杜の街グレース
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杜の街グレース
MORINOMACHI GRACE
杜の街グレース 第1期エリア
地図

店舗概要
所在地700-0907
岡山県岡山市北区下石井二丁目10-107
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯34度39分29秒 東経133度55分5秒 / 北緯34.65806度 東経133.91806度 / 34.65806; 133.91806 (杜の街グレース)座標: 北緯34度39分29秒 東経133度55分5秒 / 北緯34.65806度 東経133.91806度 / 34.65806; 133.91806 (杜の街グレース)
開業日第T期
2022年9月23日
正式名称杜の街グレース
施設管理者両備ホールディングス
設計者水戸岡鋭治(総合デザイン監修)
アーキスコープ
乃村工藝社
施工者竹中工務店
大林組
敷地面積38,005u
*第1期16,797.22 m²
延床面積105,113 m²5棟合計 
中核店舗WONSETO FOODHALL
店舗数30店
営業時間店舗により異なる
駐車台数400台
前身日本たばこ産業岡山工場

ジョイフルタウン岡山
最寄駅JR岡山駅
岡山電気軌道岡山駅前電停
最寄バス停バスターミナル参照
最寄IC岡山IC
外部リンクhttps://www.morinomachi-grace.jp/
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杜の街グレース(もりのまちグレース)は、両備ホールディングス岡山県岡山市北区下石井の再開発事業で整備を進めているオフィス、住居、商業、MICE施設からなる複合型施設である。
2022年9月23日に杜の街プラザを含めた全商業エリアが開業したことにより第1期全体開業を迎えた[1]第1期プロジェクトで建設されたオフィス棟「オフィススクエア」とマンション棟「岡山 ザ・タワー」

街区名の「杜の街グレース」は、人々が息づく鎮守の杜に由来し、両備グループの再開発ブランド名であるグレースを組み合わせ、水戸岡鋭治によって命名された[2]
概要

「杜の街づくりプロジェクト」として、岡山の未来へとつながり、地域に愛され日本に世界に発信する街を目指し、全敷地約3.8haを1・2・3期に分け、総事業費約800億円を超える投資額で「杜の街グレース」を開発する、地方都市の市内中心部としては全国でも最大級の大規模プロジェクトである。これほどの規模の開発でありながら、本事業は都市再開発法による市街地再開発事業ではなく、両備グループが100%出資する合同会社が直接再開発を行う形式をとっているため、国や市などからの補助金を一切受けずに開発する[3][4][5][6]

第1期プロジェクト

両備グループが全額出資する「杜の街づくりPJ1合同会社」による第1期開発として、総事業費300億円をかけ1万6800uのイトーヨーカドー岡山店跡の敷地に、商業・ヘルスケア施設棟(杜の街プラザ)、オフィス・商業棟(オフィス スクエア)、店舗棟(オフィス スクエア アネックス)、住居棟(岡山ザ・タワー)、駐車場棟の全5棟を整備する計画を発表。森ビル都市企画が開発の助言を担当し、ななつ星 in 九州などを手がけた実績を持つ岡山市北区出身で同グループデザイン顧問も務めている水戸岡鋭治が総合デザイン監修を行う[7]

それだけにとどまらず「世界に誇る岡山の未来につながる街」「日本中、世界中から足を運びたくなる街」という大きな目標を実現すべく、渋谷ヒカリエなど数々のブランディングに携わった柴田陽子阪急メンズ東京など多くの空間デザインを手掛ける乃村工藝社の松浦竜太郎、さらに世界的な彫刻家名和晃平など、岡山・瀬戸内の魅力を最大限に引き出すため、この街づくりに共鳴したそれぞれの分野の第一人者たちが集結しプロジェクトがスタートした[8]

施設の目玉となる西日本最大級のフードホールには、世界からも人が集まるようなフォトジェニックな空間にするため、松浦氏による世界中の人が思わず写真を撮りたくなる空間デザインを担当。また岡山・瀬戸内を代表する名店を中心にセレクトした、本当の意味での唯一無二のフードホールを創り上げた[9]

この「杜の街」の要となるランドスケープデザインを、植栽の第一人者として様々な商業施設のランドスケープデザインを手がけた実績のあるSOLSOの齊藤太一が自身としても最大規模の杜の街グレース全体の植栽を手がけ、屋外には熊本県産の12mのもみの木のシンボルツリーをはじめ岡山の在来種を中心に日本中、世界中の共生できる1000種類2万株の植栽を揃え、ゆったりとくつろげる空間の演出を手がけた[10][11]

このようにして両備グループが推進する「歩いて楽しいまちづくり」と「子どもも楽しいまちづくり」を体して世界に通じるミジュアリー(両備グループCEO 小嶋光信の造語で、ミドルクラス以上の生活で、精神的にも文化的にも心豊かなラグジュアリーなライフスタイルを求めている顧客層)なまちづくり開発を進め[12][13]、2021年7月のオフィス棟「オフィス スクエア」の開業を皮切りに2022年7月の第1期全体開業を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で海上輸送の混乱による資材調達の遅れなどにより2ヶ月遅れの9月23日に商業・ヘルスケア施設棟「杜の街プラザ」が開業、2023年に3・4階の天然温泉などが入るスパフィットネスフロアの開業をもって第1期全面開業を果たす予定[14][15]

またこの日は手話言語の国際デーと重なることから、全日本ろうあ連盟理事長が訪れ、手話放送などへの理解や普及に長年力を入れてきたOHK岡山放送が両備ホールディングスとともにゼロバリアな街づくりを目指して制作した、QRコードを読み取る事で、動画・字幕・音声で杜の街プラザ館内の案内をするシステム「シュワQ」を視察したり[16][17]、夜はシンボルカラーであるブルーで杜の街グレースや隣接する山陽新聞本社ビルなど市内中心部各所がライトアップされるなどした[18]

再開発などの不動産投資は長期スパンで計画する必要があるため、地方では両備グループのような大規模投資ができるだけの企業が少ないことから、この地元企業による「地方のあり方を変える」挑戦は、地元メディアはもとより東京や大阪など大手新聞社からも多数の取材陣が押しかけ[19]六本木蔦屋書店では本事業についてのパネル展示が行われたり[20]虎ノ門ヒルズでは本事業をテーマとしたトークショーが開催されるなど、依然高い注目を集めている[21]
略歴

2017年平成29年)

2月28日 - イトーヨーカドー岡山店が閉店[22]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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