木村秋則
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きむらあきのり
木村秋則
自然栽培講座(主催:新潟自然栽培研究会)で混植について講義(2012年4月23日)
生誕1949年11月8日
青森県弘前市(旧・中津軽郡岩木町
国籍 日本
出身校青森県立弘前実業高等学校
職業リンゴ農家
団体株式会社木村興農社
著名な実績世界で初めて無農薬無施肥でのリンゴ栽培に成功
肩書き木村興農社社長[1]
配偶者木村美千子
公式サイト ⇒http://www.akinori-kimura.com/
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木村秋則(きむら あきのり、1949年11月8日 - )は青森県弘前市リンゴ農家。自然栽培の第一人者であり[2]、11年かけて無農薬無施肥リンゴ栽培に成功した[3]
経歴

1949年に青森県中津軽郡岩木町(現弘前市)で三上家の次男として生まれた[4]青森県立弘前実業高等学校商業科を卒業後、集団就職トキコ(現日立オートモティブシステムズ)に入社[4][1]。原価管理課に配属され経理を担当した[4]

1971年に「農業を手伝ってほしい」と父に説得され帰郷し、リンゴ栽培を中心とした農業に従事する[1]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}最初は土地の広い諸外国のような機械による大規模栽培を志し、アメリカ製の大出力トラクターを使ってトウモロコシ栽培を行っていた[注釈 1][要出典]。1972年に中学校の同窓生と結婚し、リンゴ農家である木村家の婿養子になった[5][6]
安心して行ける畑を

妻は農薬に弱い体質で、散布するたび体調を崩し寝込んでおり[7][8]、「妻が安心して畑に行けるようにしたい」と無農薬栽培を始めた[9][8]

リンゴの木には葉食性昆虫や果実に穴を空けて入り内部を食害するシンクイガなどの虫が発生するだけでなく、落葉を引き起こす斑点落葉病や褐斑病、果実に黒い病斑ができる黒星病といった病気がある[10]。このため、多種類の殺菌剤殺虫剤を含む化学合成農薬の利用なしにリンゴの生産はできないと考えられている[10]

1974年から農薬を減らし始め[8]、品質農薬の散布回数を年10回以上から5回、翌年には3回、翌々年に1回に減らした。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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