東京都立八王子東高等学校
[Wikipedia|▼Menu]

東京都立八王子東高等学校

.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度39分43.1秒 東経139度21分51.5秒 / 北緯35.661972度 東経139.364306度 / 35.661972; 139.364306座標: 北緯35度39分43.1秒 東経139度21分51.5秒 / 北緯35.661972度 東経139.364306度 / 35.661972; 139.364306
国公私立の別公立学校
設置者 東京
設立年月日1975年12月20日[1]
創立記念日6月21日
共学・別学男女共学
課程全日制課程
単位制・学年制学年制
設置学科普通科(8学級)
学期3学期制
学校コードD113299907035
高校コード13224B
所在地192-0033
東京都八王子市高倉町68-1
外部リンク公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

東京都立八王子東高等学校(とうきょうとりつ はちおうじひがしこうとうがっこう、: Tokyo Metropolitan Hachioji Higashi Senior High School[2])は、東京都八王子市高倉町に所在する東京都立高等学校
概観都立八王子東高校 正門名標

1976年昭和51年)開校。東京都から進学指導重点校に指定されている進学校であるが、旧制中学校ナンバースクール)を前身とする他の都立名門校とは異なり、「新設校」としての背景を持つ[3]

『?自ら学ぶ・自ら考える・自ら創る?』をキーフレーズとした「探究活動」を学習の柱としており、協働力、実践力、想像力、思考力、判断力、創造力、人間理解力、意思決定力の8つの資質・能力の育成を実践している[4][5]

「重点校の中で一番生徒を伸ばす」とも言われ、面倒見の良さに定評がある[6]

校名は当初「高倉」となる予定であったが、市内に既存の「片倉」と混同が予想される、との理由で現校名となった。略称は「八東(ハチヒガ)」「東(ヒガシ)[注 1]」「東高」等である。また、本校の生徒のことは「東生」と呼ぶことが多い。

現在、進学指導重点校、Global Education Network 20 (GE-NET20)、理数研究校、海外学校間交流推進校、、探究的な学び推進校に指定されている。
沿革

1976年昭和51年)に、日野八王子市民による都議会への請願によって開校に至った。校地は、1950年に閉場した八王子競馬場(現在の大井競馬場の前身)、1965年に閉場した八王子牧場(現在の小林牧場の前身)などの跡地が使われた。

開校当時は新設校ということで学校群に属さず、単独選抜校であった。その後、学区内の学力上位層が集中し、学校群制度の廃止後に導入されたグループ合同選抜制度1982年?1993年)における第七学区(八王子市町田市日野市)のトップ校となった。

2001年日比谷高校戸山高校都立西高校と共に進学指導重点校に指定された。2003年に学区制が廃止された後も、町田高校国分寺高校等と共に多摩地域における難関都立高校となっている[7]
年表

(主要部の出典は本校ホームページ)

1974年昭和49年)

10月 - 日野市議会都教育庁に開校決議書を提出。

11月 - 初代校長・教頭・事務長が着任。


1975年

11月 - 東京都立高倉高等学校(仮称)開設事務所が府中西高等学校内に設置される。

12月20日 - 東京都立八王子東高等学校として創立。


1976年

4月1日 - 開校。初代校長は石坂富司

5月 - 校歌制定。

6月21日 - 校舎棟完成、開校記念日となる。

11月 - 調布南高等学校(仮称)開設事務所を本校内に設置。


1977年

3月 - 校旗・校歌発表会挙行。

4月 - グラウンド完成。


1978年

4月 - 体育館棟完成。

5月 - プール棟完成。

10月 - 開校記念式典挙行。


1979年3月 - 同窓会創立。

1980年5月 - 校舎棟5階を増設し、施設完成。

1982年4月 - グループ合同選抜制度導入。同時に学区が改編され、第七学区71グループに編成される。

1994年平成6年)4月 - 単独選抜制度に移行する。

1997年7月 - 改修工事竣工(校舎棟)

1998年4月 - 改修工事竣工(グラウンド)

1999年2月 - 改修工事竣工(プール棟・体育館棟)

2001年9月 - 日比谷高校戸山高校西高校と共に進学指導重点校に指定される。

2002年4月 - 土曜授業を導入。

2003年2月 - 国語数学英語の3教科で自校作成問題を導入[8]

2006年2月 - 八王子東サポーターズクラブ(後援会)設立。

2010年5月 - 東京外国語大学と高大連携協定締結。

2011年10月 - 高雄市立高雄高級中学との交流が始まる。

2015年4月 - 理数イノベーション校に指定される。(?2017年度)

