松前町_(愛媛県)
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まさきちょう 
松前町
ひょこたん池公園


松前町旗松前町章
1990年3月31日制定

日本
地方四国地方
都道府県愛媛県
伊予郡
市町村コード38401-1
法人番号7000020384011
面積20.38km2

総人口29,271人 [編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度1,436人/km2
隣接自治体松山市伊予市、伊予郡砥部町
町の木マツ[1]
町の花ヒマワリ[1]
松前町役場
町長[編集]田中浩介
所在地791-3192
愛媛県伊予郡松前町筒井631
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松前町庁
外部リンク公式ウェブサイト

■ ― 市 / ■ ― 町・村

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松前町(まさきちょう)は、愛媛県伊予郡である。

伊予郡で唯一海に面する港町であり、以前の基幹産業は漁業で、周辺自治体への魚類の行商も重要だったがこれは廃れた。江戸時代の義農として知られる義農作兵衛の出身地でもあり「義農」と付く事物が複数現存する。ただ、現在は松山市ベッドタウンとして宅地開発が行われ、臨海部には工場も立地するなど、人々の生活スタイルや産業構造は変貌を遂げた。
地理

瀬戸内海伊予灘に面する松前町は、四国北西部の道後平野の南端部に位置し、愛媛県内で唯一「山のない」自治体でもある。町域は南北方向よりも東西方向が長い。臨海部は埋め立ても行わてきたものの、町域面積は20.41 km2[1]、愛媛県内の自治体では最も狭い。このような狭い町域ながら、海岸側に伊予鉄道郡中線、内陸側にJR予讃線が縦貫しており、伊予鉄道とJRを合わせて6つの鉄道駅が立地している。

また松前町は水に恵まれた土地で、北から順に重信川、国近川、そして河口が松前港に直結している長尾谷川、あとは大谷川が、概ね東から西へと流れ伊予灘へと流れ込んでいる。これらの河川の中で、道後平野南部の主要な河川は重信川である。現在の重信川は松山市との行政境界を流れているものの、元々は現在の松前町の中央部を東西に流れていた関係で、松前町は地下水に非常に恵まれている。このため1994年に発生した異常渇水の際も、近隣の松山市、伊予市が時間給水に踏み切らざるを得なかった時期においてすら、松前町では断水は発生しなかった。なお、町内には福徳泉も存在する。このような土地柄のため、瀬戸内式気候の土地では一般的に目立つ溜め池だが、松前町内で特に目立つのは伊予市との境界付近にある蓼原池のように数が限られている。これらの河川の中で、最も南の大谷川は一部が伊予市との行政境界を成している。この他にも、ごく短い区間ながら長尾谷川にも伊予市との行政境界を成している箇所が存在する。
地域区分

松前町は1955年の合併の際の3つの旧町村と小学校の校区が同一であるため、19の丁目から松前校区、岡田校区、北伊予校区の3つに大別される。1955年の合併以前の名残で、町内で「松前」と言った場合は、松前町全体ではなく松前地区を指す場合が多い。
松前(南西松前)地区

 南黒田・北黒田・浜・筒井

役場が立地するなど、松前町の中心街であり、商店街も見られる。さらに、岡田地区にまたがった田圃や空き土地だった民有地を利用して商業施設のエミフルMASAKIを誘致した。昔は漁村であったが、今日では臨海部の埋め立て地に東レの工場が立地するなど工業も目立つ。この他、松前公園も整備されている。

松前地区には、伊予鉄道郡中線の松前駅地蔵町駅がある。宗意原などの松前小学校周辺地域(筒井、北黒田)は、古くから住宅開発が進んだ地域で保育所なども見られる。
岡田(北西松前)地区岡田地区の街並み
高柳で撮影

大間・上高柳・恵久美・昌農内・西高柳・西古泉・北川原

重信川を挟んで松山市に接している地区である。松山市側から重信川を越えてくる伊予鉄道郡中線が通り、古泉駅岡田駅があるに、出合大橋で重信川を渡る国道56号も貫通しており、付近の県道の出合橋でも重信川を渡れる事から、松山市のベッドタウンとして都市化が進み、集合住宅が多く立地している。
北伊予(東松前)地区

 徳丸・中川原・出作・神崎・鶴吉・大溝・横田・東古泉

元々は松前町の東部に位置する田園地域であった。しかし近年は住宅が増加しており、人口も徐々に増加している。ここに福徳泉もあり、周辺は福徳泉公園として整備された。JR予讃線北伊予駅伊予横田駅がある。なお、伊予横田駅の東側にJR鉄道貨物基地があり、アクセス道路の設置などが進んでいる。
人口

臨海部に工場が立地し、近年は松山市のベッドタウンとして宅地開発が進むなどした事に伴い、松前町の人口も増加した。ただ、2005年度に一旦人口減に転じたものの2007年度春には再び人口が増加した。しかしその後、人口は緩やかに減少を始めた。2010年国勢調査では四国地方の町では徳島県藍住町に次いで2番目に人口が多かった。2018年現在の松前町の人口は愛媛県の20の自治体の中では東温市に次ぐ12位である。


松前町と全国の年齢別人口分布(2005年)松前町の年齢・男女別人口分布(2005年)
■紫色 ― 松前町
■緑色 ― 日本全国■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性
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現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。

松前町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より



隣接している自治体

松前町に隣接している自治体は3つある。北に位置する松山市以外に、南に位置する伊予市、そして、松前町と同じ伊予郡で東に位置する砥部町である。ただし、砥部町と接しているのは、数百メートルの区間しかない。

ところで、近接する松山市内にも、同じ“松前町”と言う地名が見られる。これは、江戸時代に新たに松山城を築城した事で、本拠地が松前から移動したのだが、この際に町の人々も移住させた名残である。このため、伊予郡の松前町には松前城跡がある。松山市の松前町の付近は、城下では最も古くから開けた地域であった。
交通

伊予鉄道の郊外線の1つである郡中線と、JR四国の予讃線の2本の鉄道路線が通っている。なお、国道56号を始めとした道路では、重信川を越える付近で、しばしば渋滞が発生する。また松山空港が近く、騒音の問題もある[注釈 1]
鉄道路線

伊予鉄道郡中線 - 松山市の中心部方向から南西方向に重信川を鉄橋で越えて向かい、松前港付近で南に曲がり、伊予市の中心部へ至る路線である。


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