株式会社トーア紡コーポレーション
Toabo Corporation CO., LTD.種類株式会社
市場情報東証1部 3204
株式会社トーア紡コーポレーション(トーアぼうコーポレーション 英語: Toabo Corporation)は、繊維メーカーである。繊維製品製造業・ウール事業・半導体生産事業・不動産賃貸業などの事業を多角化経営をしている。平成期に国内の主力工場だった大垣工場などを閉鎖して、1990年代から2000年代にかけて中華人民共和国に生産拠点を移して、2010年代にベトナムに生産拠点を移した。東亜紡織株式会社や、トーア紡マテリアル株式会社などの企業を傘下にもつ持株会社である。
目次
1 沿革
2 主な傘下企業
2.1 日本国内
2.1.1 トーア紡マテリアル株式会社
2.2 海外生産拠点(中華人民共和国・ベトナム)
3 事業所
4 事業内容
4.1 衣料事業
4.2 インテリア・産業資材
4.3 非繊維事業
5 企業情報
6 併の歴史
7 教育
8 トーア紡と関連する人物と工場
9 脚注
10 参考文献
11 外部リンク
沿革
1922年(大正11年) - 資本金400万円で岩井勝次郎が設立した岩井商店系に岩井財閥の(現在の総合商社双日)が支援した企業として東亜紡織株式会社の前身である「中央毛糸紡績株式会社」が設立される。
1923年(大正12年)- 岐阜県大垣市に大垣工場が建設される。梳毛糸の製造が開始される。
1929年(昭和4年)に大阪証券取引所で取引を開始した。
1934年(昭和9年)- 三重県三重郡楠村に楠村長の岡田武兵衛によって誘致されて東亜紡織楠工場が建設される。梳毛糸の製造が開始される。同年4月に四日市市の四日市コンビナート付近の三重郡日永村泊地区に四日市工場が建設される。
1940年(昭和15年)- 東京市に事務所を開設する。
1941年(昭和16年)- 「中央毛糸紡績株式会社」と「錦華毛糸株式会社」が合併して、「東亜紡織株式会社」を設立する。
1943年(昭和18年)- 名古屋営業所が設置される。
1944年(昭和19年) - 「関西紡織株式会社」など9社を合併する。4月に 四日市工場が名古屋陸軍造兵廠に借り上げられる。
1946年(昭和21年 )- 梳毛糸及び毛織物の製造を開始する。
1948年(昭和23年)12月- 陸軍製絨廠四日市支廠が払い下げられて、泊工場と改称して、操業を開始する。
戦後の1949年(昭和24年)5月14日に、東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所の3つの市場に上場した。
1951年(昭和26年)12月に 大垣工場の復元が完了して、大垣工場の操業が開始する。
1962年(昭和37年)- 泊工場でタフテッドカーペットの製造を開始する。
1963年(昭和38年)- 泊工場でポリプロビレン綿の製造を開始する。
1967年(昭和42年)- 泊工場でニードルパンチカーペットの製造を開始する。
1972年(昭和47年)- 泊工場に織編部門を整備した。