本川越駅
東口外観(2021年8月)
ほんかわごえ
Hon-Kawagoe
(時の鐘と蔵のまち)
◄SS28 南大塚 (3.6 km)
本川越駅(ほんかわごええき)は、埼玉県川越市新富町一丁目にある、西武鉄道新宿線の駅である。「時の鐘と蔵のまち」という副駅名が2012年10月20日から付けられている[3]。駅番号はSS29。同線の終着駅。
管区長配置駅であり、「本川越駅管区」として航空公園駅 - 当駅間の各駅を管理している[2]。 頭端式ホーム2面3線を有する地上駅である。ホームの北端に1階改札口、特急券うりば、駅事務所、AEDなどがある。また、待合室、コインロッカー、多機能トイレも設置されている。西武本川越ペペや川越プリンスホテルと直結している2階改札口は午前9時から午後9時までの営業となっている。ホームから2階改札口へは階段のほか、エスカレーターが設置されている。 特急は乗車・降車ともに2番ホームで対応している。1・4番ホームは10両編成分の有効長があるが、2・3番ホームは7両編成分であり、車止めは1・4番ホームよりも南側にある。このため、8両編成である001系「Laview」は新宿線の定期特急への導入は行っていない。また、2階改札口への階段・エスカレーターは2・3番ホームの車止めよりもさらに北側にある。 当駅から脇田信号場までの約900メートルは、新宿線で唯一の単線区間である。この区間の途中でJR川越線と東武東上線の高架をくぐっているが敷地が狭いために複線化は行われていない。 歴史的な経緯により当駅に起点を示す0キロポストが立てられたが、駅改良工事に伴い0キロポストがなくなり、現在は4番ホーム側の線路脇にある0.3キロポストから始まっている(詳細は西武新宿線#キロポストについてを参照)。かつては駅北側のバス回転所まで線路が延びており、機回し線と踏切があった。 構内には駅ナカ店舗が出店している。出店店舗の詳細及び併設の駅ビル・西武本川越ぺぺの出店店舗の詳細は公式サイト「 ⇒フロアガイド」を参照。 かつて2階には川越市役所本川越駅証明センターが設置されていたが、2019年(平成31年)3月31日をもって閉鎖された[9]。 ホーム路線行先備考 (出典:西武鉄道:駅構内図 2009年7月4日より、2番ホームの発車メロディは当市を舞台にした連続テレビ小説『つばさ』の主題歌「愛の季節」(アンジェラ・アキ)をアレンジしたものに変更されている[10]。 西武鉄道新宿線 本川越駅・脇田信号場間 配線略図 ↑ JR川越線西川越駅↑東武東上本線川越市駅
年表
1895年(明治28年)3月21日 - 川越鉄道川越駅開業[1]。現在川越市の中心にある3駅(川越駅・川越市駅・本川越駅)の中で最も古くからある。
1940年(昭和15年)7月22日 - 鉄道省川越線開業に伴い、本川越駅に改称[4]。
1953年(昭和28年)3月21日 - 現在地に移設。
1975年(昭和50年)4月1日 - 専用線貨物取扱廃止[5]。
1982年(昭和57年)3月15日 - 駅構内改良工事完成[6]。
1990年(平成2年)8月2日 - 駅構内改良工事完成。ホームが従来の3面5線から1面2線になる。
1991年(平成3年)9月5日 - ステーションビルオープン。
1998年(平成10年) - ホームの改修を実施。島式1面2線から現在の2面3線ホームとなる。
2002年(平成14年) - 改札口有人通路をオープンカウンター式に変更。
2006年(平成18年)11月11日 - 駅開業111周年として、快速急行国分寺行が運行される。
2007年(平成19年)3月28日 - 天皇・皇后とスウェーデン国王カール16世グスタフ夫妻が川越観光のために当駅を利用。それに伴い、お召し列車と露払い列車が運行される。
2009年(平成21年)6月11日 - 駅売店がTOMONYとしてリニューアルし開店。
2012年(平成24年)10月20日 - 副駅名に時の鐘と蔵のまちが追加された[3]。
2016年(平成28年)2月20日 - 西口開設[7][8]。同時に駅前ロータリー供用開始。東口の名称を「蔵のまち口」に改称[7]。
駅構造
のりば
1 新宿線所沢・高田馬場・西武新宿(国分寺)方面一般種別用
2特急「小江戸」専用
3(未使用)
4 新宿線所沢・高田馬場・西武新宿(国分寺)方面一般種別用
1階改札口(2021年8月)
2階改札口(2021年8月)
自動券売機(2021年8月)
駅構内。2面3線構造で中央の線路を両側のホームで共有する(2015年1月)
配線図