未来ロボ_ダルタニアス
[Wikipedia|▼Menu]

未来ロボ ダルタニアス
ジャンル
ロボットアニメ
アニメ
原作八手三郎
総監督長浜忠夫(途中まで)
監督佐々木勝利
脚本五武冬史田口章一
辻真先、金子裕、中原朗
平山公夫、高浜千鶴
キャラクターデザイン聖悠紀金山明博
メカニックデザインサブマリン、村上克司
音楽筒井広志
アニメーション制作日本サンライズ
製作東京12チャンネル
東映東映エージエンシー
放送局#放送局参照
放送期間1979年3月21日 - 1980年3月5日
話数全47話
テンプレート - ノート

『未来ロボ ダルタニアス』(みらいロボ ダルタニアス)は、1979年3月21日から1980年3月5日まで、東京12チャンネル(現・テレビ東京)で毎週水曜19時30分から20時(JST)に全47話が放送された、東映テレビ事業部制作のロボットアニメ
概要

本作品は、1976年から1979年までテレビ朝日系列にて放送されていたロボットアニメ「長浜ロマンロボット3部作」の延長線上に位置する作品である[1]。3部作の最終作品である『闘将ダイモス』の早期終了に伴い、本作品は広告代理店として参加していた東映エージエンシーの機転(放送枠の交換)によって、放送局を東京12チャンネルに移す形で放送された[注釈 1]

本作品でも、東映テレビ事業部が企画を担当、アニメーション制作を日本サンライズ(現・バンダイナムコフィルムワークス)に委託するという、「長浜ロマンロボット3部作」以来の制作体制が踏襲されている。東映テレビ事業部企画によるロボットアニメ路線は、本作品以降も『ビデオ戦士レザリオン』(1984年)まで継続されているが、前述した日本サンライズとの提携は本作品で終了[1]。本作品に参加した日本サンライズのスタッフ陣は、番組の終了後に本作品の路線を一部継承した『無敵ロボ トライダーG7』や『最強ロボ ダイオージャ』を制作した[1]。監督(総演出)は長浜ロマンロボット3部作に引き続いて長浜忠夫が務めたが、『ベルサイユのばら』参加のために途中降板し、各話演出であった佐々木勝利が後任を務めた[1]

物語は、アレクサンドル・デュマ作の小説『三銃士』がモチーフになっている。ストーリーの前半は、王道的な「亡国の王子のお家再興物語」の雰囲気だが、後半に進むに従って専制君主制の矛盾点に目を向ける物になっており、最終的には同じ悲劇を生み出さぬために予期せぬ展開を迎えることになる[1]。またシリアスな作風であった『ボルテス』『ダイモス』などの反省から、本作品では下町コメディの要素も取り入れられた[1]。スタッフには、判りやすく「『てんとう虫の歌』のロボット版を創ろう」との説明もなされた。

本作品では、長浜ロマンロボット3部作に比べ子供向けとなり、美形悪役も登場しないことから『ダイモス』までのアニメファンからの支持は得られなかった[1]。本作品の放送開始から遅れること半月後には、同じ日本サンライズ制作の『機動戦士ガンダム』が始まり、さらに『サイボーグ009』(同作品も日本サンライズ制作)や『科学忍者隊ガッチャマンII』『新・巨人の星II』など、1979年はアニメファン向けの話題作が多かったことも要因の一つとされる[1]。こうした日本国内での評価とは別に、コルピ・フェデリコ(イタリア語版)によると、本作品はイタリアでは大人気番組だったそうで、本作品の「戦時下でも明るくたくましく生きる」という雰囲気は戦時下のイタリアに似ているそうである[3]
商品展開

メインスポンサーであるポピー(現・バンダイBANDAI SPIRITS)では、本作品以前の商品はDX超合金とジャンボマシンダー、1,500円前後のスタンダード超合金とポピニカというのが一般的だった。しかし、購買層が少子化と子供のテレビ離れで減少していたため「客数の落ち込みを単価アップでカバー」という方針を採り、「DX超合金[注釈 2] 未来合体ダルタニアス」は5,800円と高額な価格設定が施された。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:144 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef