東ソー株式会社
TOSOH CORPORATION
種類株式会社
機関設計監査役会設置会社
市場情報東証プライム 4042
東ソー株式会社(とうソー、英: TOSOH CORPORATION)は、日本の大手総合化学メーカー。本社は東京都中央区にあるが、登記上本店は山口県周南市(旧・新南陽市)。旧社名は東洋曹達工業。東京証券取引所プライム市場上場。日経平均株価の構成銘柄の一つ[1]。
同社の企業メッセージは「明日のしあわせを化学する」である[2]。 苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー(VCM)、ポリウレタンといった「ビニル・イソシアネート・チェーン」事業に加え、石油化学事業(オレフィン、ポリエチレン、合成ゴム等)や機能商品事業(無機・有機ファイン製品、計測・診断製品、スパッタリングターゲット、電解二酸化マンガン、ジルコニアセラミックス、石英ガラスなど)をコアとして事業展開を行っている。 南陽事業所は、単一工場としては日本最大規模となる敷地面積(300万m2)と自家発電設備(825,000kW)を有し、周南コンビナートの中核をなしている。 設立当初から日本興業銀行(現・みずほ銀行)と関わりが深く、4代目から7代目の社長は同行の出身者だった。 塩ビモノマーの生産能力は、後述の爆発事故以前の2011年時点で120万トン(日本国内の3割強)を占めていた[3]。 歴代の東ソー社長(含・東洋曹達社長)代数氏名在任期間出身校出身母体
概要
沿革
1935年 - 日本曹達工業(現・トクヤマ)を退社した岩瀬徳三郎らによって、山口県都濃郡徳山町(現・周南市)の岩瀬宅に東洋曹達工業株式会社設立。
1936年 - 都濃郡富田町(現・周南市)で南陽工場操業。
1971年 - 四日市工場操業。
1975年 - 山形県酒田市を地盤とする株式会社鐵興社と合併。
1983年 - 旧鐵興社の酒田、石巻工場を分離して東北東ソー化学株式会社を設立。
1987年 - 東ソー株式会社に社名変更。
1990年 - 新大協和石油化学株式会社と合併。
1996年 - 塩化ビニル樹脂事業を分離し、東ソー・三井東圧化学(現・三井化学)・電気化学工業(現・デンカ)の共同出資による大洋塩ビを設立。
2014年 - 日本ポリウレタン工業と合併。
2020年 - 山形市にある存続が危ぶまれる事態となっていた複合文化施設「シベールアリーナ」の命名権を取得。名称が「東ソーアリーナ」となる[4]。
2024年 - 東京本社を八重洲セントラルタワーに移転予定。
事業所
登記上本店(山口県周南市)
本社(東京都中央区)
支店・営業所
大阪支店(大阪市中央区)
名古屋支店(名古屋市中区)
福岡支店(福岡市中央区)
仙台支店(仙台市青葉区)
山口営業所(山口県周南市)
事業所・事務所
南陽事業所(山口県周南市)
四日市事業所(三重県四日市市)
富山事務所(富山県富山市)
山形事務所(山形県山形市)
研究所・技術センター
無機材料研究所・有機材料研究所・技術センター(山口県周南市)
ファンクショナルポリマー研究所・高分子材料研究所・ウレタン研究所(三重県四日市市)
東京研究センター・アドバンストマテリアル研究所・ライフサイエンス研究所(神奈川県綾瀬市)
社長
初代岩瀬徳三郎1935 - 1944九州帝国大学日本曹達工業(創業者)
第2代別府良三1944 - 1944海軍機関学校海軍燃料廠
第3代今井富之助1944 - 1947東京帝国大学三井化学工業
第4代貞永敬甫1948 - 1952東京帝国大学日本興業銀行
第5代二宮善基1954 - 1968東京帝国大学日本興業銀行
第6代青木周吉1968 - 1979東京帝国大学日本興業銀行
第7代森嶋東三1979 - 1984東京帝国大学日本興業銀行
第8代山口敏明1984 - 1992一橋大学生え抜き
第9代田代圓1992 - 2001東京大学生え抜き
第10代土屋隆2001 - 2009東京工業大学生え抜き