2016年

3月 - 高雄市立高雄高級中学と姉妹校提携締結[9]

4月 - 英語教育推進校に指定される。(?2018年度)


2018年4月 - 新制服を導入。理数研究校、アクティブ・ラーニング推進校、「新しい学び」研究校に指定される。

2019年平成31年/令和元年)

4月 - 海外学校間交流推進校に指定され、カナダトロントとの交流事業を開始。

6月 - 三菱みらい育成財団の助成事業に採択(3年間)。


2022年4月 - Global Education Network 20 (GE-NET20)、探究的な学び推進校に指定される。

2023年

3月 - トロント・リサーチ・プログラム (TRP) を実施。カナダ・トロントへ海外研修旅行(8日間)。

4月 - 海外学校間交流推進校、理数研究校、探究的な学び推進校に継続指定(1年間)される。


教育目標
「健康」「勉学」「良識」
人間尊重の精神を基調とし、心身共に健康で知性と
感性に富み、思いやりと規範意識のある生徒の育成を目指して次の目標を掲げ、その実現に努める。
恵まれた環境・施設を活かして、逞しい身体と豊かな情操を養う。

学問と芸術に対する興味と関心を引き出し、自主的勉学の態度を養成する。

自由と規律についての正しい自覚を育て、高校生らしい生活態度を養成する。

教育

「塾・予備校要らず」を謳い、軸足を学校に置いた進学指導を目指している。難関国公立大学を目指す生徒に対応したカリキュラムが組まれている。すべての教科科目を偏りなく学ぶために、2年次までは文系と理系に分けることなく、全員が同じ授業を受ける。1学年から2学年に進級するときにクラス替えを行うが、2学年から3学年に進級する際はクラス替えを行わない。これは、文理融合の時代を見据えて、多様な考え方、価値観を共有し充実させ、生徒同士の相乗効果を生み出すことを狙いとしている。

英語(英語表現)(1・3学年)と数学(2年生の数学B、3年生の理系数学U)の一部の授業で習熟度別授業を取り入れている。

長期休業中には多くの講習が用意されている。さらに3年生は、10月後半に実施される秋期講習、大学入学共通テスト後の直前講習など、1年中数多くの講習が開かれている。

教育改革等

2002年、第8代校長殿前康雄により全国の公立高校で最初に土曜授業を導入した[10]。現在も年間20日程度実施されている。

都立高校で最初にグランドデザインを策定した。それを基に、これからの時代に求められる資質・能力を身につけるための教育を実践している[11]

都立高校でいち早く校内のWi-Fi環境を整備し、2021年度の入学生より全員がタブレット端末を所持している。コロナ禍においても、都立高校で先駆けてオンラインの双方向授業を実施した。学校再開後にはテストにより学習の定着状況を確認、補習や補講による万全のフォロー体制をとった[11]

入学試験

2003年より一般入試に国語数学英語での自校作成問題を採用している[12]。(2014年度入試から2017年度入試まではグループ分けに基づくグループ作成問題を利用した[13][14]。)
進路

ほぼ全ての生徒が四年制大学に進学し、特に
国公立大学を志望する風潮が強い。東京都立大学横浜国立大学東京農工大学電気通信大学東京学芸大学といった周辺の国公立大への進学者が多い。また、東京大学京都大学一橋大学東京工業大学をはじめとする最難関大学への進学者数も都立高校としては上位である。

指定校推薦の枠も充実しており、2019年度は東京都立大学8名、早稲田大学2名、慶應義塾大学2名、東京理科大学2名、青山学院大学4名、中央大学8名、法政大学5名等の枠があった。

探究

2018年、第13代統括校長宮本久也により、大学入試改革に対応した教育活動として「探究」という独自の取り組みを導入し、「国語探究」「英語探究」「探究基礎」「探究応用」「課題探究」という独自の授業を実施している。具体的には、大学の研究室や企業と連携した課題解決プロジェクト、個人での調査研究・論文作成・成果発表などを通して生徒の主体性と対話的で深い学びを促し、普遍的・汎用的な課題解決能力を養っている。

1年次は「自分の好きなものに気づいていく」個人研究、企業・研究機関・大学教授と協働するチーム研究に取り組み、2年次は各自のテーマに応じたゼミに所属して論文を作成、プレゼンテーションを行う。3年次は選択授業により、思考力・協働力・表現力・創造力をさらに発展させて、難関大学の総合型選抜推薦入試に対応する力をつけることも可能である[11]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:70 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef