本気
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本気!
ジャンル
極道漫画
漫画
作者立原あゆみ
出版社秋田書店
掲載誌週刊少年チャンピオン
レーベル少年チャンピオン・コミックス
発表期間1986年38号 - 1996年34号
巻数全50巻
話数全446話
テンプレート - ノート
ポータル漫画

『本気!』(マジ)は、立原あゆみによる日本漫画1986年から1996年まで、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載された。それを原作とした映画、Vシネマ、アニメ作品が作られている。また、番外編と続編も描かれている。


目次

1 概要

2 登場人物

2.1 ヤクザ

2.1.1 風組

2.1.1.1 風組傘下赤目組

2.1.1.2 風組傘下渚組

2.1.1.3 本気の舎弟分、後の風組傘下渚組分家子組

2.1.1.4 風組傘下渚組分家菊地組


2.1.2 ソメヤ・エンタープライズ

2.1.3 集優会

2.1.3.1 集優会更草組

2.1.3.2 集優会地童組


2.1.4 銀竜流会

2.1.5 極地天道会

2.1.5.1 極地天道会天組

2.1.5.2 極地天道会図譜組

2.1.5.3 極地天道会泉微組

2.1.5.4 極地天道会春町組

2.1.5.5 極地天道会墓組


2.1.6 雪見会

2.1.6.1 雪見会烏組


2.1.7 ?会(けもの会)


2.2 オンナ達

2.3 一般人


3 組織

4 戦争・抗争

5 施設・設備

6 イベント

7 シリーズ作品

8 映像化作品

8.1 アニメ版

8.1.1 アニメ版キャスト

8.1.2 アニメ版スタッフ


8.2 映画版

8.2.1 映画版キャスト

8.2.2 映画版スタッフ


8.3 オリジナルビデオ版

8.3.1 オリジナルビデオ版キャスト

8.3.2 オリジナルビデオ版スタッフ

8.3.3 オリジナルビデオ版シリーズ一覧



9 外部リンク


概要

少年誌では珍しい本格的な極道漫画である。主人公・白銀本気のキャラクターは少年誌らしい人情感溢れる純粋な正義漢として描かれ、ヤクザ物にありがちな上昇志向やエロ描写、非合法な金儲けは抑えて描かれている。前作の「ぼくはウイリー」にはソープランドの描写がある。

初期はチンピラの青春ものという雰囲気だったが、徐々にカリスマ的な魅力を持つ極道の物語になった。なおタイトルは「本気(ほんき)」と書いて「マジ」と読む、作者特有の命名法であり、主人公の通称と掛け合わせたダブルミーニングとなっている。なお、本気と書いてマジと読ませるルビは、本作以前の『寄席芸人伝』や『めぞん一刻』でも確認できる。
登場人物

