東方風神録
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東方風神録 ? Mountain of Faith.ジャンル弾幕系シューティングゲーム
対応機種Windows 2000/XP
開発元上海アリス幻樂団
発売元上海アリス幻樂団
シリーズ東方Project
バージョン1.00a(2007年8月17日)
人数1人
メディアCD-ROM
発売日2007年8月17日
必要環境CPU: Pentium以降 1GHz以上 推奨
DirectX: 9.0以上
HDD空き容量: 500MB 以上
メモリ: 128MB 以上
アスペクト比4:3
解像度640×480
その他同人ゲームインディーズゲーム
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『東方風神録 ? Mountain of Faith.』(とうほうふうじんろく マウンテン・オブ・フェイス)とは、同人サークル上海アリス幻樂団制作の弾幕系シューティングゲームであり、東方Projectの第10弾にあたる作品である。

本作は、2007年5月20日開催の同人イベント「第4回博麗神社例大祭」にて体験版CD-ROM(ver0.01a)が配布され[1]、7月27日に上海アリス幻樂団のウェブサイトでWeb体験版(ver0.02a)を公開[2]、8月17日開催の「コミックマーケット72」にて製品版(ver1.00a)が販売された[3]。9月21日からは同人ショップでの委託販売も行なわれている。また、本作は2020年6月6日にSteamにて配信される予定である[4]。本作は「原点に戻る」というコンセプトのもと開発されており、タイトルは東方Project第2弾でありシューティングゲームとしては1作目にあたる『東方封魔録 ? the Story of Eastern Wonderland.[注 1]を模しているが、ストーリーや設定などに関連性は無い[1]。いわゆる、東方三部作(紅魔郷・妖々夢・永夜抄)には該当しないが、コンセプトが高く評価され、東方の作品の中でも最も人気のある作品の一つ。

諏訪地方の神話・伝承をテーマの下地としており[5]建御名方神八坂刀売神(ともに諏訪大社の祭神)または洩矢神に由来する登場人物がある。これは作者のZUN長野県生まれであることに由来する[6]長野日報 web版 2009年1月1日付記事では諏訪信仰を題材にしたゲームと紹介され、諏訪への「聖地巡礼」の例として挙げられている[7]

本項では、以降は『風神録』と称することとする。その他の本項で使用されている東方Project関連の略称については、東方Project#凡例を参照。
システム「東方Project#基本システム」も参照

機体性能の異なる「博麗霊夢」「霧雨魔理沙」の2種類の自機から1つ選択し、その後それぞれ3種類ある武器タイプ(装備)からいずれかを選択する[5]。敵や敵弾に当たるとミスとなり残機が1つ減った上でその場で復活する。全ての残機を失うと満身創痍(ゲームオーバー)になるが、コンティニューすればそのステージの最初から復活しゲームを続行可能。コンテニューしないで6面(最終面)のボスを倒すとエンディングになる。難易度Normal以上でコンティニューせずにクリアすれば、全1面のExtraステージが追加される。本作はZUNの「原点に戻った作り」というコンセプトにより、それまでの東方Project作品と比べ全体的にシンプルなシステムとなっている[1]

本作はZUNの「原点に戻った作り」というコンセプトにより、それまでの東方Project作品と比べ全体的にシンプルなシステムとなっている[1]。それが故にか、今作では難易度normal以上でノーコンティニュークリアしないとグッドエンディングを見ることができない。(後述)
難易度や武器タイプ(装備)によるシナリオの変化
本作では選択装備にかかわらずゲーム中の会話イベントは自機ごとに同一であるが、エンディングは装備ごとに変化する。本作では、難易度 Easy ではコンテニューしないでクリアしてもバッドエンディングとなる。グッドエンディングは難易度 Normal 以上でないと見ることができない。
ショット、オプション、パワーアップ
本作では『永夜抄』までとは異なり、パワーアップアイテム(Pアイテム)を入手しても自機本体から放たれるショットそのものは強化されない。その代わり、パワーの値に応じて自機周辺に「オプション」が最大4個まで装備され、オプションからのショットにより間接的に攻撃が強化される。オプションは装備によって異なり、高速移動時と低速移動時で性能が変化する。パワーの最大値は 5.00 である。
ボムの仕様変更
本作のボムは「霊撃」という名称である[5]。霊撃は、パワーを 1.00 消費して放つボムで、この仕様変更に伴い本作ではボム専用ゲージやボム専用アイテムが無い。「自機のボムはスペルカードである」という設定も無くなり、カットイン演出も廃止されている。4Gamer.netの記者の佐々山薫郁は、この霊撃システムはゲームの流れのテンポをよくするためのものであると指摘している[8]。この「パワーを消費するボム」は『地霊殿』でも形を変え採用されたが、『星蓮船』でボム専用アイテム・ゲージが復活し、名称も「スペルカード」に戻った。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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