この項目では、書体設計者について説明しています。長野県駒ケ根市長については「杉本幸治 (政治家)」をご覧ください。
杉本幸治(すぎもと こうじ、1927年4月27日 - 2011年3月13日 )は、書体設計者。三省堂勤務を経てリョービ本明朝を制作した。タイポデザインアーツ主宰。
略歴
1927年4月 - 東京市下谷区(東京都台東区下谷)生まれ。東京府立工芸学校(現在の東京都立工芸高等学校)印刷科卒業。
1947年 - 三省堂入社。今井直一の元で本文用明朝体、ゴシック体、辞書用の特殊書体などの設計開発と、ベントン父型・母型彫刻システムの管理に従事し、書体研究室、技術課長代理、植字製版課長を歴任した。
1975年 - 三省堂の倒産に伴い退社。直後に晃文堂(のちのリョービイマジクス。リョービが吸収合併)の吉田市郎から依頼を受け、リョービ本明朝の制作を本格化。
1986年 - 本明朝Lが完成。その後のファミリー化、電子化にも携わる。
2000年から硬筆風細明朝体の必要性を痛感して「杉明朝体」を開発。
特発性肺線維症のため2011年03月13日午前11時26分逝去。
書体以外、謡曲・宝生流の師範としても多方面で活躍した。
外部リンク
⇒robundo type cosmique:電子活字:杉明朝体
⇒三省堂印刷
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更新日時:2019年7月7日(日)13:40
取得日時:2019/07/18 15:33