東京會舘
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株式会社東京會舘
Tokyo Kaikan Co., Ltd.
東京會舘本館(丸の内二重橋ビル
種類株式会社
市場情報東証スタンダード 9701
1949年5月16日上場
本社所在地 日本
100-0005
東京都千代田区丸の内三丁目2番1号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度40分39.5秒 東経139度45分41.0秒 / 北緯35.677639度 東経139.761389度 / 35.677639; 139.761389座標: 北緯35度40分39.5秒 東経139度45分41.0秒 / 北緯35.677639度 東経139.761389度 / 35.677639; 139.761389
設立1920年大正9年)4月24日
(有馬パラダイス土地株式会社)
業種サービス業
法人番号5010001008821
事業内容宴会場、食堂の経営
食品製造およびその販売
代表者渡辺訓章代表取締役社長
鈴木輝伯(代表取締役専務
資本金37億1万1千円
(2018年3月31日現在)[1]
発行済株式総数3,463,943株
(2018年3月31日現在)[1]
売上高53億4,188万2千円
(2018年3月期)[1]
営業利益△15億568万4千円
(2018年3月期)[1]
経常利益△14億9,380万3千円
(2018年3月期)[1]
純利益1億353万2千円
(2018年3月期)[1]
純資産73億7,518万9千円
(2018年3月31日現在)[1]
総資産137億1,188万2千円
(2018年3月31日現在)[1]
従業員数446名(2018年3月31日現在)[1]
決算期3月31日
主要株主サントリーホールディングス(株) 9.37%
日本生命保険相互会社 5.16%
(株)三菱UFJ銀行 4.95%
(株)みずほ銀行 3.66%
(2018年3月31日現在)[1]
外部リンクhttps://www.kaikan.co.jp/
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株式会社東京會舘(とうきょうかいかん、: Tokyo Kaikan Co., Ltd.)は、宴会場結婚式場レストラン事業を展開する日本の企業。贈答用の洋菓子料理缶詰の販売も手がけ、婚礼事業ではテイクアンドギヴ・ニーズ(T&G)と提携している[2]
概要エントランス外観エントランス内観

1922年(大正11年)、「民間初の社交場」として皇居前に建てられた田辺淳吉設計によるルネサンス様式の初代本館で開業し[3]、当初から本格的なフランス料理を提供[4]。戦後、数年間は連合国総司令部(GHQ)に接収され、将校クラブとして営業する[4]1971年(昭和46年)12月には、谷口吉郎の設計にて建て替えられた二代目本館が竣工し[3]、世界的芸術家や政財界の大物が訪れ、エリザベス女王夫妻(1975年)も迎えた[4]。また文化人にも愛され、井上靖三島由紀夫らの著作にも登場してきた[4]
丸の内二重橋ビル内にリニューアルオープン

東京會舘と隣接し同様に老朽化していた富士ビルヂング東京商工会議所ビルの3棟が一体で建て替えられることになり、2019年(平成31年)1月8日、完成した丸の内二重橋ビルに三代目となる新本館をリニューアルオープンした[2]

新本館の丸の内4th通り外壁には長さ72mにわたる20枚のレリーフを設け、正面玄関のには初代本館からヒントを得たという重厚なアーチ状の装飾梁を設置[3]。またこれまでなかった長大な専用車寄せも備えられ、来訪者がスムーズに受け入れられるようになった[3]

1階エントランスロビーは2層吹抜けとし、二代目本館ロビーで設けられた猪熊弦一郎モザイクタイル壁画「都市・窓」を保存展示[3]。さらに初代本館から三代に渡り引き継がれたシャンデリアは従来の部品を解体清掃し階段室最上部に移設された[3]

メインバンケットルーム「ローズ」(2000名規模まで収容可能)は、建物がGHQに接収された際、天井を見上げた将校がほのかなピンク色の装飾がバラのように美しいと称賛したことから、「ローズ」と名付けられた逸話があり、新会館でもその名前がそのまま継承された[5]。丸の内エリアでは最大のバンケットで、国際規模の催しにも対応する[6]。初代本館の貴賓室を再現した「バイオレット」は、シャンデリアミラー、マントルピースは大正時代のものを使用[5]カーペットカーテンの柄も、初代本館の写真を見ながら二代目本館のときよりも忠実に再現した[5]。7階の皇居を望むチャペルの壁面は、皇居との連続性を意識し石垣とし、ひとつだけ、ハートの形の石が隠れている[5]

レストラン・バー・会員制クラブ・ショップが営業し、朝からこっそり酒が飲めるように牛乳を使ったカクテルマッカーサー元帥も愛飲したといわれ、メインバーで楽しむことができる[4]会員制のユニオンクラブには、各界著名人が多数在籍。クッキングスクールも併設し現役のシェフが講師を務める。

芥川賞及び直木賞の記者会見や受賞式会場として長年利用されてきたほか、多くの出版系授賞式の舞台となっているため、作家文芸家にとっては、憧れの場所であり続けている[7]

みどり会の会員企業であり三和グループに属している[8]
沿革初代本館の竣工当時の外観竣工当時の東京會舘(左)と帝國劇場(右)二代目本館


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