松本市
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まつもとし 
松本市

松本城
旧開智学校上高地梓川焼岳
縄手通り商店街浅間温泉



松本市旗松本市章

日本
地方中部地方甲信越地方
都道府県長野県
市町村コード20202-9
法人番号2000020202029
面積978.47km2

総人口237,315人 [編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度243人/km2
隣接自治体塩尻市安曇野市大町市岡谷市上田市諏訪郡下諏訪町東筑摩郡山形村朝日村筑北村小県郡長和町青木村木曽郡木曽町木祖村
岐阜県高山市
市の木あかまつ
市の花れんげつつじ
市制施行1907年5月1日
松本市役所
市長[編集]臥雲義尚
所在地390-8620
長野県松本市丸の内3-7
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松本市役所庁舎
外部リンク公式ウェブサイト

■ ― 市 / ■ ― 町 / ■ ― 村

地理院地図GoogleBingGeoHack
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特記事項市庁舎位置の標高:592.21m
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ウィキプロジェクト

松本市(まつもとし)は、長野県中信地方に位置する中核市国際会議観光都市に指定されている。
概要

国宝松本城を中心とする旧城下町。城下町は松本城の外堀に沿って善光寺街道が通っており、千国街道や野麦街道が分岐する交通の要衝となっている[1]1871年(明治4年)の廃藩置県後、1876年(明治9年)まで長野県とは別に筑摩県が置かれ、その県庁所在地になっていた[1]。長野県との合併後も拠点機能の一部は松本市に置かれ、日本銀行の支店や旧制高等学校が設置された[1]

キャッチフレーズは「文化香るアルプスの城下町」、「三ガク都(楽都、岳都、学都の三つのガク都。音楽、山岳、学問を標榜する)」などがある[2]。市のマスコットはアルプちゃん

日本で最も古い小学校のひとつ開智学校の開校、改正高等学校令に基づく全国9番目の官立旧制高等学校でもある松本高等学校の招致など、教育に熱心な面があった。国立大学法人が1県1学の県に於いて本部が県庁所在地以外に置かれているのは、信州大学の他は弘前大学青森県弘前市)・広島大学広島県東広島市)・琉球大学沖縄県中頭郡西原町)のみである。

また小澤征爾ら一流の音楽家が一斉に集う夏のセイジ・オザワ 松本フェスティバルの開催、全国に(一部海外にも)広がるスズキ・メソード花いっぱい運動の発祥、映画テレビドラマなどのロケ支援を市が行うなど、文化を尊重する気風は今も健在である。食品ロス削減の取組み「残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動」の発祥の地で、「第1回食品ロス削減全国大会」が2017年10月開催された[3][4]

第二次世界大戦による戦災を免れたことから、旧開智学校(国宝)などの歴史的建造物が多く残る[注釈 1]。松本市においては2008年4月から「市都市景観条例」が改正され、松本城周辺の建築物の高さ規制が厳しくなることからマンション建設を前倒しする動きが見られた。これに対し周辺住民の反対意識は強く、既に完成した縄手通りのマンション建設には建設反対運動が起こった。

近代的な駅中心部から市の外側に進むにつれ、昔ながらの田園、果樹園の風景に変わっていく。東側の里山辺を越えると、ワイナリー温泉街などの観光地が広がり、美ヶ原高原へと続く。
地名の由来松本市中心部周辺の空中写真。2011年9月7日撮影の60枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

現在の市名である松本の由来は諸説あるが、通説では武田氏の侵攻により落ち延びたかつての信濃守護職・小笠原長時の三男小笠原貞慶が1582年に旧領を回復した際に「待つ事久しくして本懐を遂ぐ」と述懐し改名したとされる(小笠原氏は長らく信濃府中奪還という本懐を抱いており、それが叶ったことから、待つ本懐を→松本懐→松本 と略され松本となった)。他に、小笠原宗家(府中)が分家(松尾)とのお家騒動に勝利したことを記念したとする説があるが、内訌は約50年前に片付いており、この説は時代的に合わない。「松本」という氏姓は松本市の「松本」地名よりも遥か昔から存在するが相関はなく、松本市に松本氏が多いということはない。市役所などによって「広報まつもと」のようにひらがなで表記されることもある。

