東京ESP
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東京ESP
ジャンル
SFアクションファンタジーバトル
漫画
作者瀬川はじめ
出版社角川書店
掲載誌月刊少年エース
レーベル角川コミックス・エース
発表号第一部:2010年4月号 - 2012年6月号
第二部:2012年8月号 - 2016年9月号
発表期間2010年2月26日 - 2016年7月26日
巻数全16巻
アニメ
原作瀬川はじめ
監督高柳滋仁
シリーズ構成倉田英之
脚本倉田英之、高山カツヒコ、加茂靖子
キャラクターデザイン滝山真哲
音楽Evan Call
アニメーション制作XEBEC
製作[東京ESP]製作委員会
放送局#放送局参照
放送期間2014年7月 - 9月
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『東京ESP』(とうきょうイーエスピー)は、東京を舞台に、超能力を扱った瀬川はじめ漫画作品。
概要

超能力を題材とし、ファンタジーオカルト要素を織り交ぜたSF漫画格闘要素も盛り込まれている。

月刊少年エース』(角川書店)にて2010年4月号から連載されている。連載に先立ち、同誌2010年3月号にて作者の前作品である『喰霊』の最終回と共に、本作のプレビューコミックがカラーで3ページ掲載された。第1巻刊行に際してはCMも制作されている[1]。月刊少年エース2012年6月号にて連載当初からのエピソードである第一部が完結(単行本では第6巻までにあたる)、2012年8月号より第二部が開始され、2016年9月号まで連載された。2014年9月時点でシリーズ累計発行部数は130万部を突破している[2]

2013年5月25日発売の月刊少年エース2013年7月号にてアニメ化企画進行中であると発表された。2014年7月より9月まで放送された。合わせて作者本人のコミック企画『東京ESP×喰霊 -SHADOW WALKER-』についても発表されており、コミックウォーカーにて2014年3月28日配信分より毎月連載開始された。
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2014年7月)(使い方

第一部
貧乏学生の漆葉リンカはある日、空飛ぶペンギンとそれに追われる光る魚の群れに遭遇する。そして、魚の1匹が彼女に入り込むことでリンカは物質をすり抜ける超能力(ESP)を手にした。同じくESPを手に入れた先輩の東京太郎と共に、リンカは同じように魚に入り込まれた超能力者によって起こされる様々な事件に遭遇することになる。
第二部
教授との戦いから1年4か月。東京の空を覆い尽くした光る魚により、関東の人口の20%が超能力者となっていた。条幕蓮は超能力者のみが通うESP学園で入学初日に事件に遭遇する。なぜかテログループに狙われる蓮は囮として護衛の是臼鉄矢と共に、学園生活を始める。
登場人物
主人公
漆葉 リンカ(うるしば りんか)
- 木戸衣吹第一部の主人公。高校1年生。東京・神楽坂に住む。貧乏女子高校生で服はほとんど拾い物、電車を使わなければならない距離でも節約のため自転車を使うほどであり、学友からも馬鹿にされていたが、実は彼女たちは悪気がなかっただけで最初はただ仲良くなりたいと思っていた。母親が外国人であったため、髪は銀髪。容姿は『喰霊』に登場した忌野静流に似ている[注 1]が、完全に別人であり、物語上もつながりはない。その外見から「白い少女」と呼ばれる。蹴り技が得意で、決め技は頭蓋粉砕蹴り(ずがいふんサイキック)。さらにカリを体得しており、特殊警棒を操る腕は一流。高校襲撃の際に心停止したことで能力を失い収容施設に収容され、左腕に収容者IDが電子刺青で打刻され、収容者ID66が割り当てられるが、そこで養谷の師事を受け、C.P.C.を取得。襲撃に合わせて襲撃犯を撃破し、国会議事堂を解放した。その後、教授により光る魚がばら撒かれた際にESPを再取得。京太郎と再会し、教授との決着をつけた。教授との戦いから10か月後に突如姿を消す。姿を消した第二部以降の消息は不明であったが、実の母親のもとで京太郎とある任務についており、蓮が誘拐されたタイミングにおいて教授残党一味のアジトを京太郎とともに急襲する。姿を消す前は外務大臣を襲うという偽装工作のせいで日本では京太郎共々指名手配扱いとなっていたが、偶然蓮を助けたことで警察に逮捕されると同時にCIAの働きで無罪放免となり、そのまま釈放と同時にESP学園に転校する。任務から戻った後は部分的に物静かな性格に変わっている。アニメでは色の薄い茶髪になっており、超能力発動時のみ白髪になる。
