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札幌市円山動物園
Sapporo Maruyama Zoo
施設情報
愛称円山動物園
前身札幌市円山児童遊戯施設
専門分野総合
所有者札幌市
管理運営札幌市環境局
所在地〒064-0959
北海道札幌市中央区宮ケ丘3-1
位置.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯43度3分5.1秒 東経141度18分26.7秒 / 北緯43.051417度 東経141.307417度 / 43.051417; 141.307417
札幌市円山動物園(さっぽろしまるやまどうぶつえん)は、北海道札幌市中央区宮ケ丘の円山公園内にある動物園。札幌市環境局が管理運営を行っている[1]。 1948年(昭和23年)秋に恩賜上野動物園の林技師が札幌を訪れ、高田富與市長に動物園開設を勧めたことが開園の契機になっている[2]。1950年(昭和25年)に上野動物園から移動動物園を招いて、これが成功し動物園開設の機運が高まった[2]。 札幌市長の高田富與と助役の原田與作らが敷地を選定し、上野動物園園長の古賀忠道らによる調査を経て、1950年に現地の整地を行い、翌1951年(昭和26年)5月5日にまず児童遊戯施設「札幌市円山児童遊園」として開設された[2][3]。ここに動物を加えて同年9月に札幌市丸山動物園に改称し[3]、1952年(昭和27年)7月に動物園として正式に開園した[2]。 開設時に飼育された動物は、購入したヒグマ2頭、稚内市から寄贈を受けたエゾシカ、望来村で小学生が捕獲したオオワシ「バーサン」の計3種4点にすぎなかった[3]。動物が少なかったため多くの市民が動物の寄付を申し出て、飼育動物は数カ月でクマやキツネ、タヌキ、水鳥など約50種100点以上になった[3]。 北海道の中核的な動物園の地位を保ってきたが、年間入園者数は1974年の124万7千人をピークに減少し[4]、1979年を最後に100万人を割り込んだ[4]。2003年(平成15年)には旭川市の旭川市旭山動物園に入場者数が抜かれて道内首位から転落した[5]。インフラ面の整備に力を入れ始めた。その後、2005年からは年間パスポートも発行し、入場者数は増加傾向にある。2018年4月現在、169種939点(昆虫類を除く)が展示飼育され、総面積は224,780m2(未使用の原生林を含む)。 飼育下での自然繁殖が難しいとされるホッキョクグマの繁殖に、2000年以降成功している動物園。同園の「デナリ」(父)と「ララ」(母)が、2003年12月にメスの「ツヨシ」、2005年12月にメスの「ピリカ」、2008年12月に双子のオスの「イコロ」と「キロル」、2010年12月にメスの「アイラ」、2012年12月に双子のメスの「マルル」と「ポロロ」、2014年12月にメスの「リラ」を誕生させている。 また、飼育員の手によって育てられたチンパンジー「レディ」はなんどもTV等で特集されている。 以前は7月から8月の特定日に「夜の動物園」と称して開園時間を21:00まで(入園締切は20:30)延長していたが、2017年度からは、期間と来園者を限定して動物園職員と一緒に夜の動物園をツアー形式で回る「夜の動物園プレミアムツアー」を開催している。 休園日
概要
開園時間
3月 - 10月 : 9:30 - 16:30(入園締切は16:00)
11月 - 2月 : 9:30 - 16:00(入園締切は15:30)
毎月第2・第4水曜日(祝日の場合は翌日)
4月第2水曜日を含む週の月曜日から金曜日
11月第2水曜日を含む週の月曜日から金曜日
12月29日から12月31日
入園料
大人(高校生以上) - 800円
高校生(半額免除)- 400円。在学証明の提示が必要。
団体(大人30名以上) - 720円
円山動物園年間パスポートは2,000円。購入日から1年間有効。
中学生以下、70歳以上の札幌市在住者、身体障害者と介助者は無料。
沿革
1950年(昭和25年):東京都上野動物園の移動動物園を円山坂下グラウンド・円山公園で開催、移動動物園の成功を受けて札幌市への動物園建設の機運が高まる[6]。
1951年(昭和26年)
5月5日:「札幌市円山児童遊戯施設」として開業[7]、当初エゾヒグマのつがいとエゾシカ・オオワシ各1羽を飼育[6]。
9月:「円山動物園」に改称[6]。
1953年(昭和28年) : アジアゾウ「花子」来園。
1958年(昭和33年) : アカカンガルーの人工保育に国内で初めて成功し、繁殖賞を受賞。
1965年(昭和40年) : 年間入園者数100万人達成。
1966年(昭和41年) : 熱帯動物館が完成し、冬季開園実施。
1967年(昭和42年) : 国内で初めてダイアナモンキーの繁殖に成功。
1970年(昭和45年) : 海獣舎が完成。
1971年(昭和46年) : モノレール「なかよし号」開通、全長250m[8]。
1974年(昭和49年) : 爬虫類館、昆虫館が完成。ニシローランドゴリラ「ゴン」「メリー」来園。年間入園者数が124万7千人となりピークに達する[4]。
1975年(昭和50年) : 国内で初めてカオジロガン(人工孵化)、クロクモザルの繁殖に成功。
1977年(昭和52年) : 類人猿館が完成。国内で初めてアフリカタテガミヤマアラシの繁殖に成功。
1979年(昭和54年) : この年を最後に年間入園者数が100万人を割り込む[4]。
1980年(昭和55年)
5月17日 : 「世界の熊館」が完成[9]。
国内で初めてミズオオトカゲの繁殖に成功。