東京都第6区（とうきょうとだい6く）は、かつて存在した衆議院の選挙区。1947年の第23回衆議院議員総選挙から設置された。廃止時の定数は4。第23回（1947年）から第30回（1963年）は定数5。1964年の公職選挙法改正により、同区の一部は新設された東京都第10区として分区され、その際に定数は6区、10区それぞれ4ずつとした（実質3増）。
区域

1964年（昭和39年）の公職選挙法改正当時の区域は以下のとおりである（定数4）[1]。小選挙区制導入に伴い墨田区、荒川区が14区に、江東区が15区にそれぞれ移行した。現在は荒川区が29区に移動となっている。

墨田区

江東区

荒川区

1950年（昭和25年）公職選挙法施行当時の区域は以下のとおりである（定数5）[2]。

墨田区

江東区

荒川区

足立区

葛飾区

江戸川区

選出議員

選挙名年#1#2#3#4#5
第23回衆議院議員総選挙1947年島村一郎
（日本自由党）林連
（民主党）島上善五郎
（日本社会党）山口シヅエ
（日本社会党）中島守利
（日本自由党）
第24回衆議院議員総選挙1949年聴濤克巳
（日本共産党）天野公義
（民主自由党）島村一郎
（民主自由党）中島守利
（民主自由党）山口シヅエ
（日本社会党）
第24回衆議院議員補欠選挙1952年熊本虎三
（右派社会党）新井京太
（自由党）
第25回衆議院議員総選挙1952年山口シヅエ
（右派社会党）熊本虎三
（右派社会党）島上善五郎
（左派社会党）島村一郎
（自由党）新井京太
（自由党）
第26回衆議院議員総選挙1953年熊本虎三
（右派社会党）山口シヅエ
（右派社会党）島村一郎
（分党派自由党）島上善五郎
（左派社会党）天野公義
（自由党）
第27回衆議院議員総選挙1955年島上善五郎
（左派社会党）林博
（日本民主党）島村一郎
（日本民主党）真鍋儀十
（日本民主党）山口シヅエ
（右派社会党）
第28回衆議院議員総選挙1958年山口シヅエ
（日本社会党）島上善五郎
（日本社会党）島村一郎
（自由民主党）天野公義
（自由民主党）新井京太
（自由民主党）
第29回衆議院議員総選挙1960年山口シヅエ
（日本社会党）島上善五郎
（日本社会党）島村一郎
（自由民主党）天野公義
（自由民主党）林博
（自由民主党）
第30回衆議院議員総選挙1963年山口シヅエ
（日本社会党）島上善五郎
（日本社会党）天野公義
（自由民主党）島村一郎
（自由民主党）鯨岡兵輔
（自由民主党）
第31回衆議院議員総選挙1967年天野公義
（自由民主党）有島重武
（公明党）山口シヅエ
（日本社会党）佐野進
（日本社会党）
第32回衆議院議員総選挙1969年有島重武
（公明党）天野公義
（自由民主党）山口シヅエ
（自由民主党）不破哲三
（日本共産党）
第33回衆議院議員総選挙1972年不破哲三
（日本共産党）有島重武
（公明党）天野公義
（自由民主党）佐野進
（日本社会党）
第34回衆議院議員総選挙1976年有島重武
（公明党）山口シヅエ
（自由民主党）不破哲三
（日本共産党）佐野進
（日本社会党）
第35回衆議院議員総選挙1979年有島重武
（公明党）天野公義
（自由民主党）不破哲三
（日本共産党）山口シヅエ
（自由民主党）
第36回衆議院議員総選挙1980年天野公義
（自由民主党）柿澤弘治
（新自由クラブ）有島重武
（公明党）不破哲三
（日本共産党）
第37回衆議院議員総選挙1983年有島重武
（公明党）柿澤弘治
（自由民主党）不破哲三