東京クヮルテット
Tokyo String Quartet
2011年の東京クヮルテット
(左からマーティン・ビーヴァー、池田菊衛、クライヴ・グリーンスミス、磯村和英)
基本情報
出身地 アメリカ合衆国
ニューヨーク州 ニューヨーク
ジャンル弦楽四重奏
活動期間1969年 - 2013年
レーベルドイツ・グラモフォン
BMGクラシックス
RCAビクター
公式サイト ⇒tokyoquartet.com
メンバーマーティン・ビーヴァー (第1ヴァイオリン)
池田菊衛 (第2ヴァイオリン)
磯村和英 (ヴィオラ)
クライヴ・グリーンスミス (チェロ)
旧メンバー原田幸一郎 (第1ヴァイオリン)
ピーター・ウンジャン (第1ヴァイオリン)
アンドリュー・ドース
東京クヮルテット(英語: Tokyo String Quartet)は、米国ニューヨークを拠点に活動していた弦楽四重奏団。幾度かのメンバー交替を経て活動していたが、2013年6月をもって活動を終了した。 1969年にジュリアード音楽学校において結成された。創設メンバーは全員日本人で、桐朋学園大学の卒業生であり、斎藤秀雄の門下生であった。結成後まもなく、コールマン・コンクールやミュンヘン国際音楽コンクールなどで優勝し、ドイツ・グラモフォン・レーベルとの契約に至った。武満徹の『ア・ウェイ・ア・ローン』の世界初演も重要な業績である。 1981年に第1ヴァイオリンの原田が脱退し、団体は最大の危機を迎える。残ったメンバーは団体の継続を決定し、後任は日本人にこだわらないこととして、大学卒業間もないウンジャンを新たに迎えた。その後、BMGクラシックス(RCAビクター)に移籍。 録音数はアルバム40点にのぼり、数々の賞を獲得してきた。モントルー・ディスク大賞グランプリや、『ステレオ・レヴュー』誌ならびに『グラモフォン』誌における「室内楽部門年間最優秀賞」に輝き、グラミー賞にも7回ノミネートされている。 1994年の世界ツアー中、設立25周年を記念して、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲演奏に挑んだ。『セサミ・ストリート』などアメリカ合衆国のテレビ番組にもたびたび出演している。2003年から92nd Street Yをニューヨークの演奏拠点とし、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全16曲とピアノ曲を組み合わせた演奏会シリーズを2008年より3年間の計画で行う。 メンバーは、クヮルテット・イン・レジデンスとして1976年よりイェール音楽院に出講した他、桐朋学園大学をはじめとする世界各地でマスタークラスを開催した。 1995年からは、日本音楽財団より無償貸与された、名匠アントニオ・ストラディヴァリによって製造された楽器のコレクション(通称パガニーニ・カルテット
概要
2013年6月をもって、44年に亘る活動を終え、解散した。
歴代メンバー
第1ヴァイオリン
1969年-1981年 原田幸一郎 (創設メンバー)
1981年-1995年 ピーター・ウンジャン
1995年-1996年 アンドリュー・ドース(英語版)
1996年-2002年 ミハイル・コペルマン(英語版)
2002年-2013年 マーティン・ビーヴァー
第2ヴァイオリン
1969年-1974年 名倉淑子(創設メンバー)
1974年-2013年 池田菊衛
ヴィオラ
1969年-2013年 磯村和英(創設メンバー)
チェロ
1969年-2000年 原田禎夫(創設メンバー)