麻雀のローカル役については「麻雀のローカル役#東北新幹線」をご覧ください。
東北新幹線
「はやぶさ・こまち」に使われるE5系・E6系
(2023年8月 那須塩原駅)
基本情報
国 日本
所在地東京都、埼玉県、茨城県[注 1]、栃木県、福島県、宮城県、岩手県、青森県
種類高速鉄道(新幹線)
起点東京駅
終点新青森駅
駅数23駅
開業1982年6月23日(大宮駅 - 盛岡駅間)
全通2010年12月4日
所有者東日本旅客鉄道(JR東日本)
(東京駅 - 盛岡駅間)
鉄道建設・運輸施設整備支援機構
(盛岡駅 - 新青森駅間)
運営者東日本旅客鉄道(JR東日本)
使用車両E2系、E3系、E5系、H5系、E6系、E8系(詳細は#車両の節を参照)
路線諸元
路線距離674.9 km
営業キロ713.7 km
軌間1,435 mm
線路数複線
電化区間全線
電化方式交流25,000 V・50 Hz
架空電車線方式
最大勾配基本15 ‰、最大25 ‰
最小曲線半径基本4,000 m、最小400 m
閉塞方式車内信号式
保安装置DS-ATC
最高速度320 km/h (詳細は#路線データ)
(起終点間表定速度227 km/h)
路線図
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東北新幹線(とうほくしんかんせん)は、東京都千代田区の東京駅から青森県青森市の新青森駅を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の高速鉄道路線(新幹線)およびその列車である。
首都圏と東北地方を結び、ビジネスや観光などの交流を活発にしてきた東日本の交通の大動脈である[新聞 1]。北海道新幹線と相互直通運転を実施しているほか、秋田新幹線、山形新幹線として在来線との直通運転が、それぞれ田沢湖線や奥羽本線との間で行われている。 東北新幹線のうち、東京都 - 盛岡市の区間は1971年(昭和46年)1月に全国新幹線鉄道整備法第4条第1項の規定による『建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画』により公示された3路線のうちの1つである。同年4月に整備計画が決定され着工された。日本国有鉄道(国鉄)によって建設され、1982年(昭和57年)6月に大宮駅 - 盛岡駅間が開業[1]、1985年(昭和60年)3月には東京都区部へ延伸され、上野駅 - 大宮駅間が開業した[1]。国鉄分割民営化後、東北新幹線は東日本旅客鉄道(JR東日本)の路線となり、1991年(平成3年)6月に東京駅 - 上野駅間が開業した[2]。 一方、盛岡市 - 青森市の区間は1972年(昭和47年)に、基本計画が公示され、1973年(昭和48年)11月に整備計画が決定された5路線(いわゆる整備新幹線)の路線の1つである[3]。国鉄の財政悪化により建設が一時凍結されたが、1991年(平成3年)に沼宮内 - 八戸間が標準軌新線(フル規格)、盛岡 - 沼宮内間および八戸 - 青森間が新幹線鉄道直通線(ミニ新幹線)として着工された。その後、全区間がフル規格で建設され、2002年(平成14年)12月に盛岡駅 - 八戸駅間が[4]、2010年(平成22年)12月に八戸駅 - 新青森駅間が開業した[5]。これにより東北新幹線は整備計画の決定から39年を経て全線開業となった。2016年3月以降は、北海道新幹線との直通運転も実施されている[注 2]。 当新幹線は唯一、同じ路線で整備新幹線区間と整備新幹線ではない区間が混在している。全区間が東日本旅客鉄道(JR東日本)により運営されているが、整備新幹線として建設された盛岡駅 - 新青森駅間は鉄道建設・運輸施設整備支援機構が鉄道施設を保有している。 寒冷な積雪地域を高速走行するため、車両および地上設備に冬季対策が施されている。また、開業以来高速化が図られ、2013年のダイヤ改正時より、日本国内の鉄道の営業運転速度としては最速の320 km/h運転が一部区間で行われている。 日本最長の鉄道路線(営業キロ713.7 km、実キロ674.9 km)であり、線内の白石蔵王駅 - 仙台駅間にある 25.7 km の直線区間は、日本最長の線路の直線区間である[注 3]。 全線の約35%がトンネルで占められているものの、大宮駅 - 宇都宮駅間の77.7 kmにはトンネルはない。これは、日本の新幹線でトンネルがない明かり区間では最長である。上越新幹線の大宮駅 - 高崎駅間とほぼ同距離だが、本区間の方が僅かに長い[注 4] ラインカラーは上越新幹線とともにJR東日本のコーポレートカラーとなった緑(■)[注 5]。 なお、東北新幹線という名称は「国有鉄道線路名称」及びJR発足以降にそれを引き継いだ「JR線路名称公告」上では、並行在来線である東北本線の支線扱いとなっているため、掲載されていない[6][7][8][注 6]。
概要