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肩書は重複する。重複している部分には強調を施す。
白銀 本気(しろがね まじ)
「しろがね もとき」と読むが、「まじ」と名乗っている。血液型A型。自ら"パープー"と称している。生まれは北海道帯広。千葉の渚橋(船橋市がモデル)の「渚組」組員。中学時代、憧れだった教育実習の若い女教師をレイプした級友を刃物で刺し、経緯を自供しなかったため少年院に入り、出所後、渚組に入る。ごく初期はお調子者のチンピラだったが、トレードマークになる黒いスーツを着るようになってからは落ち着いたキャラに。持ち前の男気と人情心で人を惹きつけるが、その分敵も多い。本人にその気はないが風組総長の跡目候補。久美子に恋するが、自分は極道と一線を引いている。久美子が病に倒れ、余命いくばくもないことを知ると、引退して結婚する。久美子が死んだ後渚組に復帰したが、一生久美子を想い続けていく。久美子と同じ病気に罹患するが、久美子の病気から始まったドナーをめぐる奇妙なめぐり合わせにより、病気は奇跡的に完治する。刺青はバイオリンを弾く観音様(本城久美子をイメージした)に鯉と髑髏をあしらった物。渚組チンピラ→風組傘下渚組平河内付若衆(銀バッジ)→渚組(金バッジ)→風組行儀見習→風組組長護衛(赤バッジ)→風組幹部(草書金バッジNo.13)→極地天道会天組客分→極地天道会天組組長代理
ヤクザ
風組
風岡翔(かぜおか しょう)
渚組も属する関東最大の極道の組織「風組」の総長。ひょんなことで知り合った本気を自分の後継者として見ている。とても穏やかな人物だが、日本中の極道が震え上がる大親分。昭和中期、老舗の組だった岡組と戦後の愚連隊から成り上がった集優会との抗争に巻き込まれ、岡組の跡目を継ぎ、関東を束ねる風組総長となる。刺青は風神。本作の前に連載されていた『熱くんの微熱』にも登場しており、スピンオフ出演(世界観は別)。そちらではヤクザの組長兼人気少女漫画家。アシスタントに吉田窓(麻呂)がいることから立原本人のイメージらしい。『本気!』のごく初期のみ風組若頭や側近も『熱くんの微熱』に登場したキャラが使われていた。さらにスピンオフ作品の『本気!番外編1 風』では、若き日の風岡が風組を作っていくまでの話が描かれている。第一部最終シリーズでは成り行きで、風組と、風組を破門された本気の元に集まった日本中の若い本気シンパの極道(通称・本気組)との抗争に発展してしまい、それに対し強攻策を打ち出した。表向きは本気との全面抗争を行うが、実は跡目の気がない本気に自分を討たせ、本気に自分の跡を継がせる腹づもりであった。
望月健次(もちづき けんじ)
風の草書No.1。風組の代貸兼望月組の組長。本気が風組に行儀見習いに来た際に最初に風組の仕来り等を教えた人物。穏やかで、常に本気の味方側にいた人物だが、第一部最終シリーズの“風組対本気組”では本意ではないが本気を潰すべく動く。旧岡一家からの古参。シマ内の住民を大事にし、住民とのコミュニケーションを欠かさない。キャバ嬢・ソープ嬢に対しては「お姫さま」と言い敬意を払っている。
長野正(ながの ただし)
風の草書No.2。風岡の跡目を狙い、後継者と目される本気を目の敵にしてさまざまな罠を仕掛けてくる。最終話で失脚する。
渚音二郎(なぎさ おとじろう)
風の草書No.2。初代渚組組長。渚組参照。
平河内公平(ひらかわち こうへい)
風の草書No.3。渚音二郎より草書を引き継いだ。渚組参照。
小間勝政(こま かつまさ)
風の草書No.4。小間組組長。古参の大親分で本気を気に入っている。旧岡一家からの古参。
山田主税(やまだ ちから)
風の草書No.5。主税会会長。どちらかといえば長野派であったが、基本的に多数派につく風見鶏。
五社谷剛史(ごしゃだに たかし)
筋を重んじる古い極道で、そのためひょんな事から本気の反目に回り、それが風と本気の一大抗争に発展する。その件に関して責任を感じている。風の草書No.6。五社谷組組長。
錦匠一郎(にしき しょういちろう)
風の草書No.7。錦組組長。経済ヤクザで仁義を軽んじる性格。ゆえに長野に利用され本気とぶつかり、敗北した上に自滅同然に草書も失い、長野にも裏切られ全てを失う。
紅花備前(べにばな びぜん)
風の草書No.8。風組最強軍団。風組の中でも、特に戦闘力では群を抜く組で、武装や組員の戦闘力は随一。しかし対外的な戦闘よりも、むしろ内部の秩序維持のために暗躍することが多い。旧岡一家からの古参。
赤目新山(あかめ しんざん)
風の草書No.9。赤目組組長。風組きっての武闘派。普段のシノギはサラ金。本気とは対極の性格ながら、風組本家に行儀見習いに来た本気を誰よりも買っており、風対本気の抗争が起こるまで常に本気の側に立っていた。


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