能力:物理透過
あらゆる物質や衝撃といった現象からすり抜けられるが、生物の透過は不可能。
条幕 蓮(じょうまく れん)
第二部の主人公。ESP学園の高等部1年生。視力が悪くメガネをかけていることが多い。ESPによっていじめを受けていた経験があり、長らく引きこもっていた。入学初日に助けてもらった是臼に恋心を抱いている。歩とは幼馴染でESP学園に入学した時に再会したが、その時に蓮がESP能力が発現した当時、歩が自身もESP能力を持っているにも関わらず守ってくれなかったことが明らかになり、怒りを感じており冷たくあしらっている。是臼と同行するために捜査協力者のESPライセンス取得を目指すが、その過程で友人たちが所属する勉強会であるヒーロー研究会に所属する。友人たちの協力を経て第一次試験は突破するも、第二次試験を失敗し、次の機会への意欲を燃やす。試験終了後はマルメを探すも、超能力解放戦線の脅しに引っかかり是臼を妨害してしまい、超能力解放戦線に連れ去られるが、聖柩の解除の要求を逆手に取る。アジトが襲撃に遭う中、京太郎によって助けられ、同じくアジトから脱出したマルメとともにEMP爆弾も持って車で逃走。刺客に追いつかれ、戦線のリーダーに目を潰されるが、ネネの水流操作と是臼の誘導により、東京上空で自爆しようとしたリーダーを爆弾ごと氷漬けにし、爆発を阻止した。
能力:静止空間(ロックスペース)
黒い空間の中に入れたものをキューブ状に凍らせられる。ただの凍結能力にしては謎が多く、超能力解放戦線にも狙われている。
主要人物
東 京太郎(あずま きょうたろう)
声 -
河本啓佑田村睦心(子供時代)リンカの高校の先輩で2年生。ESP能力を用いて難事件や救命活動を行う「英雄計画」を提唱していて、公共の場ではカラスの頭蓋骨を象った覆面を被って「怪人クロウ・ヘッド」と名乗り活動する。物語が始まる半年前にチンピラに絡まれていたところをリンカに助けてもらったことから、理想のヒーローを求めている。幼少期、考古学者だった両親(平城重太郎(声 - 藤原啓治)、平城京香(声 - 浅野まゆみ))をテロで失い、そのまま紛争地帯で過ごした経験を持つ。教授とはその最中に出会い、彼に引き取られて帰国した。実は両親の死は光る魚を出す石版を巡ってのものであったが、本人は美奈実に教えてもらうまで知らなかった。第二部においては開始時点で行方不明だが、リンカと同じくある任務についていた。
能力:瞬間移動(テレポート)
離れた地点に瞬間移動するが、距離制限がある。
漆葉 竜胆(うるしば りんどう)
声 - 稲田徹リンカの父親で、ウルヴァリンと呼ばれて恐れられた元刑事。男手一つでリンカを育てている。リンカの武道が秀でているのは竜胆が幼少の頃から訓練していたのが発端で、それしか関わりあうことができなかったためだが、リンカのことは大事に思っている。同僚の汚職を暴こうとして上層部による揉み消しに遭い、警察を辞めることになったため、貧乏暮らしをしている。容姿は『喰霊』に登場した岩端晃司に似ており、『東京ESP×喰霊 -SHADOW WALKER-』にて従兄弟であることが判明した。アニメでは灰色の髪になっており、超能力発動時のみ金髪になる。
能力:念動力(テレキネシス)
周囲の物体を引き寄せる。
黒井 小節(くろい こぶし)
声 - 相沢舞高校生。「盗賊の家柄」の出らしく、ESP能力を手に入れてからは「怪盗ブラックフィスト」を名乗り盗みを繰り返していた。リンカによって倒されたことを根に持ち、仏田たちに与してリンカを襲い、家まで燃やさせてしまう。復讐を果たし、ESP能力をもたらす「魚」に関係する石を行き掛けの駄賃とばかりに奪うが、奪い返されたうえに命の危機に陥ってしまう。そこを竜胆に救われたため、彼に好意を抱いている様子。この一件後、リンカとは良きライバルのような関係性である。ボクサーで武術の腕は高く、石像をも軽々と粉砕するパンチ力を持ち[注 2]、リンカとも互角以上に渡り合う。
能力:透明化
身に着けているものも含めて周囲の風景に同化し、見えなくなる。
江戸山 紫(えどやま むらさき)
