柄刀一
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柄刀 一
(つかとう はじめ)
誕生 (1959-02-02)
1959年2月2日(65歳)
日本北海道夕張市
職業小説家推理作家
言語日本語
国籍 日本
最終学歴専門学校札幌デザイナー学院卒業
活動期間1998年 -
ジャンル推理小説
代表作『密室キングダム』(2007年)
デビュー作『3000年の密室』(1998年)
ウィキポータル 文学
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柄刀 一(つかとう はじめ、1959年2月2日[1] -)は、日本小説家推理作家北海道夕張市生まれ[2]札幌市在住[1]北海道札幌開成高等学校専門学校札幌デザイナー学院卒業。日本推理作家協会本格ミステリ作家クラブ会員。ペンネームはジョン・ディクスン・カーに由来する[2]北海道日本ハムファイターズのファンである。
経歴

専門学校卒業後、フリーターとして配管工など多くの職業を経験しながら20年近く投稿生活を続ける。

1994年鮎川哲也編集長を務める公募短編アンソロジー『本格推理3』に「密室の矢」が採用される。本格推理シリーズにはその後も「逆密室の夕べ」「ケンタウロスの殺人」の2編が採用された(これら3編はのちに『OZの迷宮 ケンタウロスの殺人』にまとめられた)。

1997年、『3000年の密室』で第8回鮎川哲也賞の最終候補作に残る。受賞は逃したが選考委員をしていた有栖川有栖らの推薦を受けて、1998年、同作で小説家デビューする。デビュー後に刊行された『サタンの僧院』はメフィスト賞に投稿した作品である。

2007年に発表した長編『密室キングダム』は、高校卒業に前後して書き上げた初めての長編推理小説を大幅に改稿したものである[3]。同作はその年の「本格ミステリ・ベスト10」で第3位、「週刊文春ミステリーベスト10」で第10位、「このミステリーがすごい!」で第16位と高く評価された。

2011年に『2012本格ミステリ・ベスト10』のなかで発表された「2001-2010 新世紀『本格短編ミステリ』オールベスト・ランキング」では、「ゴーレムの檻」が第6位に、「アリア系銀河鉄道」が第16位にランクインしている。

2013年から2015年まで、本格ミステリ作家クラブの監事をつとめる。
文学賞候補歴

1994年 - 『死者の立つ淵』で第7回日本推理サスペンス大賞候補。

1996年 - 『朱の絢爛』で第7回鮎川哲也賞候補。

1997年 - 『3000年の密室』で第8回鮎川哲也賞候補。

2004年 - 『OZの迷宮 ケンタウロスの殺人』で第57回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補。

2006年 - 『ゴーレムの檻』で第59回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補、第6回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。

2007年 - 『時を巡る肖像』で第7回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。

2008年 - 『密室キングダム』で第61回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補、第8回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。

2009年

「身代金の奪い方」で第62回日本推理作家協会賞(短編部門)候補。

『ペガサスと一角獣薬局』で第9回本格ミステリ大賞(小説部門)候補。


ミステリ・ランキング

週刊文春ミステリーベスト10

2000年 - 『アリア系銀河鉄道』17位

2007年 - 『密室キングダム』10位



このミステリーがすごい!

2008年 - 『密室キングダム』16位

2020年 - 『或るエジプト十字架の謎』23位

2021年 - 『ジョン・ディクスン・カーの最終定理』36位



本格ミステリ・ベスト10

1999年 - 『3000年の密室』18位

2000年 - 『サタンの僧院』20位

2001年 - 『アリア系銀河鉄道』12位

2003年 - 『奇蹟審問官アーサー 神の手の不可能殺人』21位

2004年 - 『OZの迷宮』8位、『シクラメンと、見えない密室』24位

2006年 - 『ゴーレムの檻』9位、『御手洗潔対シャーロック・ホームズ』19位、『fの魔弾』27位

2008年 - 『密室キングダム』3位、『時を巡る肖像』27位

2009年 - 『ペガサスと一角獣薬局』8位、『消滅島RPGマーダー』30位

2010年 - 『奇蹟審問官アーサー 死蝶天国』29位

2012年 - 『システィーナ・スカル』20位

2015年 - 『密室の神話』7位

2019年 - 『ミダスの河 名探偵・浅見光彦vs.天才・天地龍之介』20位


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