東京外国語大学
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東京外国語大学

研究講義棟
大学設置1949年
創立1873年
学校種別国立
設置者国立大学法人東京外国語大学
本部所在地東京都府中市朝日町三丁目11番1号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度40分24秒 東経139度31分11秒 / 北緯35.67333度 東経139.51972度 / 35.67333; 139.51972座標: 北緯35度40分24秒 東経139度31分11秒 / 北緯35.67333度 東経139.51972度 / 35.67333; 139.51972
学生数4,144
キャンパス府中(東京都府中市)
本郷サテライト
(東京都文京区)
学部言語文化学部
国際社会学部
国際日本学部
研究科総合国際学研究科
ウェブサイトwww.tufs.ac.jp
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東京外国語大学(とうきょうがいこくごだいがく、英語: Tokyo University of Foreign Studies)は、東京都府中市朝日町三丁目11番1号に本部を置く日本国立大学1873年創立、1949年大学設置。大学の略称は公式では「TUFS」[注 1]、ほか東京外大(とうきょうがいだい)、外語大(がいごだい)、外大(がいだい)など。名称は「外国語大学」だが、3学部1研究科からなる総合大学である。(外国語を専門とする学部は言語文化学部。)
概観
大学全体

旧制東京外国語学校を前身とする大学である[1]

3学部3学科からなる総合大学で、外国語学部国際教養学部などに相当する言語文化学部、歴史学部国際関係学部などに相当する国際社会学部、国際日本学部がある。

言語文化学部では世界のさまざまな地域の言語文化を学ぶ。27の専攻言語がある。3年次からは「地域コース」と「超域コース」に分かれる。

国際社会学部では国際関係や問題を読み解くための知識を身につける。15の専攻地域がある。コースは政治学経済学など社会科学を中心に学ぶ「国際関係コース」、地域研究を中心に学ぶ「地域社会研究コース」、現代の国際問題を中心に学ぶ「現代世界論コース」の3つに分かれる。

国際日本学部では全体の4割に相当する外国人留学生とともに日本の政治経済文化などや日本語を中心に学ぶ。日本を世界の一国家として客観的にみる態度を養うことを目的とする。

2012年(平成24年)3月まで、7課程26専攻を設置する外国語学部 (Faculty of Foreign Studies) のみの単科大学だったが、2012年4月に改組され、言語文化学部と国際社会学部の2学部体制となった[1]。2012年4月以降改編された学部では、いずれの学部も「実用語学力の養成」を重視する一方、言語文化学部は人文科学領域の研究を重視し、国際社会学部は社会科学領域の研究に重きを置くカリキュラムとなっている。2019年4月には国際日本学部を設置した。

大学院は、教育組織として総合国際学研究科 (Graduate School of Global Studies) が設置されており、そこでは博士前期課程(4専攻)と博士後期課程(3専攻)が設置されている[注 2][2]
教育および研究

言語文化学部では世界中の言語が研究・教育されており[注 3]、多くの語学専門家が所属している。地域研究にも力点を置き、当該言語圏の政治、経済、社会、文化、習俗などについて教育・研究を行っている。

長きに渡って外交、文学、学界、マスコミ、商社、教育、芸術などの広い分野において卒業生の活動を見ることができる。
世界大学ランキング

2020年イギリスの大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ社 (Quacquarelli Symonds :QS)」の「QSアジア大学ランキング」では501位であり[4]言語学現代語などの分野はQS全世界大学学科のランキング上位151位から200位以内だった[4]
沿革
略歴

東京外国語大学の前身教育機関である旧制東京外国語学校は一度廃校を経て復活するなど複雑な経緯をたどって設立されたため、3つの設立年代があり、後述のように東京外国語大学はそれぞれを「建学」・「創立」・「独立」と称している。

 1896年、帝国議会に「外國語學校設立ニ関スル建議」が提出されると、翌年に高等商業学校に附属外國語學校が創立され、1899年に東京外國語學校として分離独立を果たした。現在の学則により創立年月日とされているのは1897年(明治30年)4月27日(高等商業学校附属外国語学校設立の日)であり、創立記念日も4月27日である(旧制校時代の沿革の詳細については東京外国語学校 (旧制)を参照)。そのため、本稿においては学則に定められた創立年である1897年(明治30年)を創立年としている。
年表「東京外国語学校 (旧制)」を参照

1811年(文化08年) - 徳川幕府高橋景保の建議により、天文方に蘭書翻訳局蛮書和解御用を附設する。

1855年(安政02年) - 蛮書和解御用が洋学所として独立する。

1856年(安政03年) - 洋学所が蕃書調所となる。

1862年(文久02年) - 洋書調所と改称。

1863年(文久03年) - 開成所開成所と改称。

1869年(明治02年) - 明治政府は開成所を母体に開成学校を創立、その後、大学南校に改称

1871年(明治04年) - 大学南校に独逸学仮教場を設置、大学南校を南校に改称、独逸学仮教場は洋学第一校となる。外務省が独魯清語学所を設置する。

1872年(明治05年) - 南校を母体に第一大学区第一番中学・第二番中学を設置する。

1873年(明治06年) - 第一大学区第二番中学を母体に独逸学教場を設置、さらに独逸学教場と独魯清語学所を母体として東京外国語学校を一ツ橋通町一番地に開設(建学の年)

1874年(明治07年) - 英語科が独立して東京英語学校(東京大学予備門第一高校中学校第一高等学校を経て、現在の東京大学)となる

1884年(明治17年) - 所属高等商業学校を設置

1885年(明治18年) - 8月に仏・独語学科が東京大学予備門に移行、9月に東京外国語学校及び同校所属高等商業学校を東京商業学校(現一橋大学)へ統合

1887年(明治20年) - 東京商業学校が高等商業学校に改称

1896年(明治29年) - 第九帝国議会で外国語学校の開設を建議

1897年(明治30年) - 高等商業学校に附属外国語学校(英仏独露西清韓語の7学科)が設置される

1899年(明治32年) - 高等商業学校附属外国語学校を東京外国語学校として分離設置

1944年(昭和19年) - 東京外事専門学校に改称

1949年(昭和24年) - 新制東京外国語大学が発足、12学科(英米、フランス、ドイツ、ロシヤ、イタリヤ、イスパニヤ、ポルトガル、中国、蒙古、インド、インドネシヤ、シャム)を設置。

1954年(昭和29年) - 修業年限1年の留学生別科を設置。

1960年(昭和35年) - 留学生別科を廃止し、修業年限3年の留学生課程を設置。

1964年(昭和39年) - アジア・アフリカ言語文化研究所を新設。


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