声 - 田所あずさ小学生。茶髪のショートヘア。赤紫の瞳に赤紫のフレームの眼鏡をかけている。ペギィを通じてリンカたちと知り合う。実家がヤクザであるため、年齢の割に苦労している。家族は父親のみで、母親はすでに亡くなっている。仏田組の事務所に囚われている間、教授一味が放った魚により能力を得る。第二部ではESP学園中等部の2年生となっており、警察の捜査協力者としてESPのライセンスを取得している。歩に好意を抱いており、歩の幼馴染であった蓮の是臼への恋慕に対しても積極的に応援している。蓮が連れていかれた駐車場にてサイコメトリーによる追跡を行うが、前線に邪魔と見なされ、トウコが駐車場の車に仕掛けていた遠隔操作型の爆弾により、全身に重度の火傷を負い、病院に運ばれた。
能力:過去視(サイコメトリー
モノに触れた人物の記憶を探り当てたり、モノに宿った残留思念を読み取ることで前の持ち主の技能を再現する。ただし、自身の身体能力を上回る技能の再現は困難。
ペギィ
声 - 水原薫光る魚を追っていた空飛ぶペンギン。命名は紫。「回収者(コレクター)」の魚でESPに目覚めており、何人もの人間を同時に運べる飛行能力と、ESP能力者から能力の要である魚を吸い取り、能力を消してしまうというESP能力を持つ。第二部でも登場しており、紫とともに居ることが多い。
養谷 藩田衛門(ようだに ぱんだえもん)
声 - 井上和彦元警視庁の武術指南役で、竜胆の師匠。通称、養谷老師。常にパンダの着ぐるみを羽織っており、リンカの武術指導を担当するが、直接指導する際はリンカの胸へ拳を入れる「パンダパイ拳」というセクハラ攻撃を行う。中身はヨーダそっくりの老人姿である。病院でリンカが何者かに捕まりそうになって全員で逃げる途中、背中に麻酔弾を撃たれ、その後遺症で下半身不随に陥る。第二部ではESP学園の生活指導の教師を務めており、教師のESPライセンスを取得している。ESPライセンスの取得を目指すヒーロー研究会の顧問でもある。セクハラは健在。
能力:遠隔視(リモートビューイング)
周囲10km圏内を自由に把握できる。
大空 歩(おおぞら あゆむ)
声 - 緒方恵美中学2年生。養谷老師の弟子で武術も強い。メガネ男子であり、髪型は天然パーマでアフロ姿だが、なぜか「アフロ」と指摘されると激怒する。両親の期待に応えるためにも来年受験のため、塾に通っている。ESPが発現したものの母親がESP規制派であったため、母親にも能力を隠すほどであり、リンカたちの行動にも傍観していたが、母親がテロリストに襲われたことにより方針を転換し、母親を救えたもののESPのことがバレる。ESPの収容施設へ入れられることに際し、リンカたちと行動をともにすることを決意する。第二部ではESP学園の高等部1年生。条幕蓮の中学時代の同級生であったが、自身も余裕がなかったため、ESPのことを隠して彼女を突き放したことに負い目を感じている。そのために是臼を嫌っているが、蓮の危機には共闘してリスクを犯して助けに駆けつけている。蓮が連れ去られた際には、傷が治り切らない是臼の代わりに刺客と戦った。
能力:未来予知
2秒後に起こることを何通りも予知できる。
警察官
鍋島警部(なべしま)
声 -
安原義人竜胆の元同僚の刑事。白い少女がリンカではないかと捜査本部には独断で部下を動かし、彼女に対して任意同行を求めるものの、その時に大事件が起きたために有耶無耶になる。後に国会議事堂占拠が起きた際には、竜胆やリンカへ部下とともに土下座まで行い、協力の要請を行った。リンカ、竜胆、歩、紫、養谷老師や部下たちとともに国会内に潜入し、緊密な連携のもと制圧した。部下の女性刑事である釜田ツユ(声 - 田中涼子)と行動を共にしていることが多い。
是臼 鉄矢(ぜうす てつや)
第二部より登場。ESP学園の高等部1年生兼ESP警察の潜入捜査官。超能力解放戦線に狙われる蓮の護衛につき、彼女の隣家へ引っ越してきた。超能力については、「誰かを助けるためなら使っていい」と肯定の面を見せている。蓮と共同で前線を捜査するうちに特別な感情を抱くようになり、事件から外されそうになるが、彼女が連れさられたと聞き、駐車場での火傷を負いながらも助けるため、蓮の所に向かう。橋の上での戦いでは能力を存分に発揮して有利に持っていくが、蓮を人質に取られて反撃できず、前線のリーダーによって倒されかけたところに最後の力でリーダーを捕縛して蓮を誘導し、爆弾の爆発を阻止させた。以上のように能力の応用は幅広い。着痩せするタイプで、服の下は筋骨粒々であり、無数の傷がついている。
能力:金属操作
