東神奈川駅
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この項目では、JR東日本の東神奈川駅について説明しています。隣接する京浜急行電鉄の駅については「京急東神奈川駅」をご覧ください。

東神奈川駅
東口(2015年7月)
ひがしかながわ
Higashi-Kanagawa

右下は乗換駅の京急東神奈川駅
所在地横浜市神奈川区東神奈川一丁目.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度28分40.5秒 東経139度38分0秒 / 北緯35.477917度 東経139.63333度 / 35.477917; 139.63333座標: 北緯35度28分40.5秒 東経139度38分0秒 / 北緯35.477917度 東経139.63333度 / 35.477917; 139.63333
所属事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号ヒナ
駅構造地上駅橋上駅
ホーム2面4線
乗車人員
-統計年度-29,423人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日1908年明治41年)9月23日
乗入路線 2 路線
所属路線■京浜東北線
(線路名称上は東海道本線
駅番号JK13
キロ程27.0 km(東京起点)
大宮から57.3 km
◄JK 14 新子安 (2.2 km) (1.8 km) 横浜 JK 12►
所属路線■横浜線
駅番号JH13
キロ程0.0 km(東神奈川起点)
◄*(横浜) (- km) (2.2 km) 大口 JH 14►
乗換京急東神奈川駅京急本線[1]
備考直営駅管理駅
みどりの窓口
横浜市内
* 一部電車は京浜東北線に直通
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東神奈川駅
ひがしかながわ
Higashi-Kanagawa

開業年月日1911年(明治44年)12月10日(海神奈川への支線)
1917年(大正6年)6月17日(東高島への支線)
廃止年月日1959年(昭和34年)4月1日(どちらの支線とも)
乗入路線
所属路線東海道本線貨物支線
キロ程0.0 km(東神奈川起点)
(2.0 km) 海神奈川
所属路線東海道本線貨物支線
キロ程0.0 km(東神奈川起点)
(1.5 km) 東高島
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西口(2015年7月)

東神奈川駅(ひがしかながわえき)は、神奈川県横浜市神奈川区東神奈川一丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。
乗り入れ路線

当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東海道本線横浜線の2路線で(詳細は路線記事および鉄道路線の名称参照)、そのうち東海道本線を当駅の所属線としているが、東海道本線は電車線を走行する京浜東北線電車のみが停車し、列車線を走行する東海道線列車は停車せず、旅客案内では「東海道(本)線」は使用されていない。したがって、当駅は京浜東北線と横浜線との乗換駅として案内されている。また横浜線は当駅が起点となっているが、一部電車は京浜東北線とともに横浜駅を経て根岸線へ直通する。

京浜東北線 - 電車線を走行する東海道本線・東北本線の近距離電車。横浜駅から根岸線への直通運転も実施している。駅番号「JK 13」

横浜線 - 当駅を起点として横浜市と多摩地域を結ぶ路線。駅番号「JH 13」

特定都区市内制度における「横浜市内」に属する。
歴史

東神奈川駅は東海道本線上にある駅であるが、この区間の東海道本線開通時にはまだなく、横浜と八王子を結ぶことを目的として建設された私鉄横浜鉄道(後の横浜線)が、東海道本線との接続駅として建設した。横浜鉄道では、横浜側の接続駅として神奈川駅平沼駅などを検討していたが、土地が狭いなどの理由で、東神奈川駅の位置において接続する方針となった[2]。こうして1908年(明治41年)9月23日に、横浜鉄道線の開通とともに東神奈川駅は開設された。国鉄側の設備も含めて横浜鉄道の費用負担で建設されている[3]

さらに横浜鉄道では、経営陣を同じくする横浜倉庫を通じてこのあたりの沖合を埋め立てて岸壁と倉庫を建設し、そこに鉄道を乗り入れて海陸連絡を図る構想を持っていた。このため東神奈川駅からさらに海側へ延伸する免許を取得し、1911年(明治44年)12月10日に海神奈川駅までの支線が開通した。しかし結局より沖合の埋立免許を取得して岸壁を建設することができなかったため、この支線は横浜倉庫の倉庫群への連絡鉄道に留まった[4]。この当時、東神奈川駅のすぐ海側にはすでに京浜電車(後の京急本線)が通っていたため、貨物支線を通すために仲木戸駅(現:京急東神奈川駅)付近を高架化する工事を行っている[3]。この横浜鉄道線は1910年(明治43年)4月1日から国鉄が全線を借り受けて営業することになり、1917年(大正6年)10月1日付で正式に国有化され、国鉄横浜線となった[5]

大正時代初期の、1912年(大正元年)9月現在の停車場平面図によれば、線路の海側に駅本屋があり、これに面する番線を横浜鉄道が使用し、また駅舎の両側に側線群があった。さらに島式ホームが2つあり、これらの島式ホームに挟まれた2本の番線を国鉄東海道本線が使用する構造となっていた。海神奈川へ至る支線は、駅より北側で分岐して海へ向けてカーブを切っていた[6]

1914年(大正3年)12月20日、東京駅の開業に合わせて東京と高島町(2代目横浜駅付近に位置していた駅)の間で京浜線電車(後の京浜東北線)の運転が開始された。しかし開業を急ぐあまり準備が不十分で故障が相次ぎ、12月26日に運転中止に追い込まれた。運転再開は1915年(大正4年)5月10日となった[7]。また、京浜線電車の運転が開始されたのちも、しばらくの間は東海道本線の蒸気機関車牽引列車が東神奈川駅にも停車していた[8]。1915年(大正4年)12月30日から蒸気機関車列車の停車は廃止された[9]。京浜線電車開通に伴う東神奈川駅付近の配線変更などは判然としない。1917年(大正6年)6月17日には、高島駅までの東海道本線貨物支線が開通した。

国鉄買収後の横浜線は、東京に近くかつダイヤが過密でないという特性が便利であったこともあり、各種の試験に用いられたが、その一環として1925年(大正14年)4月4日には当駅から原町田駅(現在の町田駅)までの区間が電化されている。これは横浜線に電車を運転するためのものではなく、東海道本線における電車や電気機関車の運転を担当する乗務員の訓練や試験に用いるものであった。この設備を生かして横浜線の電車運転が開始されるのは、1932年(昭和7年)10月1日からであった[10][11][12]。この電車運転開始に合わせて、京浜線と横浜線の間の渡り線の新設やホームの扛上[注釈 1]などが行われ[13]、横浜線の電車が京浜線に乗り入れて桜木町駅まで走るようになった[14]。横浜線が蒸気機関車で運転されていた時代には、駅舎側のホームの行き止まりになる部分に1番線があり、ここで横浜線の列車が発着していたが、電車運転開始により桜木町への直通のために2番線使用が普通となり、後に1番線は埋め立てられて倉庫などに転用された[15]

第二次世界大戦に際しては、1945年(昭和20年)5月29日に横浜大空襲で東神奈川駅舎は全焼した。また横浜線電車の桜木町直通は、いったん戦時中に打ち切りとなり、戦後1959年(昭和34年)4月13日から再開されている。この間、横浜港における貨物輸送の変化などから、海神奈川および東高島への支線が1959年4月1日に同時に廃止となった[16][17]


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