東京バベル
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東京バベル
ゲーム
ゲームジャンル世界を滅ぼした少年の、世界を救う物語
対応機種
Windows XP / Vista / 7
発売元propeller
メディアDVD-ROM
発売日2012年8月31日
レイティング一般
キャラクターボイスフルボイス
テンプレート - ノート
プロジェクトゲーム
ポータルゲーム

『東京バベル』(とうきょうバベル)は日本ゲームブランドであるpropellerより発売されたパソコンゲームソフトである。『メルクマールシリーズ』の第1作。キャッチコピーは、「――その武器(ちから)は、僕の存在理由(レゾンデートル)から生まれた」。
概要

滅び行く運命の世界で、神話に綴られた天使と悪魔、そして人間が浮遊煉獄『東京バベル』を舞台に織り成す死闘と贖罪の旅路を描く、伝奇バトルアドベンチャーゲームシナリオ東出祐一郎

東出の作品としては、18禁作品であった前作までと異なり、本作では対象年齢が一般向けとなっている。新約聖書や旧約聖書をベースとした、終末論的な世界観が特徴的である。メルクマールシリーズの第1作で、本作は以後も第2作『願いの欠片と白銀の契約者』と第3作『蒼撃のイェーガー[1]』まで連続発売されることになる。
あらすじ.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。あらすじの書き方を参考にして、物語全体の流れが理解できるように(ネタバレも含めて)、著作権侵害しないようご自身の言葉で加筆を行なってください。(2016年7月)(使い方

『神災』――それは、突如として訪れた世界の終焉。神の怒りとも言われるそれによって、天国の門は封鎖され、地獄は水没。無数に存在する並行世界もまた次々に崩壊を始め、行き場を無くした数多の魂が虚空へ消えていった。

生き残った天使と悪魔は最後の希望を抱いて彼の地に集う。――そこは、浮遊煉獄『東京バベル』

「人の子よ、巡礼せよ。七度の巡礼を経て、天国の門が開かれる」

それは神の啓示。七度の巡礼とは即ち、七つの階層の踏破。“鍵”となるのは、人間たち。数多の並行世界より人間を召喚し、東京バベルを踏破させる。そして最終階層に存在すると言われている天国への階段“ヤコブの梯子”を昇り、再び閉ざされた扉を開いて神の御許へ許しを乞う。生き残った者達は、招かれた人間と共に学園型集落『パンドラ』を拠点として贖罪の巡礼を開始した。

しかし、あらゆる並行世界から集められた人間、そしていずれも名高き天使と悪魔、力に、知恵に、あるいは別の何かに秀でた選ばれし精鋭たちは、悉くが巡礼の途中で狂い出す。脳に、心に、精神に鳴り響く祝福の合唱コーラスが彼らを壊し、やがて殺戮を繰り返すだけの壊れた巡礼者の成れの果て、『支配者』が狂気と兇器で塔を侵蝕していく。そう、未だに東京バベルの踏破は成されていなかった。当初の思惑と異なり巡礼は困難を極め、踏破は遅々として進まない。