金属を自由に曲げられる。金属バットを2本合わせてジャベリンにしたり、街灯を剣のようにするなど、応用力もある。トウコ曰く「スプーン曲げのレベルではない」。
雲出井 ネネ(うんでい ネネ)
第二部より登場。警視庁刑事部ESP課の警察官で是臼の同僚。25歳。青春時代をすべてアーチェリーに注ぎ込み、努力でアーチェリーの元オリンピック選手を経験するほどであったが、ESP覚醒のために選手生命を絶たれた過去がある。努力は無駄にならないという持論を持っており、アーチェリーの技能をESPと組み合わせて業務に活かしている。優れたプロポーションをあまり隠さず、ビキニ1枚かそれにシャツを羽織った姿でいることが多い。
能力:水を操る能力
水を自由に操れる。
海老沢(えびさわ)
第二部より登場。警視庁刑事部ESP課の男性警察官で是臼とネネの同僚。顔に左頬から左耳に真一文字の傷がある。是臼の能力は認めるものの、蓮に近づきすぎたために判断が鈍ったことを危惧し、捜査から外すことを是臼に言い渡す。現場指揮を担当することが多く、紫にサイコメトリーを要請することが多いが、折術が仕掛けた爆弾の金属片が心臓付近に突き刺さり、死亡した。
腓 対人(こぶら ついひと)
第二部より登場。警視庁刑事部ESP課の警察官で課長。是臼やネネ海老沢の上司。超能力解放戦線が蓮を襲った正当防衛に関しても犯罪にあたるが、超能力解放戦線の捜査の協力(餌)と口外しない条件として2回に渡り蓮の関わりを揉み消し、釈放している。また、警視庁から出向してESPのライセンス試験の試験官も務めている。
能力:幻術
自分の思い通りの幻を他人に見せることができ威力は教授に匹敵するが、対象範囲は約10メートルと狭い。
教授一味/超能力解放戦線
教授(キョウジュ) / 東 北斎(あずま ほくさい)
声 -
川原慶久ESP能力によるテロを起こし、「超能力(ESP)特区」の設立を目論む男。銃撃により顔の半分が崩壊して筋肉が露出しているが、日常生活では能力で普通の顔に見えるよう装っている。京太郎の里親であり、彼の両親とは研究仲間であった。しかし、数年前に発見した石板と聖柩の力により能力に目覚めたことで、秘密を闇に葬ろうとした日本政府に抹殺されそうになる。治癒能力者だった妻(東 西羅、声 - 久川綾)のおかげで1人だけ生き延びて帰国するも、能力や事件のことを誰にも信じてもらえず、唯一の手掛かりだった政府の人間も見つけた途端に口封じされたことで告発の手段を失い、入手した聖柩と砕けた石板を使ってテロを起こすことで黒幕を燻りだそうとしていた。最後はリンカと京太郎に負け、黒幕によって殺されたかのように見せられたが、実は生きており、ある部屋で拘束されている。
能力:幻惑
自分の思い通りの幻を他人に見せる。
東 美奈実(あずま みなみ)
声 - 三澤紗千香教授の娘。冷めた性格で、世の中を気に食わなく思っている節がある。教授の復讐を手伝うものの、共に育った京太郎には非情に徹しきれず、教授の命令に背いている。初対面時は京太郎と距離を置いていたが、同じ国で家族を失った事と同じ心の傷を持った者同士、日々生活を続けていくうちにお互い心を許せる関係にまで発展。だが3人の不良に拉致され性的暴行をされそうになった時、テレポート能力に目覚め線路辺りに3人の不良と共にテレポート。そして自分以外は全員、走行中の列車にはねられ、死亡させてしまった。教授からは気に病むなと言葉をかけられたが、殺人を犯したという罪の意識を引きずることになる。京太郎には自分と同じ思いをしてほしくないという考えから、教授が始めようとする戦いに巻き込まないため何も言わずに京太郎の前から姿を消したが、リンカの登場で京太郎を戦いに巻き込むばかりか自分の敵として立ち塞がる結果を招いたリンカを非常に敵視するようになる。彼女もリンカ同様、京太郎に想いを抱く1人であり、彼を新世界に連れていくとリンカの前で宣言している。第二部においても父親の遺志を継ぎ、狐月とともに超能力解放戦線を率いて活動しているが、アジトに現れて襲撃されたことを機に教授の本当の計画を告白し、突如乱入してきた黒幕に殺されそうになる。しかし、リンカに「京太郎のことを頼む」と告げた直後、テレポートで難を逃れた。
能力:瞬間移動(テレポート)
京太郎と同じ能力だが、移動距離は長い。
黒井 弧月(くろい こづき)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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