松本駅
お城口(2017年12月)
まつもと
Matsumoto
所在地長野県松本市深志一丁目.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯36度13分50.4秒 東経137度57分50.1秒 / 北緯36.230667度 東経137.963917度 / 36.230667; 137.963917
松本駅(まつもとえき)は、長野県松本市深志一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・アルピコ交通の駅である[3][4]。 松本市の中心駅で、駅周辺には繁華街が広がり多くの企業、また信州大学をはじめとする各種学校の最寄駅でもある。利用者層は幅広く平日は朝夕を主として、休日は日中を含めて混雑が見られる。周辺に多くの観光地があり当駅はその拠点駅となっており、土休日には観光ツアーの団体客、旅行客等の利用で賑いをみせる。 JR東日本の篠ノ井線と大糸線、アルピコ交通の上高地線が乗り入れている。JRの駅としての所属線は篠ノ井線であり[1]、大糸線と上高地線は当駅を起点としている。篠ノ井線の列車については、塩尻駅を介して中央本線(中央東線・中央西線)へ直通する列車も多数設定されている。そのためJR東日本では、旅客案内上は当駅以南も中央本線の一部として案内されている。大糸線は駅番号「42」が[報道 1]、アルピコ交通上高地線では駅番号「AK-01」が付与されている[5]。 特急列車は、東京方面とを結ぶ「あずさ」と、名古屋・長野方面とを結ぶ「しなの」の全列車が停車し「あずさ」については大糸線に直通する一部列車を除き当駅を始終着としている。2018年頃までは土、休日に運転される「はまかいじ」も発着していた。 篠ノ井線は当駅以南が東京近郊区間に入る。JR松本駅の事務管コードは▲511504[6]。 当駅はJR東日本とアルピコ交通が構内を共用する共同使用駅で、JR東日本が駅を管轄している。標高は586.0メートル[3]。 0番線から7番線(0・6・7番線は切欠きホーム)まで、各ホームに2線ずつ、計4面8線のホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。 7番線は上高地線用ホームで改札口から番線までの途中にある。JR線からの乗り継ぎはJR乗車券を持ったまま乗り換え可能で精算時には運転士に乗車券を渡し松本からの運賃を渡す方式である。逆にJR線への乗り継ぎには運転士に上高地線運賃と引き換えに乗継券を受け取りJR線の電車で乗務員または線内の駅で乗継券を渡しJR運賃を精算する。 改札口は1箇所で3階にある。その他3階に、JR東日本の設備として駅事務室・みどりの窓口、VIEW ALTTE(ATM)がある。また、自動券売機(一部上高地線にも対応)、指定席券売機、自動改札機を設置している。松本市も設備を有しており、観光案内所がある。びゅうプラザ閉鎖に伴い跡地に訪日外国人専用カウンターが設置された。 松本統括センターの拠点駅。直営駅(駅長配置)であり、管理駅として篠ノ井線の村井駅 - 冠着駅間の各駅および大糸線の北松本駅・島内駅・島高松駅を管理している。 駅舎の店舗は、駅ビル「MIDORI」と2階・3階で接続しているほか、3階にスターバックスコーヒー、NewDays(土産屋を併設)がある。 改札の外には、お城口(東口)・アルプス口(西口)それぞれにエスカレーターとエレベーターが設置され、車椅子利用者単独での利用が可能である。 改札の中の通路及びホーム上にNewDays、各種売店がある。駅そばは0・1番線にある。
概要
歴史
1902年(明治35年)
6月15日:官設鉄道(後の日本国有鉄道)篠ノ井線が西条駅から延伸した際の終着駅として開業[1][3]。旅客・貨物の取扱を開始[1]。
12月15日:篠ノ井線が塩尻駅まで延伸され、途中駅となる。
1915年(大正4年)4月5日:信濃鉄道が開業し、南松本駅(現在の南松本駅とは別)が設置される[7]。
1916年(大正5年)9月18日:南松本駅が松本駅に統合[7]。
1921年(大正10年)10月2日:筑摩鉄道(後の松本電気鉄道、現・アルピコ交通)島々線(現・上高地線)が開業し、当駅で接続[4]。
1937年(昭和12年)6月1日:信濃鉄道が国有化され、大糸線となる[7]。
1942年(昭和17年)4月:駅舎改築[3]。
1947年(昭和22年)2月4日:夕方に駅舎内から出火[注釈 1]し、木造2階建300坪が全焼[8]。出火原因は漏電が疑われている[8]。田沢駅、南松本駅で折り返し運転を行った。
1948年(昭和23年)4月28日:駅舎改築[8]。
1964年(昭和39年)4月1日:松本電気鉄道浅間線廃止[8]。後に駅前広場を改良。
1965年(昭和40年)10月1日:みどりの窓口設置。
1968年(昭和43年)6月1日:(松本電気鉄道連絡貨物を除く)貨物の取扱を廃止[1]。
1972年(昭和47年)4月1日:旅行センター開業[9]。
1973年(昭和48年)12月1日:松本電気鉄道連絡貨物の取り扱いを廃止[1]。
1978年(昭和53年)
7月22日:駅舎改築[3][新聞 1]。
10月14日:昭和天皇が第33回国民体育大会に合わせて県内を行幸。お召し列車が長野駅発、松本駅着で運転[10]。
1986年(昭和61年)11月1日:新聞紙を除く荷物の扱い廃止[1][7]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となる[1]。
1992年(平成4年)4月2日:駅ビルが改装、「セルヴァン」から「MIDORI」となる[新聞 2]。
2006年(平成18年)5月20日:東西自由通路一部供用開始(改札口供用開始、西口バリアフリー化、みどりの窓口移転)、自動改札機稼動開始[新聞 3]。
2007年(平成19年)9月1日:駅舎改築完成[8]。
2010年(平成22年):駅ビル前のオアシス風の広場を解体し、広場が整備される。
2012年(平成24年):駅前広場整備事業が完成。
2014年(平成26年)4月1日:篠ノ井線塩尻方面でICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 2]。東京近郊区間に編入される[報道 2]。
2019年(令和元年)
9月30日:びゅうプラザの営業を終了[報道 3]。
11月22日:改札前広場(待合室)設置[報道 4]。
2020年(令和2年)3月23日:訪日外国人専用カウンター「JR EAST Welcome Center MATSUMOTO」を開設[報道 5]。
2021年(令和3年)
8月15日:令和3年8月の大雨で上高地線の西松本駅 - 渚駅にある田川橋梁が被災し、上高地線の該当区間が運休となる。
8月16日:当駅 - 新村駅間で代行バス運行を実施。当駅の代行バス乗り場はアルプス口(西口)広場ロータリー西側。
10月8日:上高地線の渚駅 - 新島々駅間で列車の運転を再開。当駅 - 渚駅間の代行バスは継続。
2022年(令和4年)6月10日 - 上高地線の当駅 - 渚駅間の列車運転再開に伴いバス代行輸送を終了。
2024年(令和6年)3月16日 - 0番線発着の定期列車が無くなる(休止)。並びにお城口(東口)バスのりばにバスターミナル発着する信大横田循環線など一部路線が発着開始、また並柳団地線系統2(日中便のみ)はバスターミナルに移転。
2025年(令和7年)春以降:篠ノ井線篠ノ井方面および大糸線でICカード「Suica」の利用が可能となる(予定)[報道 6]。
駅舎(1978年)
改築前の駅舎(2005年)
改築前の改札口(2005年)
駅構造