そんな絶望的状況の中、一人の少年が東京バベルへ招かれる。少年の名は、天道刹那。人であって人ではない、滅び行く世界から掬い出された外典の怪物。

夜の魔女リリスに導かれ、刹那は東京バベルの踏破を目指す。――これは世界を滅ぼした少年の、世界を救う物語。

しかし、本当に神の元へ辿り着けば、全てが終わるのだろうか……? この状況下で、果たして神は……

――今、天使と悪魔と人間が織り成す、一大叙事詩が幕を開ける。
登場人物
主要人物
天道 刹那(てんどう せつな)
声:
神谷浩史本作の主人公。既に滅んだ世界の出身で、リリスによって東京バベルへと召喚され、天国へと至るための露払いを命じられる。天使や悪魔に比肩し得る運動神経、血中のナノマシンによる高速自己修復など、尋常ならざる戦闘力を誇る。世界の歴史の本流とはかけ離れた並行世界で生み出された、まさに外典の怪物。その一方で、人間らしい感情が欠落しているような印象を周囲に与えている。これは感情を使用する事が生まれてからほとんど無かったため、そういった神経が錆び付いて軋んでいるといったほうが正しい。人の身で支配者達に対抗すべく、莫大な魔力渦巻く魔剣、七つの罪の剣(ペッカーティ)で戦力を補強している。これは七つの大罪を「獣」として具現化する力を持ち、七種類の能力を自在に使い分けることが出来る特性を持つ。
リリス
声:沢城みゆき本作のヒロインの一人[2]。“夜の魔女”の異名を持つ悪魔。人類最初の女性・イヴより以前に創造された少女。アダムの最初の妻になるものの、即逃亡し並行世界と地獄をぶらついていたが、神災により東京バベルへ逃げ込んだらしい。常に飄々としていて掴みどころがなく、何かを企んでいるのかいないのか、考えているのかいないのか、それすらもあやふやな幻の女(ファントム・レディ)。なんだかんだで結構お人好し。天道刹那を見出し、彼を数奇な運命に導く。
久沓 空見(くぐつ そらみ)
声:伊藤かな恵本作のヒロインの一人[2]。第一階層の支配者によって、犠牲者として東京バベルに召喚された人間の少女。殺されかけていたところを刹那に助けられ、以降行動を共にする事となる。東京バベルに辿り着く以前の記憶が無く、他に頼るべき人も、行くべき場所も無いが、それを感じさせない怪物じみた天真爛漫さを誇る。天使と悪魔が存在し、自身は記憶も喪失していて、さらには世界的規模の危機であると聞かされてもなお呑気に構えているあたり、並大抵の胆力ではないといえる。そこに、強さとは異質な何かを刹那は感じている。ゲテルの「真実を見抜く瞳」を移植されたため、空見の眼も彼女同様に隠された真実を捉えることが出来る。
ラジエル
声:花澤香菜本作のヒロインの一人[2]。“神の秘密”の名を冠する天使。宇宙の創世の全てを綴った書物 “天使ラジエルの書(セファー・ラジエル)”の所有者であり、かつては楽園を追放されたアダムに本を渡して知恵を授けた。筋金入りのビブリオマニで、本ならば、たとえそれが文庫だろうが ハードカバーだろうが 電子書籍だろうが 羊皮紙に書き込まれたものであろうが、例外なく全部好きらしい。左手のタブレットPCには、無数の電子書籍と無数の胡散臭いファイルがあるという。現在は神災により過去の記憶を一部、そして天使ラジエルの書を喪失しているため自身の存在理由を謳うことが出来ない。
パンドラ
アダム
声:
櫻井孝宏原初の人間、世に知られているオリジナルのアダムではなく、東京バベルの現状を打開すべく、天使たちによって造り出された模倣体。刹那を上回るほど感情が乏しいが、これは精神汚染を避けるために意図的に感情が廃された結果であって、彼とは事情が似て非なる。刹那がこの東京バベルにおいて唯一、拒絶し、憎悪している存在。
イヴ
声:茅野愛衣アダムの妻にして原初の人間。物腰穏やか、礼儀正しくしっかりした少女だが、やや内気な性格で、基本的にはアダムの後ろに付き従って行動していることが多い。「留まっていたところで何にもならないから」という絶望的なまでの諦観がある故に、常に誰かに流されている。ただし、その流れには自ら身を投じることも多い。彼女が東京バベルにいるのも、ただ流れ着いた結果に過ぎない。
アスタロト
声:竹内良太“地獄の大公”にして、東京バベルとパンドラの設立に関わった人物。現在はパンドラの最高責任者として、校長室に居を構えている。女神イシュタルを源流としており、そのためか中性的な雰囲気を感じさせる青年。対立していた魔王たちが存在しない今、実質上パンドラの最高権力者と言ってよい。
カマエル
声:阿部敦“神の力”の名を冠する大天使で、破壊天使を率いてパンドラの保守管理を行っている。四大天使が行方知れずの今、彼が天使たちを指揮しており、普段は生徒会室で次から次へと舞い込んでくる問題に頭を悩ませている。
ベリアル
声:稲田徹“地獄の法学者”と呼ばれる魔王であり、パンドラでは教鞭を執っている。パンドラにおいて最も中立的な立ち位置の人物であり、気さくな人柄もあってか周りからの信頼は厚い。厳つい体育会系の外見とは裏腹に、“文系中の文系”であるとは本人談。アスタロトと並ぶ実力の持ち主であるが、本人は勢力を有することなく自由に活動している。
ルキフグス
声:山本兼平“地獄の大宰相”にして、アスタロトの側近。普段は影の中に潜り込んでおり、必要な時だけ姿を現す。周りから辛気臭いと思われていることを内心気にしているらしい。
ダンタリオン
声:斎賀みつき一つの脳に対し、複数の身体を持つ“群体”と呼ばれる存在の悪魔。数え切れない程のダンタリオンが存在する。また、基点は同じでも、肉体は別物として生活しているため、内面的にも微妙な差異が生じている。全世界の全書物が存在すると言われるパンドラの図書館の管理を任されている。
支配者
サマエル
声:
喜多村英梨不死身にして不老の蛇の化身である、毒と死を司る堕天使。神災を起こした首謀者と目されている少女。可愛らしい見た目に反して非常に残忍な性格で、敵対する者全てを死神鎌 (デスサイズ) で葬り去る。また、一連の騒動の裏の事情を知っている素振りがあり、陰で暗躍している。
ウリエル
声:岡本信彦“神の炎”を名乗る天使最上階位・熾天使(セラフ)にして四大天使の一人。神災以降、その行方が分からなくなっていたが、すでに壊れた存在となっている。執拗にラジエルを付け狙ってくるが、その真意は不明。外見はともかくとして、中身は既に灰燼と化しており、あらゆる説得に耳を貸さず、強烈なまでの殺戮衝動に狩り立てられている。天使達の中でも最上級の一人に数えられるだけあって、その戦闘力は言語を絶する。刹那が使用している七つの罪の剣は元々は彼の物。貸し与えている剣の代わりに、最後の審判にウリエルが振るうとされる巨大な閂、奈落の冥府(シオウル・タルタロス)を武器として使用する。これは自在に分離・結合する無数のパーツで構成され、対象が死ぬまで際限なく稼働する弾丸となる剣呑な代物。
ゲテル
声:大久保瑠美“隠された事柄”を司る天使だったが、精神を破綻させ支配者になってしまった。


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