木野まこと
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美少女戦士セーラームーンのキャラクター
登場(最初)Act 5「まこと ?SAILOR JUPITER?」
美少女戦士セーラームーン・第25話「恋する怪力少女、ジュピターちゃん」
作者武内直子
声優篠原恵美テレビアニメ
小清水亜美Crystal
俳優#キャスト 節を参照
プロフィール
愛称まこちゃん
別名セーラージュピター
性別女
種類地球人
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木野 まこと(きの まこと)は、メディアミックス作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物

初登場は原作漫画・『Crystal』第5話、実写版第6話、テレビアニメ第25話。DICエンターテイメントによる北米版の名前はLita Kino(リタ・キノ)。
人物

セーラージュピターに変身する、ボーイッシュな怪力少女。天然パーマの茶髪[注釈 1]ポニーテールに結い上げ、薔薇のピアスとボンボンのヘアゴム[注釈 2]を着用。170cm以上の身長とグラマラスな体型、緑色の目を持つ。皆に「まこちゃん」と呼ばれているが、これはうさぎが名づけた愛称である。

初登場時は区立十番中学校の転校生。巨漢を一撃で倒すほど喧嘩が強く、ヤンキーのように男言葉[注釈 3]で喋る姐御肌。十番中学の女子制服はサイズアウトしてしまい、転校前の中学の制服(長袖のカーキの編み上げセーラー)を着用する[注釈 4]。テレビアニメと実写版では「愛着がある」という理由で転校前の制服を着続けている。十番高校への進学後は制服も新調した。

転校当初は「不良で乱暴者」という噂を流されていたが、実は誰よりも乙女チックな優しい性格。家事全般が得意でお嫁さん・ケーキ屋さん・花屋さんになる夢を持つ。憧れの先輩に「バカでっかい女は嫌い」とフラれた過去を持ち、生来の怪力と高い身長にコンプレックスを感じている。

将来の夢に向けて料理の腕を磨き、毎朝栄養満点の手作り弁当を作って登校し、うさぎたちにも手作りお菓子をご馳走する。かわいいファンシーグッズ集めが趣味で、植物(特に花や草木など)も大好き。部屋では大量の観葉植物を育てている。武闘派でスポーツにも強く、原作では天王はるかと柔道対決をしたり、テレビアニメではフィギュアスケートや社交ダンス、クルーザーの運転もこなす。勉強が苦手で成績はうさぎをやや上回る程度だが、家庭科の成績だけは良い。ただしテレビアニメ『セーラースターズ』では成績が上がり、水野亜美と補習を免れている。

両親を飛行機事故で亡くしてマンションに一人暮らしで、事故のトラウマで飛行機(特にエンジン音)が苦手。高所恐怖症という説もある。しかしテレビアニメにおいては飛行機を怖がる描写がなく、第188話ではアイドルグループ「スリーライツ」との夜間飛行ツアーにうさぎを除くメンバーと参加し、普通にジェット旅客機に乗っていた。

原作初期設定では「地の神ガイア」に変身する念動力者の「地野まもる」という名前で、15歳ばかりの仲間達より年上の17歳[1]。未成年にもかかわらず煙草を吸うような不良少女だった[2]

うさぎのことを原作・実写(『Crystal』も)では「うさぎ」、テレビアニメでは「うさぎちゃん」と呼んでいる。
プロフィール

年齢:14?16歳、ラスト22歳(原作)14?16歳(テレビアニメ)14歳、ラスト18歳(実写)

誕生日:
12月5日

誕生石:トルコ石

性格:気は優しくて力持ち

星座:射手座(射手座の守護星木星

血液型:O型

好きな宝石:エメラルド

好きな色:シュガーピンク

好きな食べ物:チェリーパイミートローフ

苦手な食べ物:なし(実写版ではじゃがいも

好きな教科:家庭科

苦手な教科:物理

趣味:料理バーゲン

特技:家事全般、乗り物の運転、フィギュアスケート

嫌いなもの:飛行機(原作。前述の通り、両親を亡くしたトラウマによる)

