東港線
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この項目では、新潟市内の道路の一つについて説明しています。名古屋臨海鉄道の鉄道路線については「名古屋臨海鉄道東港線」を、台湾鉄路管理局がかつて運営していた廃止鉄道路線については「東港線 (台湾)」をご覧ください。

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赤.東港線、桃.東港線バイパス

東港線(とうこうせん)は、新潟県新潟市中央区上所二丁目地内の上所交差点から、同市東区末広町地内の紡績角交差点に至る道路の名称である。なお、構成路線の一部である上所新和線(後述)は開通当初は“東港2号線”とも呼ばれていた。東港線十字路 - 竜が島一丁目・中央埠頭前交差点間には“ボトナム通り”との呼称もある。

新潟市の都市計画道路で、上所二丁目 - 同一丁目間は新潟市道上所新和線、上所一丁目 - 同区万代三丁目間は新潟市道東港線、万代三丁目以東は国道113号(重複:国道345号国道350号)の区間である。

このうち、中央区万代島地内の宮浦中学校前交差点から、同地内の万国橋交差点までの区間は新潟南北道路として地域高規格道路の整備区間に指定されている。
目次

1 概要

2 東港線バイパス

3 主な接続道路

4 関連項目

概要 万代3丁目付近[1]
画面右手の建物がLoveLa万代、画面中央奥の建物が新潟日報メディアシップ
(2013年10月18日撮影)
都市計画道路


名称:3.3.518号 東港線

都市計画決定:1941年(昭和16年)1月

延長:4.29km

起点:新潟市中央区上所二丁目(上所交差点 = 新潟県道1号新潟小須戸三条線交点[2])

終点:新潟市東区末広町(紡績角交差点 = 国道113号交点[3])

内訳

本線:新潟市中央区上所二丁目 - 新潟市東区末広町間(地表式、延長4.29km)

支線:新潟市中央区沼垂東五丁目 - 新潟市東区松島一丁目間(嵩上式、延長1.18km)

新潟市内の信濃川右岸側をほぼ川沿いに、中央区上所から昭和大橋八千代橋萬代橋柳都大橋の東側を経由して新潟港西港区(新潟西港)の区域を抜け、山ノ下橋で通船川を渡り、東区の山の下地区に至る。

中央区鳥屋野地区から東地区、さらに東区山の下地区へと信濃川右岸側に沿って縦断し、中央区中心部と郊外とを連絡する幹線道路で、区間内では多くの幹線道路と接続している。故に交通量が多く、中央区上所地内の幸西三丁目交差点付近、万代地内の東港線十字路交差点付近、万代島地内の宮浦中学校前交差点付近と万国橋交差点付近においては、主に平日朝のラッシュ時を中心に渋滞が慢性的に発生している。

路線としては萬代橋・東大通と交差する東港線十字路以東が国道113号となっている。同十字路以西は新潟市道で、昭和大橋と交差する上所島交差点以東の間が新潟市道東港線、同交差点から新潟県道1号新潟小須戸三条線と交差する上所交差点までの間は新潟市道上所新和線である。上所新和線の区間はさらに南下し、新潟県道51号新潟黒埼インター笹口線(笹出線)と交差する新和交差点で終点となる。上所新和線は1970年代後半までは上所一丁目地内の越後線の築堤周辺が未成区間として残存していたが、1980年代初頭に越後線の築堤下を立体交差する新上所島跨道橋の建設によって全線が開通した。

「東港線」は元々、昭和初期に行われた信濃川下流部の埋め立てに伴って計画された新潟市の都市計画道路の名称である。「新潟港の東側を経由する道路」として名付けられたものであり、1963年に着工、1969年に開港し新潟市北区北蒲原郡聖籠町にまたがる新潟港東港区(ひがしこうく、新潟東港)との直接的関連は一切ない(新潟東港は紡績角交差点からは約15km東の地点に所在している)。

また1960年代から、東区から東港周辺に至る国道113号のバイパス道路(都市計画道路)「山の下東港線(やまのした ひがしこうせん)」の整備が進められており、現在は東区東新町から同区津島屋までの区間が市道として、津島屋から阿賀野川を渡るござれや阿賀橋を経由して北区神谷内に至る区間と、同区笹山東から横土居を経由して聖籠町東港に至る区間が国道113号として供用されている。このうち津島屋から神谷内に至る「松浜橋上流橋」の事業区間は2009年9月13日に暫定2車線で、笹山東から横土居に至る「横土居バイパス」の事業区間は2012年3月29日に完成4車線で、それぞれ供用を開始した。

東港線十字路から竜が島一丁目・中央埠頭前交差点までの区間はボトナム通り(ボトナムどおり)と呼ばれる。ボトナム(????, beodeunamu)とは朝鮮語で「ヤナギ」の意で、1960年代に行われた在日朝鮮人北朝鮮への帰還事業の折、帰国者が新潟市民に友好の証として柳の苗木を贈ったことに由来しており、道路両側にはヤナギの木が植栽されている。
東港線バイパス

また紡績角交差点から長者町交差点を経て万国橋交差点に至る区間には、連続立体交差方式によるバイパス道路も設けられている。概要に記した通り東港線の支線として建設されたもので、東港線バイパスとも呼ばれる。


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