滋賀県米原市柏原にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である。駅番号はCA80。
岐阜県境とは1kmほどしかなく、滋賀県の駅としては最東端に位置する[注釈 1]。運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。目次 1883年(明治16年)に建設された当初の東海道線は関ケ原から山中に分け入り、長浜に連絡していたが、大津方面への延長は、同線の途中(後の深谷駅)から分岐して現在の近江長岡に直通する線形となった。しかし関ケ原 - 深谷間には25‰の連続急勾配が残り、難所となっていた。1899年(明治32年)10月に勾配緩和新線が開通し、旧線は同年12月に廃止となった。この新線区間に新設された駅が当駅である。 特急「つばめ」「はと」が蒸気機関車牽引だった当時は柏原駅の通過時分を国鉄本社へ直接報告することとなっていた。遅れが発生すると乗務員は後で叱責を受けることもあり、時には「マル(定時通過)にしてくれ」と書いたメモをホームで監視する駅長に投げ渡すこともあったと言われる[2]。 島式ホーム2面4線を有する地上駅だが、通常は外側2線は使われていない[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。 大垣駅管理で、公益財団法人米原市シルバー人材センターが乗車券発券業務を受託する簡易委託駅となっている[5]。自動改札機・自動券売機は設置されていない。なお、マルス端末は設置されているが、取り扱いに制限がある。 番線路線方向行先備考 2015年3月改正ダイヤ時点では、通常の旅客列車は2・3番線のみ発着する。1・4番線は貨物列車や工事列車などの待避に利用される。 米原方面・大垣・名古屋方面ともに、1時間に2?3本の電車が発着し、特急以外の全種別の列車が停車する。新快速・特別快速などの快速列車の主な行き先は豊橋駅だが、一部列車において、浜松駅まで運転される列車が設定されている。ホームライナー等のライナー系列車は運転されていない。 普通列車は、主に大垣駅までの区間列車の設定が多く、大垣駅で新快速等の快速列車に乗り継ぐダイヤとなっている。 2018年度の1日平均乗車人員は274人であり、東海道本線で最も少ない。 「滋賀県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。 年度1日平均
1 歴史
1.1 年表
2 駅構造
2.1 のりば
3 ダイヤ
4 利用状況
5 駅周辺
6 同字別読みの駅名
7 隣の駅
8 脚注
8.1 注釈
8.2 出典
9 関連項目
歴史
年表
1900年(明治33年)2月21日:国有鉄道東海道線(1909年に東海道本線に改称)の関ケ原駅 - 長岡駅(現在の近江長岡駅)間に新設開業。一般駅。
1960年(昭和35年)9月16日:貨物の取り扱いを廃止。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
1993年(平成5年)3月:JR全線きっぷうりば営業開始[3]。
2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正に伴い、姫路方面に直通する普通電車の運用が廃止される。
2019年(平成31年)3月2日:ICカード「TOICA」の利用が可能となる[4]。
駅構造 ホーム
のりば
1・2CA 東海道本線下り米原・京都方面[注釈 2]1番線は事実上予備ホーム[1]
3・4上り大垣・名古屋方面[注釈 2]4番線は事実上予備ホーム[1]
ダイヤ
利用状況
乗車人員出典
1992年538[6]
1993年521[7]
1994年516[8]
1995年493[9]
1996年477[10]
1997年424[11]
1998年407[12]
1999年391[13]
2000年383[14]
2001年375[15]
2002年355[16]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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