南北線
高架上の5000形
基本情報
国 日本
所在地北海道札幌市
種類地下鉄・案内軌条式鉄道
路線網札幌市営地下鉄
起点麻生駅
終点真駒内駅
駅数16駅
路線記号N
路線色 グリーン
開業1971年12月16日 (52年前) (1971-12-16)
最終延伸1978年3月16日 (46年前) (1978-03-16)
所有者札幌市交通局
運営者札幌市交通局
路線構造地上区間:南平岸駅 - 真駒内駅
車両基地南車両基地
使用車両使用車両の節を参照
路線諸元
路線距離14.3 km
線路数複線
電化方式直流750 V 第三軌条方式
最大勾配43‰
閉塞方式車内信号式
保安装置ATC、ATO
最高速度70 km/h[1]
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停車場・施設・接続路線
凡例
2.2N01 麻生駅
1.2N02 北34条駅
0.0N03 北24条駅
0.9N04 北18条駅
1.7N05 北12条駅
↓東豊線→
←JR北:函館本線→
2.7N06 さっぽろ駅
T09 ←東西線→
3.3N07 大通駅 →H08 東豊線
←市電狸小路停留場
3.9N08 すすきの駅
←市電すすきの停留場
H09 豊水すすきの駅
4.6N09 中島公園駅
↓←静修学園前停留場
5.6N10 幌平橋駅
豊平川/←市電↑
6.1N11 中の島駅
6.8N12 平岸駅
7.9N13 南平岸駅
9.1N14 澄川駅
10.4N15 自衛隊前駅
12.1N16 真駒内駅
南北線(なんぼくせん)は、北海道札幌市北区の麻生駅から同市南区の真駒内駅までを結ぶ、札幌市営地下鉄の路線である。車体および路線図や乗換案内で使用されるラインカラーは「グリーン」(緑: )。駅ナンバリングにおける路線記号はN。
中央のレールをまたいでゴムタイヤで走行する方式の案内軌条式鉄道であり、集電は架空電車線方式の東西線・東豊線とは異なり、第三軌条方式を採用している。 積雪寒冷地である札幌市ではモータリゼーションの進行で冬季の交通渋滞が深刻化していたことに加え、冬季オリンピックの開催が決定し、選手や観客の輸送にも対応可能な大量輸送交通機関の建設気運が高まったことが計画の端緒となった。1965年から札苗実験場でゴムタイヤ方式の試験車を使った各種試験に着手し、1967年に札幌市議会で建設が可決された。詳細は「札幌市営地下鉄#開業前のエピソード」を参照
路線データ
路線距離(営業キロ):14.3 km
駅数:16駅(起終点駅含む)
複線区間:全線
電化区間:全線(直流750 V・第三軌条方式)
閉塞方式:車内信号式 (ATO)
最高速度:70 km/h[1]
地上区間:平岸駅 - 真駒内駅
歴史
1966年(昭和41年)
6月 - 1985年度までの高速交通機関計画の一環として南北線藤の沢 - 茨戸間25kmの建設計画を策定[2]。
12月 - 地下鉄第一期建設計画の一環として南北線北24条 - 真駒内間の計画を策定[2]。
1967年(昭和42年)
6月 - 地下部分を西4丁目通り沿いの北10条-南7条間に決定[2]。
9月 - 南北線北24条-真駒内間12kmを緊急整備区間に指定[2]。
1968年(昭和43年)
1月26日 - 建設省からの指導を受け地下区間計画について北16条 - 中島公園間4.25kmから北24条-平岸間7.3kmへの延長案を審議[2]。
6月24日 - 北24条駅 - 平岸駅間地下区間7.3kmの地方鉄道敷設免許を取得[2][3]。
1969年(昭和44年)
2月7日 - 大通公園にて起工式開催[3]。
3月20日 - 北24条駅 - 平岸駅間着工。
10月22日 - 高架区間となる平岸駅 - 真駒内駅間の地方鉄道敷設免許を取得[4]。
1970年(昭和45年)
7月28日:平岸駅 - 真駒内駅間着工。
1971年(昭和46年)
札幌市長期総合計画にて建設計画を花畔 - 藤の沢間29kmに拡大[5]。
9月3日:真駒内駅を発車した試運転列車がポイント部分で脱線し、シェルターへ激突。運転士2名と、試乗客3人が負傷。車両の前頭部とシェルターが大破[6]。
12月16日:北24条駅 - 真駒内駅間 (12.1km) が開業。1000形(後に2000形に改番)車両が営業運転開始。札幌オリンピックの1か月半前に開業。開業当時から有人改札はおかず、全駅が自動改札であった。なお開業から数年間は、自動券売機で「五円硬貨」を使うことができた。
1972年(昭和47年)12月4日:北24条駅 - 麻生駅間延伸を市議会で可決[5]。
1973年(昭和48年)
5月12日:北24条駅 - 麻生駅間の地方鉄道敷設免許取得[5]。
6月29日:北24条駅 - 麻生駅間延伸工事着工[5]。
1974年(昭和49年)8月18日:全車両6両編成化[7]。
1978年(昭和53年)
3月16日:北24条駅 - 麻生駅間 (2.2km) が延伸開業。全車両8両編成化。
10月1日:3000形車両が営業運転開始。
1994年(平成6年)10月14日:霊園前駅が南平岸駅に名称変更。
1995年(平成7年)9月:北海道初の4扉車、5000形車両が営業運転開始。
1999年(平成11年)6月27日:2000形(1000形)車両が全車運用終了。
2008年(平成20年)
8月18日:札幌市営地下鉄初の「女性専用車両」を試験導入。9月12日まで。
12月15日:「女性と子どもの安心車両」導入[8]。
2009年(平成21年)1月30日:ICカード「SAPICA」導入。
2012年(平成24年)
3月25日:3000形車両が全車運用終了。