東郷神社爆破事件
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東郷神社爆破事件(とうごうじんじゃばくはじけん)は、1989年(平成元年)2月3日東京都渋谷区で発生した爆弾テロ事件。日本の新左翼革労協解放派が起こした事件である。
目次

1 標的の来歴

2 事件の概要

3 参考文献

4 関連項目

標的の来歴 東郷神社詳細は「東郷神社 (渋谷区)」を参照

事件から20日後の2月24日昭和天皇大喪の礼が挙行されることになっていた。新左翼各派は「大喪の礼粉砕」を呼号し、不穏な動きを示していた。
事件の概要

1989年2月3日、東京都渋谷区にある東郷神社の本殿裏で突如爆発音とともに火の手が上がった。ただちに消火活動が行われたため、茶室の一部が焼けるに止まったが、窓ガラスが割れ、本殿の扉を吹き飛ばした。幸いにも死傷者はなかった。

その後の現場検証で、東郷神社と日本社会事業大学(当時)の境界線の有刺鉄線が切断されていたことから、犯行グループは日本社会事業大学の校内から侵入したものと思われた。そして、消火器爆弾と時限式発火装置の残骸が発見されたため、警視庁公安部は、新左翼による爆弾テロ事件と断定した。

革労協解放派は、大喪の礼当日にも中央自動車道切り通し爆破事件を起こした。
参考文献

『過激派事件簿40年史』立花書房、2001年

関連項目

新左翼










社青同解放派(革労協)
前身党派

日本社会主義青年同盟

幹部
滝口弘人

中原一

高見圭司

狭間嘉明

思想
正統派マルクス主義

レーニン主義批判

ローザ・ルクセンブルク主義

左翼共産主義


関連組織
(政治組織)革命的労働者協会

(学生組織)反帝学生評議会

(大衆組織)プロレタリア統一戦線

分裂後
「革命的労働者協会(社会党社青同解放派)」(主流派・狭間派・現代社派)

「革命的労働者党建設をめざす解放派全国協議会」(労対派・滝口派)

「革命的労働者協会(解放派)」(赤砦社派・木元派)

関係事件
大阪城公園事件

革労協元幹部内ゲバ殺人事件

浦和車両放火内ゲバ殺人事件

1986年東京サミット同時時限発火事件

西組社長宅放火事件

東郷神社爆破事件

八王子市陵南会館爆破事件

警視庁独身寮爆破事件

中央自動車道切り通し爆破事件

三里塚闘争

成田空港問題

10.20成田現地闘争

1.14機動隊襲撃事件

11.23機動隊襲撃事件

7.17成田空港警備隊舎飛翔弾事件

木の根団結砦撤去事件


(赤砦社派:新しい歴史教科書をつくる会事務所放火事件

系統図

(1960 社青同)           
            
  1965 解放派/革労協  狭間派/現代社派
     
    1999 赤砦社派
 
  1980-84 労対派/全協


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