この項目では、弁護士・参議院議員について説明しています。実業家については「松井道夫」をご覧ください。
松井 道夫(まつい みちお、1906年(明治39年)11月1日[1] - 2014年(平成26年)9月19日[2])は、日本の弁護士、裁判官、政治家。緑風会所属参議院議員[3]。都市計画家・早稲田大学教授の松井達夫は兄[4]。 新潟県出身。1929年、東京帝国大学法学部法律学科(英法)を卒業し、弁護士となる[3]。 その後、判事に任官。長野地方裁判所、千葉地方裁判所、松山地方裁判所、甲府地方裁判所で判事を務めた。満洲国に転じ、ハルビン地方法院審判官、牡丹江高等法院審判官、チャムス地方法院次長を歴任。帰国後、甲府地方裁判所部長を務めた[3]。 1947年4月、第1回参議院議員通常選挙において全国区に出馬し当選(任期3年)。1950年6月、第2回通常選挙で落選したため、参議院議員を一期のみ務めた[3]。 2014年9月19日老衰のため死去。107歳[1]。死去時点で新潟県の男性最高齢であった。
経歴
主張
尊属殺等重罰規定に反対していた(第一回国会で唯一の反対者だった。平成7年(1995年)に刑法が改正されたとき削除された)[5]。
脚注^ a b 『現代物故者事典 2012?2014』533頁。
^ 『毎日新聞』(西部本社発行)、2014年9月21日朝刊、29面。
^ a b c d 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』408頁。
^ 『人事興信録 第25版 下』(人事興信所、1969年)ま85頁
^ 戦後日本における親子規範の変容 : 直系尊属に対する罪の加重規定を通して
参考文献
衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』1990年。
『現代物故者事典 2012?2014』日外アソシエーツ、2015年。