将来の夢:お嫁さん、ケーキ屋さん、花屋さん

経歴:?→港区立十番中学校転入→都立十番高校

原作漫画

男勝りでぶっきらぼうだが、気は優しい。月野うさぎ地場衛を呼び捨てし、孤児同士でもある衛に共感を持つ。失恋した先輩の名前はサザンカの花が好きだった「二梃木」。表向きの転校理由は先輩にフラれた悲しみだが、本当の理由は無意識下で前世からの運命に引き寄せられたこと[注釈 5]。転校前は親友がおり、Act17では「その頃はまだ友情の本当の大切さが分かっておらず、何も言わずに引っ越してきてしまった」と後悔を述べている。

第二部act16によると、雷を操る影響か生まれつき「帯電体質」を持ち、あやかしの四姉妹のペッツが撒いた悪性のウイルスに罹患した時は帯電を制御できなくなった。衛の後輩・浅沼一等に想いを寄せられるが、まこと自身は慕ってくれる浅沼をかつての親友に重ねている。ペッツとの戦いで紅のルベウスに連れ去られ、暗黒惑星ネメシスの地下牢に囚われたが、セーラームーンの力によって脱出。ちびうさにつきっきりの衛の心情をセーラームーンに代弁した。

第三部では園芸部の後輩に「まこちゃん先輩」と呼ばれている。花の品種に詳しく園芸部の植物を増やし続け、妖花テルルンを購入した。デス・バスターズのカオリナイトの呪術でテルルが復活すると、無限植物園に誘われて花の香りで操られかけ、外部太陽系戦士の加勢で事なきを得る。セーラームーンと外部太陽系戦士の接触を禁じるものの、シプリンとプチロルとの戦いでは「伝説の聖杯」に心を一つにしてセーラームーンをパワーアップさせた。男性体の天王はるかに空手勝負で敗れて「女だから男に勝てなくて当然と思っている」と指摘され、性別に囚われずに堂々と振る舞うはるかに憧れるようになった。

第四部では自分の店を持つ夢を叶えたばかりの新人店長に化けたデッド・ムーンのホークス・アイを「キラキラしてる」と憧れ、正体を明かしたホークス・アイに将来の夢への悩みを煽られて洗脳されかけるが、ガーディアン・ジュピターとの出会いでセーラークリスタルを手に入れてパワーアップ。洗脳を媒介するアマゾンストーンを壊してホークス・アイを倒した。

受験戦争編『まこちゃんのユーウツ!』では、受験勉強からの逃避でファンシーグッズやお菓子作りなどの趣味に没頭した。
テレビアニメ

基本的に仲間はちゃん付けで呼ぶ。弱い者いじめが大嫌いで悪人には威圧的だが、根は真面目で気を許すと素の少女らしい性格を見せる。噂によれば、喧嘩ばかりして前の学校を追い出されてしまったらしい。水野亜美と仲が良く、昼食や通学を共にしている。細やかな気遣いが得意で、普段は仲間の言葉をフォローしたり、戦闘でも先陣を切って仲間を庇いながら敵を迎え撃つ。ハイウエストのパンツやタイトスカート系の私服を好む。

極端に惚れっぽく、カッコいい男の人を見ると「失恋した先輩にそっくりだあ…」とすぐ恋に落ち、一途に尽くしてはフラれてしまう。先輩に部分的に似ているだけでも盲目になるほど夢中になるが[注釈 6]、本人の中の先輩像がコロコロ変わるのでその実像は分からずじまいだった。フィギュアスケート社交ダンスクルーザーの操縦にも秀で、特にフィギュアスケートは前世が得意だったのも影響してか、第39話で軽々とプロ顔負けの技を披露して自慢の怪力で逆リフトを決めてみせた。アニメイトカセットコレクションでは目玉焼きが不得意だったが、後にテレビの某料理番組をチェックして克服している。

初登場時にはクレーンの丈を「先輩にそっくりだ」と一目惚れする。ボディーガードを名乗って後をつけ、丈を守ろうとゾイサイトと戦ったが「バカでっかい女の子、俺のタイプじゃないんだ」と振られてしまう。虹水晶を奪われた丈が変化した妖魔七人衆ゲーセーンを投げ飛ばして額に守護星マークを光らせ、ルナに変身ペンをもらってセーラージュピターに変身した。先輩に声がそっくりの古幡元基に心変わりするが、元基には西村レイカという恋人がいて失恋する。その後も再アタックを表明し、ダーク・キングダムのDDガールズ戦では元基の幻を見るが『R』からは元基に特別な想いはなくなる。

