東京箱根間往復大学駅伝競走
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この項目では、箱根駅伝一般について説明しています。

2023年10月に予選会、2024年1月に本大会が実施された第100回大会については「第100回東京箱根間往復大学駅伝競走」をご覧ください。

箱根駅伝の主な記録については「箱根駅伝の記録一覧」をご覧ください。

日本テレビ系列の中継番組については「新春スポーツスペシャル箱根駅伝」をご覧ください。

東京箱根間往復大学駅伝競走
(箱根駅伝)今シーズンの大会:
第100回東京箱根間往復大学駅伝競走


箱根駅伝オフィシャルロゴマーク
日本テレビ系の「箱根駅伝」番組シンボルマーク
第88回(2012年)箱根駅伝 1区 東京・丸の内にて
競技陸上競技
大会形式駅伝競走
開始年1920年
主催関東学生陸上競技連盟
開催国 日本
開催地東京都神奈川県
開催期間毎年1月2日(往路)・毎年1月3日(復路)
チーム数21チーム
加盟国 日本
初代優勝東京高等師範学校(1920年)
前回優勝青山学院大学(7回目)
最多優勝中央大学(14回)
公式サイト
公式ウェブサイト
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東京箱根間往復大学駅伝競走(とうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう)は、1920年に開始された、毎年1月2日と1月3日の2日間で開催する関東地方の大学駅伝競技会(地方大会)である。関東学生陸上競技連盟(以下「関東学連」という。)が主催し読売新聞社が共催する。箱根駅伝(はこねえきでん)とも俗称され広く知られる。実施は関東学連が定める「東京箱根間往復大学駅伝競走に関する内規」(以下「内規」という。)に定める[1]

現在開催されている駅伝の中で4番目に長い[2] 距離を持ち、1987年からテレビ中継を開始した。

「箱根駅伝」は読売新聞東京本社の登録商標(登録番号: 第5565518号)である。
概要

出場校は20校で、これとは別に出場校以外の競技者による関東学生連合チーム(オープン参加)が参加する(2015年の第91回大会以降の編成)[3]。2019年の第95回記念大会では「関東インカレ」成績枠が設けられた[4] が、同回のみで廃止された[5]

コースは国道1号線、東京都千代田区大手町読売新聞東京本社ビル前[注 1] から、鶴見戸塚平塚小田原の各中継所を経て神奈川県足柄下郡箱根町芦ノ湖までの往復で、往路107.5km、復路109.6km、計217.1km[6]。1月2日に東京から箱根への往路を、1月3日に箱根から東京への復路を走る。主に通過する路線名称は日比谷通り国道15号国道1号国道134号などである。

第1回大会は1920年2月14日に行われた。これは、アメリカ大陸の継走での横断を実施するための予選会という位置付けで、1912年ストックホルムオリンピックに出場した日本人五輪選手第1号で1917年に実施された日本初の駅伝競走「東海道駅伝徒歩競走」でアンカーを務めている金栗四三が、「五輪で日本を強くするには、長距離、マラソン選手を育成すること」と発案したことがきっかけである。別の説として、駅伝の由来である宿駅伝馬制の飛脚をもとに、手紙に見立てた襷を、東京から東海道の宿駅があった鶴見(川崎宿)、戸塚(戸塚宿)、平塚(平塚宿)、小田原(小田原宿)で引継ぎ、箱根町郵便局(箱根関所)まで、どの大学が一番早く届けて、東京に帰ってくるかという大学対抗戦のイベントとして開催されたという説もある。第1回から第12回のゴール地点は箱根関所跡で、第13回から第44回までは箱根町郵便局がゴール地点であった(第22回を除く)。第二次世界大戦中の1941年から一時中断されたが、1943年に一度だけ戦時下で開催された(靖国神社・箱根神社間往復関東学徒鍛錬継走大会)。その後、再び中止となり、戦後の1947年に復活。第32回(1956年)から現在の1月2・3日の開催となった(内規第1条)[1]

箱根駅伝は、関東地方では従前から人気があったが、警察から駅伝自体の中止を含めた内容変更を迫られるなど、存続の危機に立たされていた[7]。しかし、1987年に日本テレビが全国放送で全区間の生中継(電波を途切れさせない完全中継実施は1989年から)を開始して以降、正月の風物詩(国民的スポーツ大会)として関東地方以外でも知名度・注目度が格段に向上した(詳細は#中継番組を参照)[7]。箱根駅伝出場者からオリンピック世界陸上などに出場を果たした選手も少なくない(詳細は箱根駅伝の人物一覧を参照)。

箱根駅伝は、関東学連が主催する地方大会であり、10位以内に入ると、同年の出雲全日本大学選抜駅伝競走(同年スポーツの日開催。以下「出雲駅伝」という)に関東代表として出場できる[注 2]。一般に、出雲駅伝、全日本大学駅伝、そして本大会を併せて「大学三大駅伝」と呼ばれており、同じ年度の全大会に優勝すると「三冠」と称され、大東文化大学(1990年度)、順天堂大学(2000年度)、早稲田大学(2010年度)、青山学院大学(2016年度)、駒澤大学(2022年度)の5校が達成している。ただし、箱根駅伝は全国大会ではない[注 3]ため、関東学連加盟校以外の大学は三冠を達成することはない。大東文化大学は復路優勝を、順天堂大学と早稲田大学は往路優勝を逃しており、箱根駅伝を完全優勝しての三冠を達成した大学は2016年度の青山学院大学と2022年度の駒澤大学の2校である。
出場チームと出場選手2023年末、東京のJR山手線内で、箱根駅伝に参加する各大学の広告物

関東学連加盟校のうち、前年大会でシード権(後述)を獲得した大学10校と予選会を通過した大学10校の計20校と、このほかに関東学生連合チームを加えた21チームが出場する(2015年の第91回大会以降の編成)[8]。第95回(2019年)記念大会では、関東インカレ5年間の総合得点の累計が最も多い大学に出場権を与える関東インカレ成績枠が設けられる[4] とともに予選会からの出場校が11校となり、計23チームが出場した。
競技者の参加資格


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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