松下IMPホール
情報
完成1990年3月
開館1990年
客席数857席
用途講演、コンサート、格闘技等
運営関電プロパティーズ
所在地大阪市中央区城見1-3-7 松下IMPビル2階
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松下IMPビル(まつしたアイ・エム・ピー・ビル)は、大阪市中央区の大阪ビジネスパーク(OBP)にある複合施設。「IMP」は「International Market Place(インターナショナル・マーケット・プレイス)」の略。 松下IMPビルは、松下グループの松下興産(現在の関電不動産開発)がOBP内でTWIN21に続いて、高度にインテリジェント化されたオフィスを中心に、商業施設・イベントホールならびにスポーツ施設などを整備したもので、1990年(平成2年)3月に竣工した[2]。 ビルは東西に長い敷地の東ゾーンに高層棟、西ゾーンに低層棟を配置[2]。低層棟の1階から3階には国際色豊かな「International Market Place」が形成され、東西約200mに及ぶモールは、円柱の列柱空間となっており、モールの中心部には4層吹き抜けのアトリウム空間がある[2]。モールの西ゾーンには、多目的に利用できるイベントホールとテニスコートやプールを持つスポーツ施設が設けられた[2]。高層棟のオフィスは、共用部を東西に配し、事務室は機能的でフレキシブルなレイアウトが可能な平面とした[1]。城見通を隔てたTWIN21とは、連絡通路で直結し、2つの建物は関電プロパティーズによって、一体的な運営・管理が行われている。 外装はやや薄いパープル色の磁器タイルと、SAG工法による横連窓によるシンプルな構成となっている[2]。これは季節、時間、天候により色・輝きが変化して、街並みに対してやさしい表情をもたせたいとして考えられた[2]。 ビル固有の郵便番号は540-63xx(xxは階層。地下もしくは階層不明の場合は90)。 所有権は、2006年8月31日にMIDリート投資法人(後のMCUBS MidCity投資法人→日本都市ファンド投資法人)が246億円で取得[3]、 2018年9月5日に準共有持分55%、2019年3月8日に残り45%が270億円で国内特別目的会社(合同会社城見キャピタル)に譲渡された[4][5]。 2020年4月頃にはローンスターからガウ・キャピタル・パートナーズのファンドに約390億円で譲渡されている[6]。 1階から3階は店舗が中心。 松下IMPホール(まつしたアイ・エム・ピー・ホール)は、松下IMPビル2階にある多目的ホール。オープン時、スポーツ施設が併設されていたが、のちに閉鎖となった。 客席は857席ですべて可動式で、うち最前部156席はスタッキングチェア。講演会、展示会、コンサート、演劇、格闘技など様々なイベントに使用されている。 ビル西端の地階には、建設時に将来の地下鉄乗り入れを計画して造られた、駅舎の一部(ホーム)となる構造物[注釈 1]が存在する。しかしビル竣工6年後の1996年(平成8年)に開業した地下鉄大阪市営地下鉄(当時)長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅ではビルの直下に新たなホームが建設されたため、この構造物は駅舎として使用されず「幻のホーム」となっている[8][注釈 2]。
概要
所有権
テナント
パナソニック ショウルーム 大阪 - 2022年3月、グランフロント大阪南館から移転[7]。
オフィステナント
テイジイエル
日成アドバンス
クリヤマホールディングス
三井住友トラスト・パナソニックファイナンス大阪本店
松下IMPホール
交通アクセス
地下鉄長堀鶴見緑地線・大阪ビジネスパーク駅からすぐ。
大阪シティバス城見1丁目停留所下車すぐ。
幻の地下駅
注釈^ このビル地下に「既設構築」があることを示す図面が掲載されている。「トンネルと地下」Vol.24 1993年12月号 土木工学社
^ 大阪ビジネスパーク駅の地下ホームは、計画されていた構造物の直下をシールド工法で造られており、駅に隣接する寝屋川・第二寝屋川の地下も同様の工法で当駅からの線路(トンネル)が造られている。
出典^ a b c d e f g h i j k l m 「松下IMPビル」『BE建築設備』1990年8月号 p.19 - 25.
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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