うさぎをセーラー戦士のリーダーにするというルナの意見には仲間入りの直後だったので返事を保留し、友達を思ううさぎに好感を持つ。「火野レイがうさぎをいじめているのでは」と疑っていたが、レイのうさぎへの思いを知って見直した。DDガールズ戦では自爆技のシュープリーム・サンダーで二人のDDガールズを道連れにして戦死するが、最終決戦では魂となってセーラームーンに力を貸し、セーラームーンの最後の願いで記憶を消されて過去の世界に転生した。

『R』では第47話(Rの第1話)時点で既に十番中学校に在籍。『カセットコレクション3』によると、偶然会った亜美とクラウンに行っている。最初は記憶がなかったが、カーディアンにセーラームーンが倒されかけてルナに記憶を戻された。

『R』第49話では幼なじみの少年・篠崎(声 - 沼田祐介)が登場する。辛い時にいつもそばにいてくれた篠崎を「恋人よりもずっと大事かもしれない人」と言い、自分を庇って大怪我した篠崎を助けようと輸血したが、彼を遠くから見守ろうと回復を待たずに帰ってしまう。『SuperS』第137話には転校前の中学の親友・高瀬智子(声 - 根谷美智子)が登場し、仲間への呼び方と違って呼び捨てをしている。智子の小説を読んで雑誌投稿を勧め、その後人気小説家となった智子が深刻なスランプに悩んでいると知って会いに行った。

PCエンジン版では四天王のネフライトを信用してうさぎと庇い、「プリンセスだとか、四守護神だとか、知ったこっちゃないね。あたしは今のうさぎちゃんを守ってやってるんだ」と啖呵を切っている。『R』第65話や『SuperS』第154話では失恋経験と考え方の違いで愛野美奈子と対立した。『S』ではセーラームーンに厳しいウラヌスとネプチューンに敵対するが、「カッコいい女性」である天王はるかに憧れを抱き、「女の子も女の子に恋することがある」と考えるようになっていった。

『S』第105話では敵に力負けして山籠もりして修行に明け暮れ、仲間の力を借りてピンチを脱すると自ら敵に止めを刺した。『S』第106話では白樺高校の見学で陸上部のエルザ・グレイに美奈子共々「陸上向き」と評価された。『スターズ』第174話では高校の槍投げ部で豪快な槍投げを披露し、「あなたがいればインターハイ出場間違いないわ」と部長に言わしめ、強く入部を勧められた。『スターズ』第179話の大気光との会話によると、料理研究会に入部しているらしい。

『SuperS』第147話では衛の大学のダンスパーティで壁の花になってしまい、亜美にダンスを誘われ、素敵な青年紳士にもダンスを誘われて夢のような時間を過ごした。パーティーが終わった後もダンスする約束をして一晩中待ち続けたが、タイガーズ・アイに騙されたと知って失恋してしまい、自分はダンスに憧れていたのだと自己分析して吹っ切れる。

『セーラースターズ』のネヘレニア編では、ネヘレニアの幻覚にかかったうさぎを守って捕まってしまうが、落としたバラのピアスがうさぎを正気に返した。第196話ではセーラースターライツとうさぎを庇い、スターシードを抜かれて消滅したが、心を取り戻したギャラクシアにスターシードを返されて復活する。
実写版

身長170センチ、9頭身のプロポーションを持つ美少女。髪型は基本的にポニーテールだが、Act.31で覚醒してからは髪を下ろすこともある。変身前はストレートヘアで、変身後にのみ薔薇のピアスとポンポン玉のヘアゴムをつける。

原作・テレビアニメに近い性格で、ぶっきらぼうで男勝りだが優しく面倒見がいい。料理が得意で可愛いグッズを好むなど、女の子らしい面も持つ。両親を亡くしたり、憧れていた先輩や友達が離れて孤独を感じている。じゃがいもが苦手。

惚れっぽい性格はあまり見られないが、好きな人に似ていたという理由で、騙されていると思いながら雨の中で待ち続けるという一途さは共通している。家庭環境に悩む仲間を見守っていたが、前世が明らかになると命を賭けて戦士の使命を果たそうと思うようになり、妖魔を道連れに自爆攻撃をしかけてヴィーナスを動揺させる。

