東海道線_(JR東日本)
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東海道線

相模湾に沿って走る東海道線
(2020年12月 早川駅 - 根府川駅間)
基本情報
通称上野東京ライン[注 1]
湘南新宿ライン大船駅 - 小田原駅間)[注 2]
日本
所在地東京都神奈川県静岡県
種類普通鉄道在来線幹線
起点東京駅
終点熱海駅
駅数21駅
経由路線東海道本線
電報略号トカホセ
路線記号JT
開業1872年10月14日
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
車両基地国府津車両センター小山車両センター大宮総合車両センター東大宮センター
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離104.6 km
軌間1,067 mm
線路数複線
電化方式直流1,500 V
架空電車線方式
閉塞方式複線自動閉塞式
保安装置ATS-P
最高速度120 km/h
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本項では、東海道本線(とうかいどうせん)のうち、東日本旅客鉄道(JR東日本)が管轄する東京都千代田区東京駅から静岡県熱海市熱海駅までの区間について、主にこの区間で運行される中距離旅客列車(いわゆる湘南電車)の運転系統を中心に記述する。
概要路線図

東京から南西へ伸び、横浜市藤沢市茅ヶ崎市平塚市小田原市など神奈川県太平洋相模湾)側の各都市を経由して熱海市へ至る。

ラインカラーは通称「湘南色」と呼ばれる車体の色の一部であるオレンジ(■)で案内されている。日本国有鉄道(国鉄)の運営であった時代は、この区間の普通列車を指して湘南電車の語が旅客案内において用いられていた[1]駅ナンバリングで使われる路線記号はJT。

新橋駅 - 横浜駅(現在の桜木町駅)間は、日本最初の鉄道路線として1872年(明治5年)に開業した。東京駅 - 横浜駅間は京浜東北線が並走しており、同区間は主に各駅停車の京浜東北線に対して当路線は普通列車も含めて快速運転の役割をもつ。品川駅 - 横浜駅間は京急本線と並走しており、競合関係にある。日本最古の幹線路線として沿線は早くから工場や住宅地などの開発が行われ、東京駅から80 kmを超える小田原駅まで市街地が連続して続いている。また、一部の列車は東海旅客鉄道(JR東海)管轄の東海道線を経由して沼津駅まで直通している。沿線各都市から東京都心への通勤路線となっているほか、伊東線伊豆急行線に直通して東京・横浜から伊豆半島へ向かう特急列車「踊り子」「サフィール踊り子」も運転されている。また現在ではJR線唯一の定期夜行列車となった中国四国地方への寝台特急サンライズ瀬戸出雲」も運転されている。

ラッシュ時の利用者が1日の普通列車利用者数の半数を占め(1989年時点)、また遠距離通勤客の増加による混雑の激化を背景に、JR東日本はラッシュ時の輸送改善に力を入れており[2][3]東海道貨物線を有効活用した通勤ライナー(現在の特急「湘南」)の増発や2階建てグリーン車の連結による着席サービスの向上、15両編成による長編成化、座席のロングシート化による定員増や4ドア普通車の導入などによる混雑緩和が図られている。

21世紀に入ってからは新たな運行体系として2001年に「湘南新宿ライン」として、新宿駅経由で高崎線との直通運転が開始され[報道 1]、さらに2015年に「上野東京ライン」として、東京から北関東方面へ向かう東北本線(宇都宮線)や高崎線、常磐線との直通運転が開始されている(常磐線系統の上野東京ラインは品川駅止まり)[報道 2]

東京駅 - 品川駅間は東京の古くからの中心市街地を抜け、横浜駅 - 大船駅間は丘陵越え、小田原駅 - 熱海駅間は海岸沿いのトンネルが連続する区間を走るが、敷設条件から線形はあまりよくない。また、東海道本線の中でも最初期に建設された区間を含めて平地を走る幹線としては曲線半径が小さく、速度制限を強いられる箇所がいくつかある。一転して湘南地域の大船駅 - 小田原駅間は相模湾に沿って線路が敷設され線形は概ね良く、最高速度120km/hでの運転が行われており、JR東日本の首都圏向け電車は落成後同区間で試運転を行うことが恒例となっている。
東海道線東京口普通列車の沿革路線・駅設置などの沿革については「東海道本線#年表」を、優等列車の沿革については「踊り子 (列車)#首都圏対湘南・伊豆半島連絡列車沿革」「東海 (列車)#東京対名古屋間優等列車沿革」「東海道本線優等列車沿革」を、夜行普通列車の沿革については「ムーンライトながら#東海道本線夜行普通列車沿革」を、「湘南ライナー」などのライナー列車・通勤特急の沿革の詳細は「湘南 (列車)#東海道本線東京口着席優等列車沿革」参照

本節では、“湘南電車”の通称を持つ80系電車の登場以降の普通列車の沿革について記述する。
年表
国鉄時代80系電車(写真は飯田線での運用)

1950年昭和25年)

3月1日 : 東京駅 - 沼津駅間で80系“湘南電車”の運用を開始[4][5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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