東京都立豊多摩高等学校(とうきょうとりつとよたまこうとうがっこう)は、東京都杉並区成田西二丁目にある東京都立高等学校。旧豊多摩郡に由来した校名。 旧制府立十三中を前身とする全日制普通科高校。2007年に進学指導推進校に指定された。かつては定時制普通科も設置されていた。開校当初は姉妹校である東京府立第一中学校(日比谷高校)を間借りしていた。現在の校地は39,000平方メートル(東京ドームの83%)ほどである。 学校内では自主自律を校風としている。学級委員を昔のまま級長、生徒を学友と呼び、行事や部活動は学友会という名称の生徒会が中心に運営されている。さらに、「文武両道」も謳っており、行事・部活動も盛んに行われている。2015年には、学友主導による自発的な委員会の再編が行われた。 伝統的に文化活動が盛んな校風であり、卒業生に宮崎駿、谷川俊太郎をはじめとする著名な文化人を輩出している。卒業式では本校卒業生の谷川俊太郎の詩「あなたに」を朗読するのが伝統となっている。 初代校長西村房太郎 文芸部、ラグビー部(第31回全国高校ラグビー)、サッカー部(1953年度全国高校サッカー)、水泳部は全国大会出場の経験があり、放送部は全国高校放送コンテストの全国大会出場者(アナウンス、朗読部門)もいる。また、屋上には口径30センチと都内の高校でも有数の望遠鏡があり、天文部が活動で使用している。 2019年(令和元年)、野球部が西東京大会で都立校唯一のベスト8入りを果たした。 (2015年-新委員会制度)
概要
基礎データ
交通
最寄り駅は、京王井の頭線浜田山駅と、関東バス五日市街道営業所バス停、豊多摩高校バス停(下り方面のみ)。学校裏の五日市街道で、関東バス 中35(中野駅 - 五日市街道営業所)、中36(中野駅 - 吉祥寺駅)、高43(高円寺駅 - 五日市街道営業所)の3系統が運行されており、下り方(吉祥寺駅・五日市街道営業所行)のみに「豊多摩高校前」の停留所があり、こちらを利用して通学する生徒もいる。
校歌
部活動
沿革
1940年 東京府立第十三中学校として東京府立第一中学校(現東京都立日比谷高等学校)内に設立。
1941年 東京府立豊多摩中学校と改称。
1942年 新校舎落成、現校地に移転。
1948年 学制改革により東京都立第十三新制高等学校となる。定時制課程設置。
1949年 学友会[2]、同窓会
1950年 東京都立豊多摩高等学校と改称、男女共学開始。図書館落成。校歌制定。
1952年 学区合同選抜制度導入。合唱コンクール・全校マラソン始まる。
1959年12月24日 火災により12教室が消失。
1966年1月31日 火災により300番校舎が消失[3]。
1967年 学校群制度導入、杉並高校・荻窪高校と33群を組む。
1969年12月15日 学生運動が活発になり生徒が学校を封鎖。期末テストが延期になる[4]。
1982年 グループ合同選抜制度導入。鷺宮・富士・武蔵丘・荻窪・杉並・西・永福の各校と31グループに編成される。
1993年 定時制を募集停止。
1994年 現在の単独選抜制度導入。現校舎竣工。
2003年 2学期制に移行する。
2005年 学友による委員会再編を実施。
2006年 同年度より東京都の重点支援校に指定。文部科学省から『学力向上拠点形成事業』の「確かな学力育成のための実践研究推進校」の指定を受ける。
2007年 進学指導推進校に位置づけられる
2008年 3学期制に戻す。
2009年 スポーツ教育推進校に指定。
2010年 進学指導推進校に指定。
学友会
学友会
学友会総会
中央協議会
運動委員会
文化委員会
選挙管理委員会
風紀委員会
環境委員会
行事委員会
保健委員会
図書委員会
記念祭実行委員会
体育祭実行委員会
学校行事
遠足 (4月)
学友会総会(5月)
合唱コンクール(6月)
球技大会(5月 - 6月)
縦割りホームルーム(7月)
記念祭(9月)
体育祭(9月)
修学旅行(11月)
地理野外調査(2月)
芸術鑑賞教室(2月)
学友会総会(2月)
ロードレース
球技大会(2月 - 3月)