東西王座戦
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東西王座戦概要
開催時期2月
開催地域持ち回り
愛称王座戦
分野競輪
カテゴリーGII
形態3日間トーナメント
主催者持ち回り
歴史
初回開催年2002年
開催回数10回(2011年)
最終開催年2012年
初代優勝者東:
岡部芳幸
西:小野俊之
最多優勝者東:岡部芳幸武田豊樹(3回)
西:小嶋敬二(2回)
直近優勝者東:武田豊樹
西:深谷知広(最終開催)
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東西王座戦(とうざいおうざせん)は、かつて開催されていた競輪GII競走である。
概要

東西王座戦は2002年より2012年まで毎年2月に開催された。高松宮記念杯競輪トライアル競走として位置づけられており、その出場シード枠は準決勝戦出場の各27人ずつの54人である。2004年からそのうち決勝戦で第6着までに入線した選手については初日に行われる東西特別選抜レース(青龍賞・白虎賞)の出場権が与えられた。

東は北日本(北海道東北)・関東(神奈川県千葉県を除く関東甲信越)・南関東(神奈川県・千葉県・静岡県)の3ブロック、西は中部(静岡県を除く東海福井県を除く北陸)・近畿福井県含む)・中国四国九州の5ブロックからそれぞれ出場選手を決定し、それぞれが覇権を争った。
歴史

2000年度まで東西王座戦は高松宮記念杯競輪の勝ち上がりの一環(準決勝戦)として開催されていたが、2001年度から競輪にグレード制競走格付け)が取り入れられ、日本選手権競輪ェ仁親王牌・世界選手権記念トーナメントオールスター競輪を除くGIレース相当のレースではそれに直結するGIIのトライアル競走が開催されるようになったため、このレースも高松宮記念杯競輪出場資格をかけたトライアル競走として単独の競走として独立、再スタートを切った。

開催が開始した2001年度(実際の開催は2002年)から2005年度(同じく2006年)まで、大会は東王座戦・西王座戦に分けられ、それぞれ別々の競輪場において4日間制で開催されている。なお2001年度(2002年)は開催時期が一部重複したが、それ以後は開催時期を調整して別々の日程が割り振られた。

そして2006年度(2007年)の開催から、これまでの2つの競輪場別々の開催から1競輪場においての3日間開催(1日短縮)となった。

前半5レースは2007年までのFI(S級シリーズ)と同じ形で開催し、後半の第6 - 11レースを東西から各27人ずつ54人が出場したポイント制による予選を行った後、3日目に東西のそれぞれ獲得ポイント上位9人ずつによる王座戦(決勝レース)を行う。よって、決勝戦は一般戦(S級シリーズ)と合わせた3本立てであった。

2009年の開催より、初日の番組を選考順位による完全振り分けで決定し、東西とも下位9人が勝ち上がりから脱落。二日目の番組も初日の着順による完全振り分けで決定し、東西ともポイント上位9人が最終日の王座戦に進出する番組構成となった。なおトーナメントから脱落した選手は、二日目と最終日に「負け戦」となる東西混合戦のレースに出場する。王座戦上位3着までの選手は高松宮記念杯競輪の特選シード(青龍賞・白虎賞)が得られた。

なお平成24年度以降の特別競輪開催見直しにより、2012年2月の開催をもって東西王座戦は廃止された。[1]その理由としてJKAは「特別競輪(GII以上)は年間12回行われており、更にGIIIの開設記念を含めグレードクラスの開催日程の過密化・出場選手のマンネリ化」のほか、元々宮杯本戦も東西対抗戦を趣旨としているため「宮杯と東西王座戦の趣旨がほとんど同じ」とするファンからの意見・指摘があったためである。
出場選手選抜方法

東西王座戦の出場選手は、車券の対象となる3着以内に入ることによって車券に貢献している選手が選抜される。毎回若干変更・修正されるものの、概ね以下の資格順位により正選手54名(東西27名ずつ)、補欠選手6名(東西3名ずつ)を選抜する。
S級S班在籍者

選考期間における東西別平均競走得点上位各100名ずつの中から3連対率上位者を順次選抜する

なお、補欠選手は正選手を除く選手のうち3連対率上位者からさらに順次選抜される。
過去の優勝者

回開催年東日本開催場東王座戦優勝者西日本開催場西王座戦優勝者
第1回
2002年(平成14年)伊東温泉岡部芳幸高松小野俊之
第2回2003年(平成15年)いわき平岡部芳幸小松島伊藤保文
第3回2004年(平成16年)花月園小橋正義観音寺小川圭二
第4回2005年(平成17年)取手岡部芳幸玉野山内卓也
第5回2006年(平成18年)伊東温泉山崎芳仁奈良澤田義和

第6回より一場東西同時開催に移行

回開催年開催場東王座戦優勝者西王座戦優勝者
第6回2007年(平成19年)宇都宮佐藤友和小嶋敬二
第7回2008年(平成20年)別府佐藤友和小嶋敬二
第8回2009年(平成21年)高松海老根恵太加藤慎平
第9回2010年(平成22年)玉野武田豊樹市田佳寿浩


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