古幡元基に好意を寄せられ、初めは興味を持たなかったが次第に意識するようになり、後に自分がセーラージュピターだということを告白する。スペシャルではフラワーデザイナーとなっており、うさぎと衛の結婚式でブーケトスを受け取った元基からプロポーズを受けた。
ミュージカル版

バンダイ版では性格と設定はテレビアニメに近い。また、セーラー戦士の中でも配役の変更が多く、長身の女優が多く起用されている。
『Crystal』版

基本的な設定・行動は原作と同様だが、巾着袋を自分で作ったりと乙女チックな面が強調されている。失恋の理由は想いを寄せていた先輩に彼女が出来たことによるもの。実写版同様、両親を失ったことや、憧れた先輩や友達が離れてしまう孤独心をネフライトに指摘され絶望しかけるが、うさぎの言葉によって立ち直り、セーラージュピターに目覚めた。

また、ネフライトとの前世での恋仲設定が掘り下げられ、その事実を知った際に彼を倒すことを躊躇していた。
セーラージュピター

木星守護星に持つ雷(いかずち)と保護の戦士。バンダイミュージカルでは「愛と勇気の戦士」、実写では「雷と勇気の戦士」を自称。格闘戦を得意とするパワー系戦士で、ティアラに内蔵した避雷針のアンテナに稲妻を帯電させて操る。花と嵐の力も操るが、テレビアニメでは電撃技のみを使用。

コスチュームは緑色(エメラルドグリーン)。パステルピンクのリボン、コンバットブーツ、変身前と同じバラのピアスとボンボンのヘアゴムを着用。襟のラインは3本(テレビアニメでは連なる2本)。実写版と原作新装版以降ではバラのポプリのチェーンベルトも装備する。
原作・『Crystal』『Eternal』

原作第三部および『Crystal』『Eternal』の決め台詞は「雷の星!木星を守護にもつ保護の戦士!セーラージュピター!」。『Crystal』『Eternal』での名乗りシーンの背景は、木星と黄色系のバラの花。緑色のオーラを身体に纏って飛行できる。
テレビアニメ

決め台詞は「しびれるくらい、後悔させるよ!」(『Crystal』と『Eternal』でも使用)、「木星に代わってヤキ入れてやるよ!」もあるがほとんど使われない(ネルケミュージカルでも使用)。名乗りシーンの背景は緑色のレース模様。四守護戦士でも一番の攻撃力を持つ彼女は、最も頼りになる存在[3]。セーラーチームで唯一敵に肉弾戦を挑み、戦闘の中心的存在として描かれることも多い。アジト侵入で電撃による破壊行為を行なったが、終盤では省略された。テレビアニメ第56話の歌舞伎風の決め台詞は「持って生まれたこの力!稲妻パワーのセーラージュピター![4]」。
ミュージカル

バンダイミュージカルでの決め台詞は「愛と勇気の戦士、セーラージュピター!」。
実写

決め台詞は「雷(いかずち)と勇気の戦士、セーラージュピター!木星に代わっておしおきだ!」。草木の風の声を聞き[5]、強敵にも怯まず常に戦いの先領に立つ、勇気を持つ戦士として[6]、マーズと並ぶエース格として頭角を表す。電撃技も強いが特に肉弾戦が得意で、セーラー戦士で一番のパワーと身体能力を生かしたダイナミックな格闘技はマーズ、ヴィーナスをも上回る。長い足を生かしたハイキックは強力で、妖魔の胸板を正確に打ち抜く[注釈 7]
備考
木星の英語名・ジュピターの語源になったローマ神話ユピテルは雷を操るギリシャ神話ゼウスと同一人物とされ、惚れっぽい性格はゼウスの多情な性格から取られている。太陽系最大の惑星・木星は、強い重力で天体の衝突を引き受けて他の内部太陽系惑星を保護していたと考えられ、セーラージュピターも高い身長と怪力や保護の性質を持つ戦士となっている。雷と植物の力、薔薇のアイテムとイメージカラーの緑、第五部のジュピターオークとオーク・エボリューションは、中国五行思想の「木気」から取られた。嵐の力は木星の外観の特徴・大赤斑が木星大気圏の「台風」にあたる気象現象であることに取材された。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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