また松本市周辺や松本地域松本平筑摩(つかま/ちくま)(筑摩野(つかまの/ちくまの)とも)などと呼ばれる。旧県名の筑摩県は、前身の松本町が筑摩郡(1879年以降は東筑摩郡)に属していたことに由来する。
古称

平安時代以降、信濃国国府が置かれたと推測されている。中心市街地は古くは深瀬郷(深志郷)、捧庄(ささげのしょう)または庄内、信濃府中または信府などと呼ばれていた。捧庄、庄内の由来は国衙比定地とされる市東部にあった八条院領の荘園で、現在市内にある本庄、庄内という地名はこの名残であると考えられる。「信府」は国府が置かれたことに由来する「信濃府中」の略称である。 現在、最も知られているのが深志で、太古の松本盆地が湿地帯であったことを示すとされる「深瀬郷」が転訛したものであり、現在でも社名、校名などに使われている。女鳥羽川を挟んで北側が北深志地区、南側が南深志地区となる。
外部地域との関係

日本海側水系の地域であるが、大都市への志向は総じて太平洋側の名古屋東京の両都市への傾斜が大きく、中京圏首都圏との繋がりが見られる。鉄道でも、中央本線を通じて、両地域からの特急列車が乗り入れている。

一方で、しなの鉄道線(旧信越本線)沿線や、日本海側との繋がりはさほど強くない。特に、県庁所在地の長野は日本海側とのつながりが深く、風土も同じ県内にある松本よりも日本海側に近い部分が多いため、後述の通りで事あるたびに対立して来た。
地理日本で三番目の高さの穂高岳梓川と焼岳(上高地)
位置

松本市は、長野県の中央からやや西の所にあり、県庁所在地長野市から南西へ75km、名古屋市から北東に190km、東京特別区から西北へ240kmに位置している。2005年の合併後の市域は、西の飛騨山脈(北アルプス、西山、3000m級)から、東の筑摩山地美ヶ原、東山、2000m級)までと広大であり、長野県内では最も広い(全国の市では20位)。松本市街地(松本駅周辺など)は、2つの山脈(山地)の間にある松本盆地の中央部、複合扇状地上に位置する(標高約600m)。市域は5000万年前は海底にあった。

河川では、上高地方面から流れ出す梓川が市の西部を流れ、奈良井川が市を二分するように横断している。また、市街地には清流である女鳥羽川が横断している。女鳥羽川はもとは現在の大門沢川のルートを流れていたと考えられるが、江戸時代はじめに人工的に流路が変えられ今の姿になった。山では、合併に伴い日本百名山の山が多数松本市に編入され、岳都(学都、楽都とならび松本市のキーワードとなっている)の側面が強くなった。松本市には標高第3位の穂高岳や第5位の槍ヶ岳があるが、市街地からは手前の常念山脈に隠れて見えないため、市民には常念岳美ヶ原のほうが親しまれている。中部山岳国立公園八ヶ岳中信高原国定公園が市内にあり、前者には特別天然記念物ライチョウが生息する。また、景勝地の上高地も市内にある。

市内には多数の扇状地が形成されている。また、松本市はフォッサマグナの上にあり、松本盆地東縁に沿う糸魚川静岡構造線が旧市街地の西側を通っている。市内南部の牛伏寺断層も糸魚川静岡構造線を構成する断層の1つとされ、30年以内のマグニチュード6.5以上の地震発生確率が25.21%と全国で最も高い活断層として地震関連のテレビ番組などでもよく紹介されている。2011年6月30日午前8時16分ごろ、長野県中部を中心とする強い地震が発生し、同市で震度5強を、山形村で震度4を観測した。また、国宝松本城に小さなひびが入るなどの被害が出た。

森林面積は74,000haで、市域全体の約81%を占める。
地形
山岳

代表的な山には標高を掲載した。
主な山


穂高岳(3190m=全国3位)、槍ヶ岳 (3180m=全国5位)、乗鞍岳 (3026m)、大天井岳 (2922m)、常念岳 (2857m)、大滝山焼岳霞沢岳美ヶ原三才山

河川
主な川


梓川犀川女鳥羽川奈良井川田川薄川牛伏川鎖川大門沢川湯川、宮入川、保福寺川

湖沼
主な湖


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