東豊線
東豊線・7000形電車(さっぽろ駅)
路線総延長13.6 km
電圧1500 V(直流)
最高速度70 km/h
凡例
0.0H01 栄町駅
0.9H02 新道東駅
2.1H03 元町駅
3.5H04 環状通東駅
4.5H05 東区役所前駅
5.4H06 北13条東駅
6.7H07 さっぽろ駅
T09 ←東西線→
7.3H08 大通駅 ←N07 南北線
↑←市電すすきの停留場
8.1H09 豊水すすきの駅
鴨々川/←南北線↑
9.5H10 学園前駅
10.4H11 豊平公園駅
11.4H12 美園駅
12.6H13 月寒中央駅
13.6H14 福住駅
東豊線(とうほうせん)は、北海道札幌市東区の栄町駅から同市豊平区の福住駅までを結ぶ、札幌市営地下鉄の路線。中央のレールをまたいでゴムタイヤで走行する案内軌条式鉄道である。
車体及び路線図や乗り換え案内で使用されるラインカラーは「スカイブルー」(水色: )。駅ナンバリングにおける路線記号はH。 札幌市東区は大きな人口を抱えているにもかかわらず、地下鉄が通っていなかった。そのため、北区から中央区にかけて約2km離れた西側を並行する南北線(1971年開業)に乗客が集中し、ラッシュ時の乗車率が200%を超える激しい混雑となっていた。そこで東区選出の市議会議員が中心となって新路線建設を推し進め、1988年の東豊線開業にこぎ着けた。初期構想の段階では当時往来の多かった東区役所から東8丁目篠路通経由で栄町、あるいは苗穂丘珠通にある開成高校付近への案が取沙汰されていた。最終的にはこの両案の折衷案的な東15丁目屯田通経由の現行ルートとなったが、結果として開業時は利用者数が当初見込みを大きく下回ったため、市民に「政治路線」と揶揄されたこともある。 なお、終点側は当初は市電山鼻線・山鼻西線に代わるかたちで、市街南西部の山鼻方面への延伸も検討されていた(地下鉄はもともと市電の置き換えを想定したもの)が、市電の廃止に地元が難色を示したこと、また同時期国道36号の混雑が深刻となり緊急の改善策が求められたことから、市街南東部の月寒・北野方面を目指すルートに決定した。 1994年に開業した豊水すすきの駅 - 福住駅間は発展が著しく、特に学園前駅、豊平公園駅、福住駅周辺は、開通以降現在に至るまでマンション建設ラッシュなどで人口増加が著しい。また、東区側の元町駅、新道東駅周辺のマンション建設ラッシュによる人口増加、北海きたえーる、つどーむ、札幌ドーム等駅周辺の大規模施設の完成と2004年の北海道日本ハムファイターズの本拠地移転によって、さらに輸送人員を増やしている。 バリアフリー法が制定される前の1988年開業当初から全駅にエレベーターやエスカレーター、身障者(車椅子)用トイレを設置している。また、札幌市営地下鉄では初めて駅ホーム・切符売り場・改札口にLED式案内表示器を導入した(この当時南北線は未設置、東西線はフラップ式案内装置をホームにのみ設置)。
目次
1 概要
1.1 路線データ
2 歴史
3 使用車両
4 車両基地
5 利用状況
6 運行形態
7 駅一覧
8 計画区間と延伸構想
9 備考
10 脚注
11 関連項目
概要