東海道線(静岡地区)
国道1号と並走する 薩?(さった)峠付近
(2021年2月 由比駅 - 興津駅間)
基本情報
国 日本
所在地静岡県、愛知県
起点熱海駅
終点豊橋駅
駅数44駅
経由路線東海道本線
路線記号
開業1888年9月1日(浜松駅 - 大府駅間)[1]
所有者東海旅客鉄道(JR東海)
運営者東海旅客鉄道(JR東海)
使用車両使用車両を参照
路線諸元
路線距離189.0 km
軌間1,067 mm
線路数複線
電化方式直流1,500 V
架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置ATS-PT
最高速度110 km/h
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本項では、東海旅客鉄道(JR東海)が管轄する東海道線(東海道本線)のうち、静岡県熱海市の熱海駅から愛知県豊橋市の豊橋駅までの区間についての詳細を記述する。 静岡地区の東海道本線は、並行する東海道新幹線や国道1号・東名高速道路・新東名高速道路とともに県内を東西に横断する動脈として機能している。 かつては東京と名古屋・京阪神・西日本各地を結ぶ優等列車が多数経由していたが、1964年の東海道新幹線開業後は遠距離輸送が新幹線にシフトされ、東海道本線は普通列車による地域旅客輸送が中心となっている。JRの前身である日本国有鉄道(国鉄)末期の1984年2月1日のダイヤ改正以降では「するがシャトル」を中心とした普通列車の短編成化・高頻度化による都市型ダイヤ(シティ電車)が形成され、現在までその流れを受け継いだ運行形態となっている。このほかに日本貨物鉄道(JR貨物)による貨物列車が運行されている。 また、他地区の東海道本線には料金不要の快速(快速・新快速・特別快速・アクティーなど)が走るが、静岡地区の熱海駅 - 浜松駅間には自社車両による料金不要の快速はごく一部を除いてなく[注 1]、運賃のほかに乗車整理券330円(2019年10月1日改定)を要するホームライナーなどの有料の快速のみが走る。 熱海市から静岡県東部の函南町・三島市・沼津市・富士市、中部の静岡市・焼津市・藤枝市・島田市、西部の菊川市・掛川市・袋井市・磐田市・浜松市・湖西市などの県内の主要都市を経由し、愛知県豊橋市に至る。 静岡県東部地区では1889年の路線開業時、箱根山を迂回して現在の御殿場線の経路である御殿場市・裾野市を経由していたが、開業から45年後の1934年から、伊豆半島に連なる山地を丹那トンネルで抜ける現在のルートとなった。この丹那トンネルを含む熱海駅 - 三島駅間と、県中部地区と西部地区の境目に位置する牧之原台地を越える島田駅 - 掛川駅間は山間部を通り、蒲原駅 - 興津駅間と用宗駅付近では駿河湾沿岸を通る。それ以外の区間ではほとんど平野部であり、この平野部に前述の各都市が点在している。また富士川・安倍川・大井川・天竜川の各河川が太平洋に向かって流れており、東海道本線はこれらを鉄橋で横断している。舞阪駅 - 鷲津駅間では浜名湖湖畔近くを通る。
概要
路線の特徴
静岡地区都市型ダイヤの沿革路線・駅設置などの沿革については「東海道本線#年表」を、