枚岡神社
本殿(東大阪市指定文化財)
手前から奥に第二殿・第一殿・第三殿・第四殿。
所在地大阪府東大阪市出雲井町7-16
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度40分11.83秒 東経135度39分2.48秒 / 北緯34.6699528度 東経135.6506889度 / 34.6699528; 135.6506889 (枚岡神社)
枚岡神社(ひらおかじんじゃ)は、大阪府東大阪市出雲井町(いずもいちょう)にある神社。式内社(名神大社)、河内国一宮。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。 大阪府東部、生駒山地西麓において西面して鎮座する[1]。後背山上の神津嶽における山岳信仰に始まるとされ、中臣氏の祖の天児屋根命を主祭神とする中臣氏の氏神として知られる。 中臣氏から分かれた藤原氏が氏神として春日大社を創建した際には、祭神4柱のうち2柱として当社の天児屋根命・比売神の分霊が勧請されており、それに由来して「元春日」とも称される。その後も藤原氏の繁栄に伴って崇敬を高め、平安時代に神階は正一位勲三等の極位に達している。中世以降は河内国の一宮として崇敬され、明治維新後は近代社格制度では最高位の官幣大社に位置づけられた全国的にも有力な古社である。 本殿は春日大社と同様に春日造4棟からなり、東大阪市指定有形文化財に指定されている。また多くの祭祀を現在まで継承しており、特殊神事のうちでは粥占神事が大阪府選択無形民俗文化財に選択され、注連縄掛神事が東大阪市指定無形民俗文化財に指定されている。 枚岡神社の社名について、史料には主なものとして次の呼称が見える。 以上に見えるように、古代より社名には「枚岡」と「平岡」の字が併用されている[1][2]。その傾向は近世まで踏襲され、現在に残る石標・燈籠にも「平岡」の用字が認められる[2]。 現在の祭神は次の4柱[3][4]。本殿4棟(第一・第二・第三・第四殿)に各1柱が祀られる。
概要
社名
天児屋根命 - 『続日本後紀』[原 1][原 2]
平岡大神社 - 『続日本後紀』[原 3]
平岡神 - 『日本文徳天皇実録』[原 4]・『日本三代実録』[原 5][原 6]・『延喜式』四時祭上[原 7]
枚岡天児屋根命 - 『日本三代実録』[原 8]
枚岡神 - 『新抄格勅符抄』[原 9]・『日本三代実録』[原 10]
枚岡神社 - 『延喜式』神名帳[原 11]・臨時祭[原 12]
枚岡社 - 『延喜式』臨時祭[原 13]・四時祭下[原 14]
祭神
第一殿:天児屋根命(あめのこやねのみこと) - 主神、中臣氏祖神。
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