東紀州
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東紀州
丸山千枚田(熊野市
三重県の地域区分
■伊賀 / ■北勢 / ■中勢 / ■東紀州 / ■南勢(伊勢志摩)
日本
県 三重県
中心都市尾鷲市熊野市
面積
 ? 合計990.34 km2
人口(2024年4月1日)
 ? 合計59,950人
 ? 密度61人/km2

東紀州(ひがしきしゅう)は、令制国紀伊国東部に由来する地域区分で、三重県北勢伊賀中勢南勢伊勢志摩)・東紀州の5つに区分した地域のひとつ。

古くから「南紀」「熊野」と呼ばれる牟婁郡の東半、同郡分割後の北牟婁郡南牟婁郡にあたるが、旧・北牟婁郡錦町のみ町村合併により南勢に含まれている(現・度会郡大紀町錦)。

NHK津放送局気象情報では、中勢に含まれる多気郡大台町および南勢に含まれる度会郡大紀町と合わせて「紀勢・東紀州」として扱われており、熊野灘に面した日本有数の多雨地域で知られる。

県南部に位置する東紀州地域は、典型的な過疎地域でもあり、県北部と比べ経済格差や生活基盤整備の遅れが見られ、三重県における南北問題と呼ばれている[1]。その一方で、民間と行政の協同する地域づくりが注目され始め[1]、「東紀州活性化大学」など地域の自立に向けた人材育成が展開されている[2]

衆議院小選挙区では、三重県第4区に含まれる。
県民センター

県民センターの管轄地域とその地域の推計人口は以下の通り。

紀北県民センターの管轄:尾鷲市および北牟婁郡(尾鷲生活創造圏)。人口28,001人、面積449.26km²、人口密度62.3人/km²。(2024年4月1日、推計人口

紀南県民センターの管轄:熊野市および南牟婁郡(熊野生活創造圏)。人口31,949人、面積541.1km²、人口密度59人/km²。(2024年4月1日、推計人口

生活創造圏

県下では、9つの生活創造圏が県庁により設定されている。

生活創造圏の地図


生活創造圏ビジョン

東紀州の範囲は、以下の2つの生活創造圏に相当する。

尾鷲生活創造圏:尾鷲市北牟婁郡紀北町

熊野生活創造圏:熊野市南牟婁郡御浜町紀宝町

都市圏
都市雇用圏(10% 通勤圏)の変遷


10% 通勤圏に入っていない自治体は、各統計年の欄で灰色かつ「-」で示す。

自治体
('80)1980年1990年2000年2005年2010年2015年自治体
(現在)県民センター
尾鷲市尾鷲 都市圏
4万4124人尾鷲 都市圏
3万8415人尾鷲 都市圏
3万3959人尾鷲 都市圏
3万1798人尾鷲 都市圏
3万8644人尾鷲 都市圏
3万7374人尾鷲市紀北
海山町紀北町
紀伊長島町----
熊野市熊野 都市圏
2万6062人-----熊野市紀南
紀和町----
御浜町------御浜町
紀宝町新宮 都市圏
5万2170人新宮 都市圏
7万5724人新宮 都市圏
7万1194人新宮 都市圏
6万8699人新宮 都市圏
6万3724人新宮 都市圏
5万9307人紀宝町
鵜殿村


2005年

10月1日:熊野市と紀和町が合併し、熊野市となる。

10月11日:紀伊長島町と海山町が合併し、紀北町となる。


2006年1月10日:紀宝町と鵜殿村が合併し、紀宝町となる。

脚注[脚注の使い方]
注釈
出典^ a b 寺口(2003):246ページ
^ 寺口(2003):248ページ

参考文献

寺口瑞生(2003)"過疎からのブレークスルー?観光と環境を取り入れた地域づくり?"『観光と環境の社会学』(古川彰・松田素二 編、シリーズ環境社会学4、
新曜社、2003年8月25日、298pp. ISBN 4-7885-0867-2):246-258.

関連項目

紀伊国

南紀

牟婁郡

紀北

紀南



熊野国造

熊野三山

伊勢路 (熊野古道)

外部リンク

一般社団法人東紀州地域振興公社


東紀州ほっとネットくまどこ


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