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株式会社東急トランセ
TOKYU TRANSSES CORPORATION
代官山循環線(日野・ポンチョ SI6704)
種類株式会社
本社所在地 日本
〒153-0043
東京都目黒区東山三丁目8番1号
設立1998年4月8日
業種陸運業
法人番号7013201004027
事業内容自動車運送事業、東急バスからの路線バスの管理受託[1]
代表者古川 卓(代表取締役社長)
資本金5000万円
売上高59億2000万円
(2021年3月期)[1]
純利益1億8246万4000円
(2023年3月期)[2]
総資産10億4540万9000円
(2023年3月期)[2]
従業員数834人(2023年3月期)[1]
決算期毎年3月31日
主要株主東急バス 100%[1]
外部リンクhttps://www.tokyubus.co.jp/
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株式会社東急トランセ(とうきゅうトランセ、TOKYU TRANSSES CORPORATION)は、かつて渋谷駅から代官山エリアへの循環路線(代官山循環線)や空港連絡バス、高速バスの運行、東急バスの一部路線の受託運行、貸切バスの運行を行っていたバス会社である[3]。 東急バスの100%子会社として、1998年(平成10年)4月8日に設立された[3]。 2023年7月31日、親会社である東急バスが東急トランセを吸収する形で合併する契約が締結され、2024年4月1日付で存続会社である東急バスに吸収され、東急トランセは消滅することとなった。合併の理由として、近年バス輸送業界では乗務員の採用環境の悪化と共に、2024年4月1日改正予定の「バス運転者の改善基準告示」により、必要な乗務員数が増加することで人手不足が拡大し現在の輸送力を維持していく事が困難になることが予想されており(いわゆる「2024年問題」)、これらの課題に対応するため、組織を一本化することにより乗務員採用活動の強化、柔軟な乗務員配置等のバス輸送運営ならびに事業運営全体の効率化に寄与することを目的としている[4]。ただし、2024年4月1日以降も東急トランセの名称は、代官山循環線及び観光バスの商標として使用される[5]。 トランセとは、“transport”(トランスポート:輸送する)という英語をフランス語風にアレンジした造語である(フランス語風に「TRANSSES」とアキュート・アクセント符号を付けて綴る)。 1998年7月28日運行開始[6]。東急トランセの直営路線である。担当は下馬営業所。 代官山循環線は、渋谷駅西口から南平台町、旧山手通り、東急東横線代官山駅入口、猿楽町を経て渋谷駅に戻る循環路線。通常ルートの途中に、目黒区青葉台地区を通るフリー降車区間があるのが特徴である。 系統番号の表示はなく、方向幕には「渋谷駅 代官山」と、その間に循環路線であることを示す丸い矢印のマークが表示されている。 始発以降の数便は青葉台二丁目を通らず、渋谷発20時10分以降のバスは青葉台二丁目止まりである。運行時間は8時 - 20時30分(渋谷駅停留所発)で、6 - 15分間隔と本数は多い。 東急バスがワンランク上のバスサービスを目指した東急コーチに続くものとして、新会社として発足した東急トランセの新しいバスサービスとなるべく様々な工夫が凝らされた。その一環として専用カラーのバリアフリー車両での運行、専属女性運転士によるきめ細かなマイクアナウンスと接遇サービス、独自の専用交通ICカード「トランセカード」(後述)が導入された。 東急コーチに続きデマンドバス方式を採用し、運行開始当初は青葉台二丁目停留所でデマンド運行を行っていた[6]。その後、2011年6月1日より早朝以外の全便が経由するようになり、同日よりバスナビゲーションシステムが導入された[7]。 代官山循環線のバス運転士(同社では独自の呼称として「サービスプロバイダー」を使用)は運行開始以来、専属運転士として女性のみが採用され[6]、当初は代官山循環線専用デザインの女子用制服も存在した。制帽にリボンがあしらわれ、スラックスの他にキュロットスカートの制服も用意されていた。2014年からは男性運転士も担当している。また現在は代官山循環線専用の女子制服は廃止され、女性運転士の制服は東急トランセと共通のものになっている。
概要
直営路線
代官山循環線東急トランセ10周年記念ラッピングバス
代官山循環線専用車、日野・リエッセ
(下馬営業所所属、SI7811)
渋谷駅西口→南平台町→伊太利屋本社前→青葉台二丁目→伊太利屋本社前→代官山駅入口→猿楽町→渋谷駅西口
渋谷駅西口→南平台町→伊太利屋本社前→代官山駅入口→猿楽町→渋谷駅西口
渋谷駅西口→南平台町→伊太利屋本社前→青葉台二丁目
路線沿革
1998年(平成10年)
4月8日 - 東急トランセ設立[6]。
7月28日 - 東急トランセ直営路線として、代官山循環線を運行開始[6]。
初代専用車両の三菱・ローザ4台(SI7801?7803・7805)で運行開始。
専属運転士として女性のみを新規採用。
デマンドバス方式を採用し、青葉台二丁目でデマンド運行を行う。
専用バスカードとして非接触式ICカード「トランセカード」を発行。
11月 - 三菱・ローザ1台(SI7816)を増車。
2006年(平成18年)
7月28日 - 2代目車両として日野・リエッセを5台(SI7811 - 7815)を導入。運行開始時に導入された初代ローザ4台を代替。
2007年(平成19年)
8月23日 - トランセカードを廃止。