日本の官僚板東久美子ばんどう くみこ
生年月日 (1954-04-25) 1954年4月25日(70歳)
出生地 日本・岡山県
出身校東京大学
配偶者板東一彦
消費者庁長官
在任期間2014年8月1日 - 2016年7月31日
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板東 久美子(ばんどう くみこ、1954年4月25日[1] - )は、日本の元文部・文科官僚。現在は公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン理事[2]、任意組織の令和臨調運営幹事[3]を務める。
文部科学審議官、消費者庁長官、日本司法支援センター理事長、国立病院機構理事を歴任した。岡山県岡山市生まれ[4](出身が徳島県となっているプロフィールもある[5])。文部科学事務次官の山中伸一は入省同期。夫は元経産省官僚で、元日本貿易保険理事長の板東一彦。
略歴
1973年3月 - 岡山県立岡山朝日高等学校卒業
1977年3月 - 東京大学法学部卒業
1977年4月 - 文部省入省
1994年8月 - 文部省学術国際局国際企画課教育文化交流室長
1995年4月 - 文部省生涯学習局婦人教育課長
1996年7月 - 文化庁文化部著作権課長
1998年10月 - 秋田県副知事[6]
1999年 - (大阪大学人間科学部非常勤講師 兼務)
2000年 - 文部省教育助成局財務課長
2001年 - 文部科学省高等教育局高等教育企画課長
2003年 - 文部科学省大臣官房人事課長
2004年 - 文部科学省大臣官房審議官(官房担当)
2006年7月 - 内閣府男女共同参画局長
2009年7月 - 文部科学省生涯学習政策局長
2012年1月 - 文部科学省高等教育局長
2013年7月 - 文部科学省文部科学審議官
2014年8月 - 消費者庁長官[7]
2016年8月 - 退官[8]、同庁顧問
2017年 日本司法支援センター理事
2018年 日本司法支援センター理事長
2018年 国立病院機構理事
2023年 人口戦略会議実務幹事
人物
2012年(平成24年)11月1日に大学設置・学校法人審議会が新設大学の認可を文部科学省に答申したが、翌2日に田中眞紀子文部科学大臣が秋田公立美術大学ほか2大学を不認可とすることを公表したときの高等教育局長[9]。世論・マスコミの反発が大きく、田中は6日後の同月8日に撤回したため、板東が認可状を手渡した[10]。田中はマスコミの取材に対し、就任間もない大臣(前月10月1日就任)が大学の認可・不認可という重要事項を自分の一存で決められるものではなく、事務方の意向に沿っただけであるとしている[11]。
小泉純一郎内閣の下で推し進められた司法制度改革で、同僚の合田隆史や、法務省の黒川弘務などとともに司法制度改革の実務を担った[12]。同改革の一環として誕生した日本司法支援センター(法テラス)の理事に2017年10月に就任、同団体初の法曹資格を持たない理事長として2018年4月に第5代理事長に昇格した[13]。
脚注^ ⇒県政だより「あきた新時代」'98年度1号
^ ⇒セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン役員構成/組織図
^ 令和臨調 主な役職と専門部会等編成