末吉中継局
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末吉中継局
民放局のデジタル中継局(2016年)
送信波地上デジタル放送
地上アナログ放送(運用終了)
FMラジオ放送
送信放送局NHK鹿児島放送局
南日本放送 (MBC)
鹿児島テレビ放送 (KTS)
鹿児島放送 (KKB)
鹿児島讀賣テレビ (KYT)
空中線電力デジタルTV、FM:10W
アナログTV:100W
中継先大隅福山中継局・輝北中継局など(アナログテレビ放送)
受信元鹿児島親局テレビ・FM放送所(NHKG/NHKE/MBCアナログ)
大隅中継局(NHKG/MBC/KTS/KKB/KYTアナログ)
指向性鹿児島県内
放送区域曽於市、霧島市、鹿屋市、都城市の各一部
受信世帯10,328世帯(地上デジタル放送)
開局1965年12月16日
設置場所鹿児島県曽於市
特記事項:
開局日はNHK総合・教育、MBC(アナログテレビ放送)。
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末吉中継局(すえよしちゅうけいきょく)は、鹿児島県曽於市末吉町の高之峯にあるテレビ・FMラジオ放送の中継局。鹿児島県を放送対象地域としている放送局が設置している。
概要

曽於市末吉町・財部町を主な送信エリアとしており、曽於市大隅町鹿屋市輝北町霧島市福山町[1]にも受信している世帯がある。

宮崎県との県境にほど近い場所に設置されている。宮崎県にある民間放送局(テレビ)が2局のみ(鹿児島県は4局)であることから、曽於市に隣接する宮崎県都城市三股町では末吉中継局や鹿屋中継局向けにUHFアンテナを設置する世帯が少なくない。宮崎日日新聞(宮崎県の地方紙)の番組表ではアナログテレビ放送終了(2011年7月23日)まで「都城」のチャンネルとして末吉中継局の番号が掲載されていた。

ただし、宮崎県方面へは送信アンテナが設けられていないため、県境に近い地域(都城市五十町、今町梅北町など)を除いては放送区域外とされており、区域外の地域(都城市街地・旧北諸県郡域など)で良好に受信するためには高性能アンテナを使用あるいは地元CATV局であるBTVに加入する必要がある。

FM放送はNHK鹿児島放送局のみが末吉中継局を設置しており、民放であるエフエム鹿児島は設置していない。しかし、曽於市周辺では鰐塚山から送信されている宮崎県のFM局(エフエム宮崎)の電波を容易に受信できる。
送信設備

南から「民放局のデジタル中継局・KTS/KYTのアナログ中継局」、「NHK(テレビ)のデジタル中継局・NHK(テレビ)・MBC/KKBのアナログ中継局」、「NHK-FM放送の中継局」が並ぶ。
デジタルテレビ放送民放局のデジタル中継局兼KTS・KYTのアナログ中継局(2008年)

2008年8月29日に予備免許、10月1日に本免許が付与。9月18日から本放送と同様の試験放送を実施し10月6日に本放送を開始した。

ID放送局名物理
チャンネル
空中線
電力
ERP放送対象地域放送区域
内世帯数
1MBC
南日本放送2010W27W鹿児島県10,328世帯
2NHK
鹿児島教育2423W全国
3NHK
鹿児島総合23鹿児島県
4KYT
鹿児島讀賣テレビ2628W
5KKB
鹿児島放送19
8KTS
鹿児島テレビ放送21

アナログテレビ放送アナログテレビ中継局群(2008年)
左側がKTS・KYT(デジタル兼用)、中央がNHK・MBC・KKB。右側は建設中のNHKデジタルテレビ中継局NHK・MBC・KKBのアナログ中継局(画像中央、2008年)
画像右は建設中のNHKデジタル中継局

1965年12月16日にNHK・MBCの中継局が開局し、後にKTS・KKB・KYTも中継局を設置した。2011年7月24日のアナログテレビ放送終了に伴い運用を終了した。

VHF局(NHK・MBC)は鹿児島市の城山鹿児島本局)からの電波を、UHF局は鹿屋中継局からの電波を曽於市大隅町の大隅中継局を経て中継していた[2](アナログ放送末期にはNHK総合・MBCも大隅中継局経由のルートと併用)。UHF局が鹿屋・大隅中継局経由であるのは、鹿児島本局がある鹿児島市紫原と末吉中継局の間に位置する桜島が障害となって、直接受信が不可能であったためである。MBCが設置した中継局としては初めてUHF帯を使用した中継局でもあった。

チャンネル放送局名空中線
電力ERP放送対象地域放送区域
内世帯数
46KYT
鹿児島読売テレビ映像100W
/音声25W映像310W
/音声77W鹿児島県不明
48KKB
鹿児島放送映像290W
/音声72W
52KTS
鹿児島テレビ放送映像310W
/音声77W
56NHK
鹿児島教育映像270W
/音声67W全国
59NHK
鹿児島総合鹿児島県
62MBC
南日本放送映像280W
/音声69W

FMラジオ放送NHK-FMの中継局(2016年)

NHK-FM放送の中継局のみが設置されている。エフエム鹿児島については鹿児島本局・阿久根中継局姶良中継局・鹿屋中継局を遠距離受信することになるが、全国ネット番組に限ればエフエム宮崎でも聴取することが出来る。

周波数
MHz放送局名空中線
電力ERP放送対象地域
84.9NHK
鹿児島FM10W11W鹿児島県

脚注^霧島市に関係のある中継局の開局情報 - 霧島市公式ウェブサイト(2013年10月21日時点のアーカイブ)
^ 『NHK年鑑(1966年版)』『鹿児島テレビ10年史』による。

参考文献

『鹿児島テレビ10年史』 鹿児島テレビ放送、1980年。

『全国テレビジョン・FM・ラジオ放送局一覧』 NHKアイテック、2002年。

『MBC50年の軌跡』 南日本放送、2004年。

『鹿児島県財部・薩摩川内・末吉・伊集院・吉松・種子島地区の地上デジタルテレビジョン放送局に予備免許
九州総合通信局、2008年8月29日。

『無線局等免許情報検索』 総務省、2008年8月29日閲覧。

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、末吉中継局に関連するカテゴリがあります。

鹿児島親局テレビ・FM放送所 - 鹿児島県のテレビ・FM局の親局送信所)の説明。NHKと南日本放送(アナログ放送)は城山の送信所を受信中継局としている。

隼人ラジオ放送所 - 鹿児島県のAM局の親局の説明。

大隅中継局 - 曽於市大隅町にあるテレビ中継局。アナログテレビ放送ではNHK教育テレビを除いて大隅中継局からの電波を中継する(NHK総合テレビ・MBCは鹿児島親局と併用)。


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