東レ
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東リ」とは異なります。

東レ株式会社
Toray Industries, Inc.


本社
大阪本社
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社[1]
市場情報東証プライム 3402
1949年5月16日上場大証1部(廃止) 3402
2013年7月12日上場廃止名証1部 3402
2013年12月15日上場廃止福証 3402
2013年12月15日上場廃止札証 3402
2013年12月15日上場廃止LSE TKK
本社所在地 日本
本社 〒103-8666
東京都中央区日本橋室町2-1-1
日本橋三井タワー
大阪本社 〒530-8222
大阪府大阪市北区中之島二丁目3番18号
中之島三井ビルディング
本店所在地103-8666
東京都中央区日本橋室町2-1-1
設立1926年大正15年)1月12日
(東洋レーヨン株式会社)
業種繊維製品
法人番号5010001034867
事業内容繊維事業
プラスチック・ケミカル事業
情報通信材料・機器事業
炭素繊維複合材料事業
環境・エンジニアリング事業
ライフサイエンスその他
代表者日覺昭廣代表取締役会長
大矢光雄(代表取締役社長
萩原識(代表取締役副社長)
資本金1,487億73百万円
(2023年3月31日時点)
売上高連結:2兆4,893億38百万円
(2023年3月期)[2]
営業利益連結:1,090億01百万円
(2023年3月期)[2]
純利益連結:728億23百万円
(2023年3月期)[2]
純資産連結:1兆6,358億10百万円
(2023年3月期)[2]
総資産連結:3兆1,940億41百万円
(2023年3月期)[2]
従業員数連結:48,682人
(2023年3月末時点)
決算期3月31日
会計監査人EY新日本有限責任監査法人[3]
主要株主日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 15.95%
日本カストディ銀行(信託口) 8.29%
日本生命保険 4.45%
大樹生命保険 2.24%
(2023年3月31日現在)[2]
主要子会社関係会社参照
関係する人物安川雄之助(初代会長)
田代茂樹(元会長)
安居喜造(元会長)
榊原定征(元会長)
外部リンク ⇒www.toray.co.jp
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岡崎工場(愛知県岡崎市矢作町

東レ株式会社(とうレ、英語: Toray Industries, Inc.)は、東京都中央区日本橋室町に本社、大阪府大阪市北区中之島に大阪本社を置く、合成繊維合成樹脂をはじめとする化学製品や情報関連素材を取り扱う大手化学企業日経平均株価およびJPX日経インデックス400の構成銘柄のひとつ[4][5]

炭素繊維の開発・販売で世界首位。三井グループの中核企業の一つとしてその名を知られる。

コーポレート・スローガンは、「Innovation by Chemistry」(化学による革新と創造)。また同社の企業広告では「素材には、社会を変える力がある。」(MATERIALS CAN CHANGE OUR LIVES.)のフレーズも使用されている。

社名にあるレは再生繊維レーヨンを意味する(旧社名:東洋レーヨン)が、東レはレーヨンの生産を終了している。
概要

化学繊維は19世紀より実用化されており、日本でも1918年(大正7年)に、秦逸三らの手により帝国人造絹絲(現・帝人)が誕生していた時代でもあった。そうした時代の到来に対応すべく、三井物産の出資により東洋レーヨンとして、1926年大正15年)に創業した。滋賀県大津市に滋賀事業場を開設し、生産を開始する。1951年昭和26年)には米・デュポン社により開発された合成繊維、ナイロンの製造技術を導入し、1958年(昭和33年)には、帝人と共にポリエステル繊維「テトロン」(テは帝人の「テ」、トは東レの「ト」から来るもの)の生産を開始し、徐々に業績を上げてゆく。1964年(昭和39年)には、絹に似せたポリエステル繊維でつくられた、日本初の丸洗い可能な着物「シルック」を開発した。同じくしてアクリル繊維の「トレロン」も開発する。トレロンは、当時セーターなどのニットウェアを洗濯機などで洗うと縮んで着られなくなってしまうという不安を解消することに成功した。

一方、社名にもなったレーヨン糸については、1963年に生産を収束(レーヨン綿については、1975年まで製造)。社名と実業の乖離が生じたため、1970年1月に東レに社名変更した[6]

1970年(昭和45年)には、高級スエードに似せてつくられた人工皮革エクセーヌ」(現在も高級感を持つ化学繊維の代表となっており、自動車用内装材としては「アルカンターラ」のブランド名で世界展開)、テニスラケットなどに使用される炭素繊維「トレカ」、静電気の起こらない化学繊維「パレル」などを開発した。その後も1986年(昭和61年)には古舘伊知郎が出演したCMでも知られる家庭用浄水器「トレビーノ」(同社の開発した中空糸膜を利用)や、眼鏡レンズクリーンシートとして知られる「トレシー」(同社製の極細繊維を利用)など、現在も化学技術を軸に様々な製品を開発し、世に送り出し続けている。

各スポーツ大会へ積極的に協賛していることでも知られ、特に1973年(昭和48年)に初協賛して以来「東レ シルックトーナメント」から今日まで協賛し続けている「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント」などで有名である。その他、バレーボール部の「東レアローズ」(男子女子)や、ボート競技の「東レ滋賀ボート部」(滋賀事業場の所属)もある。

2008年(平成20年)に国連協会ニューヨーク本部から「ヒューマニタリアン賞」を受賞した。2008年(平成20年)のテーマは「環境・気候変動」で、ミレニアム・ゴールの#7(Millennium Development Goals; 2015年(平成27年)までに達成すべき21世紀の国際社会の8つのゴール)「環境の持続可能性の確保」をテーマに捉えた賞であり、環境配慮型事業活動ならびにCSR活動(水処理・造水事業の展開、炭素繊維による温室効果ガス削減への貢献、省エネ、職場改善等)が気候変動や社会の持続的成長に貢献していると評価され、日本企業としては初めて国連協会ニューヨーク本部 (The United Nations Association of New York) から「2008年ヒューマニタリアン賞 (Humanitarian Award) 」が贈られた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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