東武200系電車
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この項目では、東武伊勢崎線・桐生線で運用されている200系電車について説明しています。東武日光軌道線で運用されていた200形電車については「東武200形電車 (軌道)」をご覧ください。

東武200系電車
200型(2021年10月 鷲宮駅
基本情報
運用者東武鉄道
製造所東急車輛製造アルナ工機
種車200型:1700系・1720系電車
製造年1990年(改造元は1956年) - 1998年
製造数200型:54両
250型:6両
運用開始1991年2月1日
主要諸元
編成6両編成
軌間1,067 mm(狭軌
電気方式直流1,500 V
架空電車線方式
最高運転速度110 km/h
設計最高速度200型:165 km/h
250型:120 km/h
起動加速度2.23 km/h/s
減速度(常用)3.7 km/h/s
減速度(非常)5.0 km/h/s
編成定員398人[1]
車両定員下記参照
自重下記参照
全長21,300 mm(先頭車)
20,000 mm(中間車)
全幅2,878 mm
全高200型:4,200 mm
250型:4,160 mm
車体普通鋼
台車200型:SUミンデン式FS-370A
250型:モノリンク式SS-151・051
主電動機200型:直流直巻電動機 TDK-824A
250型:三相かご形誘導電動機 TM-95
主電動機出力200型:75 kW × 4
250型:190 kW × 4
駆動方式200型:可撓継手式中空軸平行カルダン
250型:TD継手式平行カルダン
歯車比200型:3.75 (75/20)
250型:5.28 (95/18)
制御方式200型:抵抗制御界磁添加励磁制御
250型:VVVFインバータ制御
制御装置200型:バーニヤ式電動カム軸
VMC-HTR-10H
250型:IGBT素子
VFI-HR1420C
制動装置200型:回生制動併用電磁直通空気ブレーキ HSC-R
250型:回生制動優先電気指令空気ブレーキ HRDA-2
保安装置東武形ATS
備考データは2007年11月現在[2]
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東武200系電車(とうぶ200けいでんしゃ)は、東武鉄道電車特急形車両)である。

本項では基本番台の200型[注 1]のほか、主要機器の仕様が異なる250型電車[注 1]についても記述する。
概要

従来1800系によって運行されていた急行列車「りょうもう」は、運行開始以来赤城伊勢崎方面と都心部を直結する通勤・観光列車として年々需要が増大し、東武においてもそれら需要に応えるべく運行本数増など輸送力増強が図られた[3]。また、1984年昭和59年)8月のダイヤ改正以降は速達需要への高まりからスピードアップも行われ、運行ダイヤ上の運転最高速度が105 km/hに引き上げられた[3]

「りょうもう」を1800系で継続運用した場合、これ以上のスピードアップは同系列の性能上困難であり[3]、また将来的に検討されていた「りょうもう」の特急列車格上げに関連して、接客設備面ならびに性能面において1800系を上回る新型車両が必要とされたことから[3]、設計・製造されたものが200型である。1990年(平成2年)11月[4]から1998年(平成10年)1月[4]にかけて6両編成9本、計54両が東急車輛製造アルナ工機において更新された。

200型(元1700系・1720系)に際しては、構体台枠より更新したものの、台車主電動機など一部の主要機器については当時100系「スペーシア」の増備に伴って代替が進行していた1700系・1720系「DRC」更新しており[5]、本系列は全車とも1700系・1720系の構体更新名義で竣工している[4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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