東北電力株式会社
Tohoku Electric Power Company,Incorporated
東北電力本店(エナジースクエア)
種類株式会社
機関設計監査等委員会設置会社[1]
市場情報東証プライム 9506
東北電力株式会社(とうほくでんりょく、英: Tohoku Electric Power Company,Incorporated[4])は、宮城県仙台市に本店を置く電力会社。東北地方、新潟県、関東地方などで電力小売事業や発電事業等を行う。販売電力量で国内第5位[5]。略称は「東北電」。 小売電気事業者の中で販売電力量が東京電力エナジーパートナー、関西電力、中部電力ミライズ、九州電力に次いで大きい。また、東京都より北に本社を置く企業の中では最大の企業である。そのため、本社のある東北地方の企業が加盟する東北経済連合会ではリーダーシップを執っている。同社の影響力によりつくられる「東北7県」という枠組みについては、「東北地方#定義域と名称」を参照。 電気事業連合会加盟の他社がCIを次々と導入するなか、現時点では従来のロゴタイプ(アルファベットの「T」と「D」("T"ohoku "D"enryoku)を丸型に合わせたもの)・社名の字体を今も唯一使用している(ただし社用車の社名の字体は変更)。東北電力の「電」の字は「雨冠」の4本の点が2本の縦棒となっている。 コーポレートスローガンは「より、そう、ちから。」(2015年10月制定)。
概要
沿革
1942年(昭和17年)4月1日:配電統制令に基づき、東北地方の電気事業者を統合し東北配電株式会社が発足。
1951年(昭和26年)
5月1日:電気事業再編成令により東北配電と日本発送電を再編し東北電力株式会社が設立。
10月1日:東京証券取引所第一部に上場。
1952年(昭和27年):日本初の純揚水発電所、沼沢発電所が運転開始。
1958年(昭和33年)6月:東北電力初の石炭火力発電所である八戸火力発電所1号機が運転開始。
1959年(昭和34年)10月:石炭火力発電所の仙台火力発電所1号機が運転開始。
1961年(昭和36年)10月:大阪証券取引所第一部に上場。
1963年(昭和38年)7月:日本初の天然ガス・重油混焼火力発電所である新潟火力発電所1号機が運転開始。
1970年(昭和45年)8月:東北電力初の石油専焼火力発電所である秋田火力発電所1号機が運転開始。
1971年(昭和46年)8月:石油専焼火力発電所の新仙台火力発電所1号機が運転開始。
1977年(昭和52年)4月:天然ガス・重油混焼火力発電所の東新潟火力発電所1号機が運転開始。新潟共同火力発電株式会社を吸収合併、同社所有の火力発電所を東新潟火力発電所港1・港2号機へ名称変更。
1978年(昭和53年)5月:東北電力初の地熱発電所である葛根田地熱発電所1号機が運転開始。
1982年(昭和57年)東北電力所有の水力発電所では最大の発電量(46万kW (キロワット))である第二沼沢発電所が運転開始。
1984年(昭和59年)
6月:東北電力初の原子力発電所である女川原子力発電所1号機が運転開始。
12月:東北電力初のコンバインドサイクル発電方式を採用した東新潟火力発電所3号系列第1軸が運転開始(LNG専焼火力としても東北電力初)。
1993年(平成5年)5月:オイルショック後の石油不足対策を目的として設置された石炭火力発電所の能代火力発電所1号機が運転開始。
1997年(平成9年)7月:石炭火力発電所の原町火力発電所1号機が運転開始。東北電力初の単体出力100万kW機。
1999年(平成11年)7月:東北電力初の1,400℃級高効率コンバインドサイクル発電方式を採用した東新潟火力発電所4号系列第1軸が運転開始。