杉浦直樹
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、1931年生まれの日本の俳優について説明しています。1971年生まれのハリウッド俳優については「ナオキ・スギウラ」をご覧ください。
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}画像提供依頼:顔写真の画像提供をお願いします。(2022年10月)

すぎうら なおき
杉浦 直樹
生年月日 (1931-12-08) 1931年12月8日
没年月日 (2011-09-21) 2011年9月21日(79歳没)
出生地 日本 愛知県岡崎市
死没地 日本 東京都
血液型B型
職業俳優
ジャンル映画テレビドラマ
活動期間1957年 - 2011年
配偶者あり(一度離婚歴あり)
主な作品

テレビドラマ
江分利満氏の優雅な生活
玉ねぎ横丁の花嫁さん
渡された場面
カンガルーの反乱
赤い魂
さらば女ともだち
華やかな誤算
父の詫び状
『幸福の条件』
家へおいでよ』映画
『新婚列車』
『パイナップル部隊』 CM
カネボウ薬用紫電改

 受賞
1984年アジア太平洋映画祭助演男優賞
1987年第25回ギャラクシー賞
1994年第2回読売演劇賞優秀男優賞
2001年第27回菊田一夫演劇賞

備考
2006年旭日小綬章受章
テンプレートを表示

杉浦 直樹(すぎうら なおき、1931年昭和6年〉12月8日 - 2011年平成23年〉9月21日)は、日本俳優フリーランス。血液型はB型
来歴・人物

愛知県岡崎市に生まれる。従兄は数学者東京大学名誉教授の杉浦光夫。戦争末期、愛知県岡崎中学校(現・愛知県立岡崎高等学校)に入学。1945年、学徒動員により日清紡績美合工場に送られ、終戦まで飛行機を作る毎日を送る[1]

1946年春、当時岡崎中学校で教鞭を執っていた画家の山本鍬太郎が演劇部を設立すると、すぐに入部[1]1948年4月の学制改革により愛知県立岡崎北高等学校に移る。杉浦の所属する演劇部は尾張、西三河、東三河の代表が競う県大会に一度出場するが、台本に三島由紀夫の作品を用いたことから審査員から「学生にあるまじきものだ」と批難を浴びた[2]1950年、岡崎北高校ではなく、岡崎高校を卒業した(高2回生)[3]日本大学芸術学部中退。在学中に、西村晃岡田英次ら所属していた新協劇団の研究生に。1950年内田良平小松方正らとともに新演劇研究所を設立し主に舞台演劇で活躍。スタニスラフスキー・システムのもと訓練を行った。

映画では、1957年石原裕次郎主演の『俺は待ってるぜ』でデビュー。続いて、1958年に石原裕次郎、小林旭宍戸錠出演の『錆びたナイフ』で印象的な敵役を演じ、注目を集める。1958年松竹に入社しにんじんくらぶに所属、二枚目役にも挑戦し活動範囲を広げる。1962年には松竹を退社し、1965年のにんじんくらぶ分裂後は、劇団欅の結成に参加した後、フリーとなった。この間、1963年頃、神戸市生田区のキャバレー「新世紀」前の路上で泥酔し、パトロール中の兵庫県警生田署員に発見され、職務質問を受けるとこれに殴りかかり、連行された生田派出所内で暴れてガラスを割り、トラ箱で一夜を過ごしたことがある[4]

以降はテレビドラマに比重を置き、向田邦子作品(『父の詫び状』『あ・うん』など)や『赤い魂』などの名作にも出演した。

2006年9月、脳梗塞を発症したため出演舞台を降板。以後はリハビリのために休業していたが、2011年8月に体調を崩し入院、9月21日午後7時23分に肺腺癌のため東京都内の自宅で死去[5]。79歳没。最期の言葉は「私の人生、メデタシ、メデタシ」「皆さんにありがとうと言って下さい」[5]

私生活では若いころに一度結婚していたがその後離婚、独身生活を長く続けていたが、晩年に再婚[6]酒豪・愛煙家であり、日本酒一升は軽く、たばこは両切りピースを好んでいた[5]。演技に生活臭がでるのを嫌い[5]、脳梗塞で倒れるまでは都内の一流ホテルで生活していた[5]錦鯉の愛好家であり、ホテルの部屋も庭の鯉が見える『1151号室』(いいこい)に宿泊していた[5]
受賞歴

1984年に映画『ときめきに死す』でアジア太平洋映画祭助演男優賞を受賞。

1987年にドラマ『今朝の秋』で第25回ギャラクシー賞を受賞。

1994年に舞台『恋ぶみ屋一葉』で第2回読売演劇賞優秀男優賞を受賞。

2001年に舞台『あ・うん』で第27回菊田一夫演劇賞を受賞。

2006年旭日小綬章を受章[7]

