「世田谷区立世田谷小学校」とは異なります。
東京学芸大学附属世田谷小学校(とうきょうがくげいだいがくふぞくせたがやしょうがっこう、英: Tokyo Gakugei University Setagaya Elementary School)は、東京都世田谷区深沢四丁目にある国立小学校。設置者は国立大学法人東京学芸大学。 国立大学法人東京学芸大学が設置する、幼稚園から高校までの11の附属校(13拠点)の一つ。 東京学芸大学教育学部の附属小学校として、以下3点を使命とする。 まず第一に挙げられるのが、教育実験校としての位置付け。東京学芸大学における研究理論の実践、検証の場であり、全国の研究、教育機関との連携の場である。 第二に、東京学芸大学教育学部の学生への教育実習機会の提供。6月、9月、10月、2月の年4回、各2-4週間実施され、1学級ごとの教育実習生の割当は秋の回では3-4名に上る。 初等普通教育の実施は、第三に位置付けられるものである。 「子どもが、人やもの、こととの豊かなかかわりを通して、自律性と共存性を高め、相互啓発的な生き方を追究していけるようにする」
概要
存在意義
教育理論の実験的研究ならびにその実証を行う。
東京学芸大学教育学部の学生の教育実習の指導を行う。
初等普通教育(公教育)を行う。
教育内容は、国語・算数など8教科名の入った時間割に基づく教科学習活動を3年生から行うなど、独自のカリキュラムにより、公立学校と比べかなり高度な教育を主要教科と総合学習において行っている。
教育目標
「思いゆたかに 考えふかく ともに生きる子」
充実した思考力…広い視野に立ち、合理的、創造的に考える子。
錬磨した感受性…人間や自然を深愛し、情操の豊かな子。
自覚的な社会連帯性…自他を尊重し、協力して社会を高めていく子。
徹底した実践力…心身ともに健全で最後まで頑張りぬく子。
沿革
1873年(明治 6年)- 教則講習所が開校。
1875年(明治 8年)- 東京府仮師範学校に改称。
1876年(明治 9年)
東京府小学師範学校と改称し、現在の東京都千代田区内幸町に開校。
3月10日 - 東京府小学師範学校附属小学校が開校。
11月. - 東京府師範学校附属小学校に改称。
1887年(明治20年)- 東京府尋常師範学校附属小学校に改称。(勅令第13号、1886年(明治19年)尋常師範学校官制公布による)
1889年(明治22年)3月 - 小石川区竹早町8番地に校舎を移転。
1900年(明治33年)3月 - 赤坂区青山北町5丁目24番地に校舎を移転。(小石川区の校舎は東京府女子師範学校となる)
1908年(明治31年) - 東京府青山師範学校附属小学校に改称。
1926年(大正15年) - 創立50周年記念式
1929年(昭和 3年)- 保護者会により、千葉県旧安房郡千倉町(現南房総市)に海の家「青山荘」(せいざんそう)を開設。
1936年(昭和11年)- 青山より世田谷区下馬(現:下馬中央公園)へ移転。
1941年(昭和16年)4月 - 国民学校令により、「東京府青山師範学校附属国民学校」に改称。
1943年(昭和18年)- 師範学校の官立(国立)移管・改称に伴い、「東京第一師範学校男子部附属国民学校」に改称。
1947年(昭和22年)4月 - 学制改革に伴い、「東京第一師範学校男子部附属小学校」に改称。
1949年(昭和24年)5月 - 新制大学東京学芸大学の発足により、「東京学芸大学東京第一師範学校男子部附属小学校」に改称。
1951年(昭和26年)4月 - 東京第一師範学校の廃止に伴い、「東京学芸大学附属世田谷小学校」に改称。
1955年(昭和30年)- 東京都世田谷区下馬から世田谷区深沢に移転を開始。
1957年(昭和32年)- 下馬より移転完了
1958年(昭和33年)- 体育館が完成(1981年(昭和56年)解体)
1966年(昭和41年)- 創立90周年記念式典。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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