この項目では、東京都江東区木場について説明しています。その他の用法については「木場 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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木場
町丁
木場駅 4番出入口(2008年7月)
木場(きば)は、東京都江東区の町名。現行行政地名は木場一丁目から木場六丁目。住居表示実施済区域。 江戸の材木商は日本橋付近に集まっていて材木河岸を形成していた。1657年の明暦の大火の被害が甚大であったことから幕府は神社仏閣や大名屋敷などを郊外に移転させるなど江戸の町を大改造する計画を立てた。この中で材木河岸を墨田川の対岸にある深川に移転させることになり材木商たちに命令を下した。当時の日本では建築物はほぼ全て木造であり、橋や船、道具なども木でできていた。このため大量の木材を必要としており、材木商人たちの中には巨万の富を築いた者も多かったので深川の街は大変発展したという。 明治維新以降になると、木場の沖合いの埋め立てが進み、木場は内陸となり海が姿を消してしまった。1915年(大正4年)7月23日、木材業者らが設立した木場銀行が破綻。木材商42業者が倒産した[5]。1969年(昭和44年)、沖合の埋立地に新しい貯木場、新木場が建設されたため、従来の貯木場は埋め立てられて跡地に木場公園が作られた。 木場公園内の池で、浮かべた木材に乗る伝統芸「木場の角乗(かくのり)」が貯木場としての歴史を現代に伝えている[6]。 木場公園が、木場・平野・三好にかけ広がる(公園の南半分が木場、北半分が平野、そして公園の北端にある東京都現代美術館が三好となる)。 イトーヨーカドー木場店(2000年〈平成12年〉11月16日開店)などが入居する深川ギャザリアがある[7]。2010年4月に完成した深川ギャザリアW2棟には、りそなホールディングス本店、東京本部、およびりそな銀行東京本部(東京営業部・不動産営業部(東京)と両営業部の口座勘定を除く)、埼玉りそな銀行東京本部が移転し、同年5月6日から営業を開始した。
歴史
地理で冬木、富岡、牡丹、古石場と接する。
地名の由来であり、それらに由来する地名は日本各地にある。以上の地名は海もしくは川沿いに面しており、これは木材を海路で運んだり、上流で切り出した木をそのまま川に流したためである。
商業施設