出演作品
テレビドラマ

私は告発します(1957年、
日本テレビ

照る日曇る日(1958年、NHK

ヤシカゴールデン劇場 / 恋人(1959年、日本テレビ)

隣りの椅子(1959年、日本テレビ)

敦煌(1960年、NHK)

近鉄金曜劇場朝日放送

浅草ろまねすく 前後編(1962年、TBS

半身(1963年、TBS)

あだこ(1964年、TBS)


鏡子の家(1962年、TBS)

東芝日曜劇場(TBS)

やさしき夜の物語(1962年)

札幌夫人(1963年、北海道放送

思いでの雪 樋口一葉(1967年、中部日本放送

夫婦のプレゼント(1969年、中部日本放送)

羽音(1969年、北海道放送)

偽りの季節(1970年、朝日放送)

女の休暇(1974年)

わが世の春(1975年)

愛する人は…(1976年)

女の秋(1976年)

危険な賭(1984年)

あたしも女よ(1984年)

優しい嘘(1985年、中部日本放送)

妻の二泊三日(1986年)

かたすみの椅子(1986年)

ファミリイネーム(1986年)

再会(1990年)

二組の、ちょっといい夫婦(1992年)

父の鎮魂歌 海軍主計大尉小泉信吉(1992年)


男嫌い(1963年、日本テレビ)

三百六十五夜(1963年、関西テレビ

図々しい奴(1963年、TBS)

Uターン禁止(1963年、フジテレビ

でっかく生きろ!(1964年、TBS)

男嫌いシリーズ 四重奏(1964年、日本テレビ)

風船(1964年、関西テレビ)

当選率1%(1965年、NHK)

日産スター劇場(日本テレビ)

鍵を拝借(1965年)

ママ、お嫁さんが欲しい(1965年)

命なりけり(1965年)

未亡人と四人の紳士(1965年)

出口はどこだい!(1965年)

おれの女だ(1966年)

競馬と女のあるかぎり(1966年)

嫌い!好き!!(1966年)

女の振り子が止まるとき(1966年)

奥様浮気をどうぞ(1967年)

誰かがあなたを待っている(1967年)

いとこ同志(1967年)

立ち入り禁止・恋と恋(1969年)


風雪(NHK)

落ち椿(1965年)

ある青春の息の寝 倉田百三(1965年)


てっぺん野郎(1965年 TBS)

雨の中に消えて[8](1966年、日本テレビ)

喜劇 はいから鯉さん(1967年、日本テレビ)

泣いてたまるか「先生勇気を出す」(1967年、TBS)

泣いてたまるか「からすなぜ鳴く」(1967年、TBS)

われら弁護士(1968年、日本テレビ) 

水曜劇場 / きんきらきん(1969年、TBS)

待ってますワ(1969年、TBS)

Oh!それ見よ(1969年、TBS)

あいつの季節(1969年、TBS)

バラエティドラマ 歌謡曲だよ人生は(1970年、毎日放送

ポーラ名作劇場 / 大変だァ(1970年、毎日放送)

水曜劇場 / 時間ですよ(1970年、TBS)

水曜劇場 / こけこっこー!(1970年、TBS)

テレビスター劇場

産科・歯科

(第1シリーズ)(1970年、毎日放送)


未婚・結婚・未再婚(1972年、毎日放送) - 安念太郎 役


日産火曜劇場 / 木下恵介アワー「たんとんとん」(1971年、TBS)

七つちがい(1971年、日本テレビ) - 八条 役

知らない同志(1972年、TBS) - 今西健太郎 役

ナショナルゴールデン劇場NET

にんじんの詩(1972年) - 山本昇 役

黄色いトマト(1973年) - 今井 役

ねぎぼうずの唄(1974年) - 田代 役

さやえんどう(1975年) - 田村京介 役

玉ねぎ横丁の花嫁さん(1976年) - 花丸銀平 役

渡された場面(1978年) - 越智達雄 役


私は忘れたい(1972年、TBS)

アイフル大作戦(1973年、TBS) - 南条京太郎

木下恵介アワーわが子は他人」(1974年、TBS) - 和泉元 役

家族あわせ(1974年、TBS)

真夜中のあいさつ(1974年、TBS)

はじめまして(1975年、TBS)

銀河テレビ小説 / 江分利満氏の優雅な生活(1975年、NHK) - 江分利満 役、ギャラクシー賞受賞作品

高原へいらっしゃい(1976年、TBS) - ルポライター・柳田 役

かあさん堂々(1977年、TBS) ‐ 千家冬樹 役

岸辺のアルバム(1977年、TBS) - 田島謙作 役

亭主の家出(1978年、九州朝日放送) - 浦山春男 役

水曜劇場 / なぜか初恋・南風(1980年、TBS)

あ・うん(1980年、NHK)- 門倉修造 役


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:41 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef